任せたい新卒1年目になるための大切な心がけと2つのコツ
こんにちは、Uniposの斉藤です。
年功序列が崩壊し、一人ひとりが能力をつけていかねば勝ち残れない世の中になってきましたね。
あまり鼻高々に言うことではないのですが、私は今上場企業の執行役員をしながら、その企業におけるUniposという事業のカンパニー社長を任されています。
新卒で入社し、2年で事業責任者となり、3年で子会社社長、4年で本社執行役員と大いに任されるキャリアを歩んできました。
自分自身まだまだ成果は出し切れていないし、未熟であることは棚に上げて
「任せたい人」にはどうすればなれるのか?
について私自身とても大事にしている日々の行動を振り返りながら「任せたい人のなり方」について書いていこうと思います。
「任せたい人」はどんな人か?
「任せたい人」を定義するために、自分が任せる側にたって考えてみる。
どんな人に任せたいか?
色々要素はあるだろうが、一番重要なのは
「役割をまっとうしてくれると期待できること」
だろう。自分や組織が困っていることを解決してくれると期待するから任せることができる。
この「役割をまっとうしてくれると期待できること」を紐解くと「任せたい人」へのなり方が見えてくる
お願いする側は伝わっているのか常に不安だ。
よくこんなことがある。
Aさん「Bさん、こういうことお願いしたいんだよね。」
Bさん「はい!わかりました!」
〜〜〜〜1週間後〜〜〜〜
Bさん「できました!」
Aさん(思ってたのと全然違うアウトプットが出てきた!!)
コントみたいな話だが本当によくある。もうこれで1週間の無駄である。Bさんは頑張ったのに無駄になるし、Aさんはお願いしたのにうまく行かなかったからお願いしたくなくなる。なんにも幸せなことがない。
もちろんAさんの伝え方が悪かった部分はあるのだろう、でも仮に。BさんがAさんに対して、あなたの伝え方が悪かったんじゃないですか!と怒ってもも何も進まないし「役割をまっとうしてくれると期待」されなくなってしまうのだ。
あなたがBさんだとしたらこのコミュニケーションミスはどう回避できるだろう?簡単なコツがある。
任されるコツその1:情報を受け取る側の要約返し
「情報伝達にミスが起こらない任され方」
Aさん「Bさん、〇〇をお願いしたいんだよね。」
Bさん「その目的ってつまり△△ってことであってますか?そのためにXXをやってみようと思います。」
Aさん「あ、ちょっと違うかも、〜〜〜ってことなんだよね。」
Bさん「なるほど!じゃあ△△を目的に、〜〜してみますね」
Aさん「よろしく!」
〜〜〜〜1週間後〜〜〜〜
Bさん「できました!」
Aさん「バッチリやんけ!」
先程のやり取りと何が違うだろう?
一番の違いは依頼時に伝わったと判断する人である。
ミスが起こったやり取りでは依頼をうける側のBさんが伝わったと判断しているが、今回は依頼をした側のAさんが伝わったかを判断しているのだ。
一度Aさんが語ったことをBさんは要約し、確認している。つまり要約返しをしている。そうすることでAさんはちゃんと伝わってることがわかり、安心することができる。
伝える側はいつだって伝わっているか不安だが、わかりました!とハキハキ言われてメモもしっかりとっている相手には、ほんとに分かってる?となかなか聞けないものである。
正しい伝達は伝える人と伝えられる人、両方の協力の上に成り立つ。
ぜひうまく伝えられるためのコツ「要約返し」を実践してみてほしい。
また、「役割をまっとうしてくれると期待」されるためにはもう一つ更にコツがある。
任されるコツその2:議事録を取る。チームのことを一番理解している人間になるための最高の手段
任せる側にはもう一つ難題がある。本人の幅を超えることを任せてよいのか?と悩むのだ。
一方任される側も慣れてくると悩むのだ、自分の範囲でしか仕事してはいけないのか?もっと幅を広げていけないのか?
とても簡単な手段がある。それが議事録だ
自分が参加する会議で、ファシリテートしない会議ではすべて議事録を取ると良い。発話メモはまったくいらない。
「前提」->「論点」->「仮説/意見」-> 「決定事項」 -> 「NextAction」
必要なのは構造化すること。目的は場の再解釈であり、発話をメモすることじゃない。決まった理由と決まった内容と次やることが明確であれば会議は目的を達成できる。
議事録を取ることでの成果はたくさんある。
1.すべての議論を構造的に理解することができるようになる。チームで誰よりもチームのことを理解している状態にお手軽になることができる。
2.議事録をリアルタイムに共有しながら書くと自分が間違った理解をしていた場合、参加者みんなが指摘してくれるようになる。つまり確実に自分が正しい理解をしていることをリアルタイムに検証できるようになる。
3.誰よりも構造的に理解しているので議論のほころびや抜けている点も自然に見えてくるようになる。10の小さな発言はできなくとも、1のクリティカルな発言をできるようになる。
ファシリテータが会議の表の支配者なら議事録を取る人は裏の支配者なのである。
オンライン会議はいい。みんなパソコンを見ながら会議している。議論になったら画面共有を奪って議事録を書きながら見せればいいのだ、もっといいのはオンラインの共同編集ツールで議事録をとることだ、そうすれば間違っているところを勝手に書き換えていってくれる。
自分の役割を超えて一番会議のこと、つまりチームの現状を理解できるようになる。私自身いまでも本社の役員会議の議事録は勝手に役割を奪って取り続けている。
チームの現状を構造的に理解していて、オーダーすれば要約返ししてくるような後輩を想像してみてほしい。こんなに任せたい相手はいないだろう。
まとめ
年功序列、終身雇用じゃなくなったというのはある意味怖い社会です。
自分が組織においても社会においても役割を期待され、任される人財にならない限り雇用も安定しない。
今回は「任せたい人」になるためのコツを書いてみました。
大仰な書き方をしましたが、行動自体は簡単です。
依頼されたら要約返しすればいい、会議にでたら自分がわからない会議ほど議事録を書けばいい。
ぜひ実践してみてください!
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