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【書評】社会の変え方

こんにちは!友為です。
今回は『社会の変え方』をご紹介します。

この著者は前明石市長の泉房穂さんです。
2011年に当選し、2023年4月に任期満了になるまで12年間で何を考え、何をやってきたかが書かれたいます。

私が手に取ったきっかけは2024年のビジネス書グランプリで政治・経済部門賞を受賞し、テレビでもよくお見かけしたからです。

お見かけしたときの第一印象は
「エネルギーがあり余っている人」
「頭がメチャメチャキレる人」
という印象で、実際にこの方が明石市長というトップに在籍していたときに何を考えて、どう行動して、社会を変えたんだろう?と興味が沸きました。

本を読んで思ったのが成果を出している人ほど考え方と行動がシンプルでした。
考え方が「市民に寄り添う政治」、そして、行動は「優先順位を付けて選択と集中で、ニーズに合わせて臨機応変」です。明石市の地理的条件を見て、買い物や利便性、アミューズメントで神戸と競争せず、子どもが住みやすい町という独自路線を進んでいったところも見ると凄く戦略家だなと感じました。

そして、特筆すべきところが気持ちの強さです。
障害のある弟さんがいるご家庭で過ごしたご経験から、「弟さんにも過ごしやすい町にする!」ということを決めて貫いてきた。ホントに優しい人だなあと心から思いました。

この市長に付いていくのは、職員も大変だっただろうと思います。短期間に人事異動するし、全員の子どもと顔を合わせろと指示があるし・・・

泉さんの施策を実施するために職員の協力は不可欠です。でもやっぱり人が付いてくるのは、気持ちと戦略、つまり感情的なところと合理的なところの両方合わさった方だったからだろうと思いました。

私も行動や考え方をマネしてみます。
ただの普通の会社員なので、できることは限られています。しかし、自分が誰に何の価値を提供するために仕事をしているのか?を決めた上で、もっと効率的に行動することは可能だと思いました。

自分が決められる範囲は、きちんと判断して行動すること。そしてそれに責任を取ること。任せきりにせずに、しっかり行動していこうと思います。


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