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【書評】人間関係に悩んでる方にオススメ!コミュニケーションの考え方が変わる1冊。

 こんにちは!トモタメです。
今回は人間関係に悩んでいる方にオススメする1冊の本を紹介します。

今回紹介する本はコミュニケーションや対人関係の考え方が新しく、斬新だなと思いました。斬新でありながらも納得できるので、一度読んでみていただきたいです。

紹介する本のタイトルは『私とは何か?「個人」から「分人」へ』で、小説家の平野啓一郎さんが書かれた本です。
本の概要は自分の中に相手の性格や個性に合わせた分人がおり、その分人を使い分けてコミュニケーションを取っているというものです。例えば、高校時代の友達と飲んでいる時と、大学時代の友達と飲んでいる時、また会社の人と飲んでいる時とで自分の性格やコミュニケーションの量が変わったりしませんか?

もしかしたら、高校時代と大学時代の友達と飲んでいる時はそんなに変わらないかもしれません。しかし、高校時代と大学時代の友達を一緒の場で飲むことはほとんど無いですよね?

その理由は、2点あり、話の共通点が少ないからです。そしてもう一つは、高校時代の自分と大学時代の自分とでは、性格や友達に見せている姿、立場が異なるので、恥ずかしいからです。

人は相手に合わせて自分の中の「分人」を使い分け、それは環境や相手によって、自分の中に占める「分人」の割合を変えております。

この本で特に印象的だったのは、結局人は自分が一番好きなんだということです。例えば家族と一緒にいても、家族と一緒にいるときに過ごしている時の自分の中の「分人」が好きということです。

この本を読んで、人は自分だけでは生きられないので、感謝を言葉にしていこうと改めて思いました。自分には様々な「分人」がおり、顔はその代表に過ぎないです。本当の自分は何か?と悩まず、様々な性格や個性を持った「分人」がいるのが自分なのだと思えたことで、もっと気軽に人生を生きていこうと思いました。

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