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【書評】ビジネスの未来のヒントを掴みたい方へオススメ

 こんにちは!トモタメです。
今回は『ビジネスの未来のヒントを掴みたい方へオススメ』というテーマで、山口周さんの『ビジネスの未来』を紹介しようと思います。

 この本は過去の時代の流れやデータによって、今後ビジネスがどのような方向になっていくのか?を予測した本です。細かくどの業種や分野が伸びるという予測ではなく、大まかな流れとしてビジネスの考え方やあり方を示したものです。

私が現在の資本主義に感じていた疑問と同じ疑問を山口さんも持っていらっしゃったので、共感できるところが沢山ありました。そして、この本を読んで、今後の流れがこの本に書かれた流れになっていくのではないか?とも思うと、ワクワクしてきます。

私が現在の資本主義に感じていた疑問は、何でも数字で評価しようとするところです。何でそこまで数字=売上・利益が大事なのか?凄く疑問でした。確かに数字で評価するのは、他人が見ても見え方は同じなので、分かりやすいです。また、事業を継続させるにあたり利益を出し続ける必要があるので、大事なのはわかります。

 ただ、あくまでも経済やビジネス、会社の評価の1つにしか過ぎません。他の指標で働きやすさだとか、ブランドだとか様々な指標を決めれば、いくらでも評価が出来るはずです。もっとヤバいのは、それを人の評価にも転用しているところです。だから、今、その何でも数字で測る評価の支障が出てきて、職場だと心理的安全性や働き方を改革、360度評価、社会的な動きで言うとSDGsや環境への取り組み、多様性というような動きが出てきています。

ただ、今がんじがらめになっているのは、評価は数字でするけれど、売り上げや利益に直接つながらない心理的安全性・環境などの取り組みで時間が取られるため、やることがメッチャあるのに、残業を減らせと言われているからです。

恐らく今後の流れとして、人の嗜好を評価するようなアンケート形式も増えてくる気がします。評価の仕方が多様化するような気がします。

そして、あまりお金にならないような社会課題を解決する企業もたくさん出てくるような気がします。私の会社も利益にならないけれど、社会課題を解決する事業も大きく動かしているので、今後もっとこのような会社が増えると世の中は良くなるだろうなと思います。

この本を読んで、自分の考え方に自信を持てました。
まだしばらくは、そのような数字評価の一極集中が続くと思いますが、私のこども世代では、もっとこのような評価や働き方がもっと多様化していると良いなと感じました。


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