訪看の4年間の歩み~料理と対話の中で見つけた小さな喜びと希望~
訪看を利用して、今年の8月で4年になる。
最初のころとスタッフが変わったりしたが、火曜日のスタッフだけは変わらない。
去年の10月くらいから、作業療法士の資格を持ったスタッフが来るようになった。
最初は、男性よりも女性がいいと思ったが、年が同じということもあり、すぐに打ち解けた。
私が、「作業中に仕事と関係のない話をしているのは問題だと思う」と言うと、それに対して同感だと言っていた。
彼は木曜日と土曜日に来るのだが、火曜日の人は話を聞いてもらう中で、役に立っていないと感じることが多かった。
死にたいという私に対し、「〇〇さんは絶対に死なないよ。どうやって死ぬの?ODしても、胃を洗浄されて死ねないからね」と言われた。
それ以来、死にたいということに関しては、この人に言っても無理だと思うようになったが、死にたいという気持ちは未だある。
訪看のスタッフは、一日に6軒くらい回るらしく、他の人が私よりも大変な人らしい。
「あなたは安定している」と言われることが多いか、この人の名前を残して死んでやろうかと思ったことが何度あったか計り知れない。
使えないという思いがあっても利用してきた私だが、家に帰ってもひとりの時間が長いため、そんなスタッフでも、訪問時間の30分だけは寂しさが紛れた。
そんな中、先週の火曜日に簡単な料理を教わった。納豆にネギとゴマ油を混ぜたものと、 きゅうりを調味料で漬けたものを作った。
本当は、納豆とニラを混ぜるのだが、私はネギがいいと言った。
女性のソロキャンプの動画をあげているYouTuberの人が出した料理本に載っている料理なのだが、おいしかった。
木曜と土曜に来るスタッフが、「私とも料理しましょうよ」と言っていた。
自殺願望は消えないが、今年は料理を始めてみたいと思う。
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