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"親育ち"はまだまだこれから


今日もむすめを怒ってしまった。



その場を制したくて、
手っ取り早く止めさせたくて、
おとなの力をつかって、
大きい声で怒鳴ってしまった。



いっつもあとから思う。



クレヨン食べることに
そんな怒る必要あった?
(字にするとますます情けない)


クレヨンを噛んで粉々にして、
吐き出すのが癖になってる。

唾液とぐちゃぐちゃになったクレヨンは、
普通のティッシュで拭いたら床にこびりつくので、
ウェットティッシュで包んで捨てる。

散り散りに飛び散ってるので、
拭き忘れがあって気づかずに生活してると
数日間洗濯物を干すとき赤い染みを所々で発見する。とれない。

私は咄嗟にそれが面倒だと思っただけ。


むすめは悪くないのに。

お絵描きしてるからいっか、と思い歯磨きに行かなきゃよかったのに!

いつまで経っても先回りに予想できない自分に呆れる。
何回同じこと繰り返すん。





今週、フリーランス保健師の簗瀬真末さんの個別相談の体験をさせていただいた。


居場所となるカフェを目標に活動されている先輩である(と私が勝手に思っているだけだし、簗瀬さんはもっともっと精力的に活動されているし、専門性も天と地の差です)まみさんに
お会いしたいという気持ちで、応募してみた。



そのときは
夫婦仲があまり良くなく、
子どもの前でも抑えきれずしょっちゅう喧嘩をしてしまうことを相談したところ、
こんなお話をしてくれた。


(※以下、私の解釈も入ってます)

子育てはほとんどの場合連鎖します。

だから私が感情的に怒ってしまうことはある意味しょうがないことで、
そんなに自分を責める必要はない。

夫婦喧嘩が多いことは、
子育ての環境としては一概にだめというわけではなく、
娘もそれを見て感情表現を学ぶということ。

変わりたいと思ったタイミングが、
私にとっての最善のタイミングだけど、

連鎖するからこそ、
(性格を)直そうと思うのならかなり意識する必要がある。




私は父がとにかくイラチ?っていうの?
カッとなってすぐ怒鳴って、
自分の気が済むまで、相手を蔑む言葉をかけ続ける人で。


お母さんは
今やもうそんなの慣れっこで何を言われても何とも思ってなさそうではあるけど、
父が怒るのが面倒だから
必要最低限しか言葉を交わさない。


それでもちょっとしたことで父が大きな声をあげ、
お母さんも根が強い人なので理不尽なことには言い返す。

知らず知らずのうちに、
夫婦のコミュニケーション方法も、
自分の感情の表し方も、
親のそれがお手本にならざるを得なかった。



「自分をそんなに責めなくていい」
そう言ってもらえると
なんだか「そうかぁ」と助かった気持ちになるけど、


カッとなってしまったときの
頭や視界がぐわっとなる感じ、
止まらない衝動性、
そしてなによりむすめのびっくりした顔。びくついた手。

しかもそれが、相手が自分より弱い存在だってわかってるから
そういう態度をとってるっていうところが
自分が自分で気持ち悪い。


この気持ちを知ってるからこそ、
むすめには
こんな方法でしか怒りを発散できなくなって欲しくない。



子育ては連鎖する。


隣でいびきをかきながら大の字で寝ているむすめ。
もうすでにやんちゃな素質があるけど。

むすめには、
怒りを、自分のなかで噛み砕いて
自分よがりじゃない、伝わる言葉で
相手に伝えていってほしい。
(親の押し付け?)


とにかくそのためには、
自分を棚に上げている場合ではないみたいです。


親育ちはまだまだとうてい発展途中で、
試しては失敗して、後悔だらけ。


次に、カッとなってしまったときには、
吐けなくていいから深く息を吸って、目を瞑って、頭で考えてから言葉にしてみよう。

自分の中の衝動性にブレーキをかけることを意識したい。



いつもごめんむすめ、
お母さん大好きでいてくれてありがとう。今日も生きてくれてありがとう。
大好きだよ。

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