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おかん留学/留学で培った集大成の長い旅

マルタから行く最後の旅

マルタはイタリアのすぐ南にある小さな国です。だからヨーロッパ各国がとても近いです。マルタに留学をして9ヶ月。これまでイタリア旅行(シシリア島)から始まり、チェコ・ドイツ・スペイン・スイス・クロアチア・オーストリア・スロバキア・ハンガリーを旅行しました。

そして今回、コロンビア人の友達とベルギー・オランダ・フランス・ルクセンブルク・イタリアに行ってきました。

ベルギーはブリュッセルとブルージュとゲントへ、オランダはアムステルダム、ルクセンブルク、フランスはメッツ、そして最後はイタリア。イタリアはボローニャ、ピサ、フィレンツェ、ベローナ、ミラノという名前を聞くだけでも豪華なコースです。

友達がいるからこそできる旅の楽しみ方

ルクセンブルクでは、フランス人の友達の家に泊めてもらいました。ドイツ人の友達2人が「君たちがルクセンブルクにいるなら会いにいくよ!」と駆けつけてくれました。彼らの街から車で4時間。そんな感じでたくさんの元クラスメートやその友達に会うことができました。

イタリアもボローニャの友達の家に宿泊。各都市で元クラスメート(ボローニャ2人、フィレンツェ1人、ミラノ1人。ちょうどミラノを旅行してた韓国人友達1人)と会うことができました。私、友達多すぎない?って思うくらいそこらじゅうの国や都市に友達がいて、幸せだなと感じました。

彼らは地元の人だから道に迷ったり、美味しい店を探したりすることもありません。「ここは観光客向けのレストランだからやめよう」「地元民に人気のお店に行こう」と言ってくれます。レストランでもメニューで悩むことはありません。この街に来たらこれを食べるべきというおすすめのものをチョイスしてくれます。私はただついていくだけで、サイコーの旅を楽しむことができちゃうのです。サンキュー!マイフレーンド!マジ感謝です。

私には世界中に友達がいる

なにより外国人(コロンビア人)の友達と旅行できているのがサイコーです。スペイン語圏のコロンビア人、ルクセンブルクで会った友達はフランス人とドイツ人、イタリアはもちろんイタリア人。ミラノで会った友達は韓国人。そして私は日本人。みんな母国語が違います。母国語が通じないから英語でおしゃべり。なんだかとってもかっこよく聞こえるけど、しゃべってる内容はしょーもないことが多いです。

「この建物好き!」とか「めちゃめちゃうまい」とか「注文しすぎて食べきれないよ、なんでこんなに注文するの?クレイジーだね」とか「寒い」とか「眠い」とか「足が疲れた」とか。

それでもほんとに楽しい。そして彼らは自分の友達や家族を紹介してくれます。おお!日本の普通のおばちゃんがこんなにワールドワイドになっていてもいいのだろうか?と思うくらいです。

日本にいた頃はコロンビア人を見たことすらなかったし、コロンビアの首都も知らなかったし、南米のどのあたりにあるのかもイマイチわかってなかったのに、そんな国の人と旅をするほど仲良くなれて、留学とは不思議なものです。そして、母国で私達がくるのを待っていてくれたルクセンブルクやイタリアの友達にもほんと感謝です。

みんな本当に温かい。久しぶりに会うからいつも以上に強い圧力でハグしてくれる。人間って温かい。2月のヨーロッパは寒いから、よりそう感じました。


自分は常に誰かに支えられていると感じること

ポンコツおかんを支えるコロンビア友達
2週間の長旅にもかかわらず大きなハプニングはなかったのですが、私はすぐに何でも忘れちゃうので、あれ?私のスマホは?充電器は?サングラスは?財布は?しまいにはパスポートは?といつも何かを探していました。それをいつも優しく見守ってくれたコロンビアンフレンド。ほんとごめんね、そしてありがとう。

日本語の説明書きがないヨーロッパ
教会や宮殿に行くと、イタリア語やフランス語、スペイン語、英語で説明書きがされています。英語は単語が難しすぎてわからない。ヨーロッパには、例え観光名所でも日本語の説明はありません。日本語ってマニアックな言語なんだろうなと感じる瞬間です。読めない私に対して丁寧に説明してくれる友達。その説明も結局のところ難しくて4割くらいしか理解できてないけど、ありがとう。

アムステルダムのおばあさん店員
オランダで買い物して、クレジットカードで支払おうとしたら、カードが見つからない(←学習しない私)。焦っていたら、レジをしていた店員さんが「これからはなくさないようにこれをあなたにプレゼントするわ」と言われて素敵なチューリップ模様のカードケース(売り物)をくれました。びっくり。でも嬉しい。ありがとうございます。

そしてベルギーの道端で5€拾った。ベルギー人のどなたか、ありがとう。

こうして私はいつも誰かに支えられているなと感じるのです。

日本に来たら絶対に全力で支えたい

今回の旅では合計5カ国、11都市を訪れ、8人の友達と再会することができました。

最初のきっかけは、学校で話すたわいもない話の中で「私の街に遊びにおいで、案内するから」と言われたことから始まります。すぐに魔に受けて「本当に行っちゃうよ」と言って、本当に行ってしまう私。

さらにトータルで言うと、この9ヶ月の留学期間に12カ国ものヨーロッパ諸国に旅行することができ、再会した友達は総数13人です。こうして数字にしてみるとすごいなー。私は幸せすぎるなー。

彼らが日本に遊びにきた時は、もちろん我が家に泊まって欲しいし、色々な日本の素敵な場所に連れていきたい。美味しいお店も美味しい食べ物も教えてあげたい。温泉とか祭りとか居酒屋とか日本の文化も楽しんでもらいたいと思っています。

ベルギーのブルージュ。友達に教えてもらうまで知らなかったけど超素敵な景色。
夜のブリュッセル。昼と夜とではまた違う景色でうっとり
アムステルダム。ディズニーランドみたいな建物に本当に住んでいるんだから羨ましい
世界一リッチな国と言われるルクセンブルク。友達がいなかったら来れなかったと思う。
電車やバスは無料!すばらしい政治。
友達の差し入れのドイツビールを飲みながら、ルクセンブルクの景色を楽しみました。
イタリアのベローナ。ロミオとジュリエットであの名シーン、ジュリエットがいたバルコニー。
フィレンツェの景色は見てて飽きない。もっとここに座っていたかった。
夜のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂も圧巻です。デカすぎて写真に入りきらない
ピサ。そこらじゅうでみんな手で押さえるポーズをしてました。これはお決まり!
夜のミラノドゥオーモ。左上に天使が飛んでいるみたい。
ミラノは再開発されていて、まるで東京。韓国人の友達も「ソウルみたい」って言ってました。


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