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鎧塚というカッコイイ名前

ミスドと、有名パティシエの鎧塚俊彦さんのコラボドーナツを食べた。
私はパイ生地の四角い「クリスプショコラホワイトキャラメル」というやつを食べた。

サクサクのことを「クリスプ」と言うことも、
チョコのことを「ショコラ」と言うことも恥ずかしい私であったが、
何とか疑問形で注文することで難を逃れ、おうちでそれを食べた。

味はとてもおいしい。四角いパイ生地はサクサクかつ、
みっちりと中身が詰まっていて非常に食べ応えがある。
真ん中に乗っているキャラメルホイップは、ほろ苦く、
優しい甘さで、上に載っている飴かけクルミが香ばしいアクセントになっている。

流石有名パティシエ鎧塚さん監修、とてもおいしかった。
他の鎧塚さんコラボの商品も食べてみたいと思った。
胃のなかはスタンティングオベーションだ。
今後もミスドとコラボを続けて行って欲しい。

しかし前々から思っていたが、鎧塚さんの名前はとてもかっこいい。
ミスドの店頭で、鎧塚さんのドアップとポンデリングのツーショットポスターが貼ってあったが、
ポスターの中央には「ミスド Toshi Yoroizuka」と書かれていて、その文字は筆記体だった。
漢字でもカッコイイのに、筆記体で書くなんてそんなの誰も勝てなくなると思った。
筆記体は無条件でかっこよくなる魔法だ。
元々カッコイイ名前なのだから、ゴシック体ぐらいにとどめて欲しい。

それにしても、“鎧塚“はカッコイイ。
「初めまして、鎧塚です」と初対面の人に言われたら、恋をしてしまうかもしれない。

もし、私が鎧塚という苗字の男の子だったらどうなるだろう。
まず、私のようなよくわからん女子に名前でときめかれ、
自己紹介するときには「かっこいい名前だな!」と周りに言われる。
私なら調子乗ってしまいそうだ。

調子に乗って、俺の先祖は元々鎧を保管したり作る仕事してたから、家に鎧とかいっぱいあるで。とかホラをふいてしまいそうだ。
俺は、爺ちゃんに教えられて鎧には詳しいねん。というキャラ付けをして、陰で鎧に関する勉強をして周りに自慢するかもしれない。知っとる?直江兼続の鎧は結構重いねん。とかいうかもしれない。
しまいには、学ランの内側にチェーンを繋げて作った鎖帷子を着用して、誰かが喧嘩を始めると、やれやれ顔で上着を脱いで鎖帷子をじゃらつかせてボス感を出すかもしれない。
いや、私は喧嘩が弱いのでそれはできないかもしれないけれど、確実に調子に乗るだろう。
きっと地道に努力し、修行を重ねて有名なパティシエになる事は出来ない。

鎧塚さんはすごい。
かっこいい名前を生まれた時から持っているのにも関わらず、
調子に乗らず努力をし素晴らしい技術と才能を世の中のために使ってくれている。
ありがとう鎧塚さん。
ありがとうミスド。

私もキメたい時のために
自分の名前の筆記体の練習でもしようと思う。
筆記体はバランスと書き慣れてる感が大事と思うので、とにかく手を動かそう。

サインの練習ノートほどダサいノートの使い方はないけれど、
かっこいい筆記体をかくにはダサい筆記体を乗り越えなければならない。
耐えろまさこ。耐えるんだ。
さらなるかっこいいの高みには、
それなりの代償が必要なのだから。

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