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夜の街や駅でイチャイチャしている男女への思い

私は、いつも夜の街や駅でその人たちを見て、ありがとう。と思う。

日本の生活の中で昼間に男女が抱き合っていたり、
至近距離で小突き合っている姿などそう見ることができない。

ばかみたいに硬派に生きてきたので、私はそういう場面に出くわすとテンションがあがる。
まるで中学生だけれども、「ヒュー!エッチィ!!」
と思いながら真顔で彼らの横を通りすがる。

そして、彼らのそれまでの物語に思いをはせる。
例えば先ほどすれ違った若い男女グループは、
一人の女性が酔ったようにふらふらしているのを、
男性が肩を持ち、にこやかに歩いていた。なんて大学生ハッスルなんだ。
この二人はお付き合いしているのか、それとも今日の飲み会で急接近してしまったのか。
急接近ルートであれば胸熱である。
私は硬派なので、そんな接近の仕方はしたくないけれど、
飲み会の流れでヒューな感じで、男女が体を預け合いながら暗い夜道を歩いて行く。
ありがとう。イチャイチャしてくれてありがとう。

しかし、たまにありがとうと思えないイチャイチャ男女に遭遇することがある。

田舎では、少し大通りを外れると電柱がなく辺りが暗くなっている道がとても多い。
私の学校の周りも、夜中は道が暗くてちょっと怖い雰囲気がある。

夜遅くまで学校で勉強して家に帰る途中、ぼうっと駐車場の前を通ると、
不自然な場所に人が立っていて恐怖する。

イチャイチャカップルだ。

田舎の暗がりを利用して、イチャイチャを楽しんでいるのだろうが、
急に暗がりに人が出てくるという恐怖と、
リアルに男女が身を寄せ合っているというムフフが共鳴して、
私はどういう気持ちになればいいのかわからなくなる。
「わっ、こわっ!人やん…え?やだ、ムフフやん、え、ええ??」という困惑に襲われる。

両極端と言われるエロとホラーだけれど、
同時に出くわすと、ただ困惑し、気まずい雰囲気になる。
暗がりがイチャイチャしやすいのはわかるけれど、
もうあきらめて明るいところでしてほしいと思ってしまう。

公共の場での男女のイチャイチャについて不快に思う人もいるかもしれない。
なので、公共の場でイチャイチャしたいという人たちは、
私の最寄り駅周辺でやっていただければと思う。
少なくとも1人は、イチャイチャ賛成派がいるので、
存分に至近距離で微笑み合ってくれたらと思う。
ちなみに私は、金、土の夜は結構マクドでお茶しています。
是非いちゃつきたい方はマクド周辺でお願いします。
全てのイチャイチャに幸あらんことを。

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