0421 雨が降りそう
身体重い、気持ちも重い、まぶたも頭も、鞄も足取りも、おでんに浸かりすぎた竹輪麩のように隅から隅までだらしがない。
でも、でも、今日は行くべきところがある。
隅から隅までだらしがない足と鞄を引きずって家をでて、電車にのります。
電車というのは、3日くらい連続で乗るともう嫌になって、何日も乗らないでいると何かの勝負に勝ったような気持ちになる不思議な乗りもの。
行くべきところがあるということは、本来ならばうれしいことだ。ありがたいことだ。
でも今日は、ちょっと重たい。そういう日もある。
雨が降りそう。
てきとうに笑って生きてた過去なんてないから、とうたう。
喫茶店に寄って気持ちを持ち直すことにした。
こういう喫茶店っていつぶりだろう。いま住んでいるところにはこういうお店がないのだ。明大前のスプーンハウスを思いだす。ナポリタンが美味しかった喫茶店。ホットケーキが有名でよく並んでいた喫茶店。
持ちなおした心で行くべきところに行く。
今日は帰ったら早く寝ようとおもう、まったく、最近遅寝遅起きでまいった。そのせいか、漠然とした大丈夫じゃない気持ちが大きくなってくる。
持ち直すのだ。