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愛するギタリストにギターをプレゼントしたいと考えているあなたへ

毎年この時期になるとプレゼントで4°Cをもらってなんちゃらという話がネットで話題になりますが、相手の望まないアクセサリーを贈るという行為は受け取る側は中々困るものです。

同じように、望まないギターをプレゼントされ、それをライブで使って欲しいと言われても大変困ります。

もし、あなたが愛するギタリストにギターをプレゼントしたい、そしてそのギターをライブで使って欲しい!と思っているのであれば、これから述べる事に留意して下さい。そうする事によりあなたへの愛は深まるはずです。レッツスタディ!

ジャンルを知ろう

まず、あなたがギターをプレゼントしたいギタリストのジャンルを把握して下さい。これを怠ってしまうと、例えるなら、ファンクやっている人に7弦HSHフロイトローズ付きのギターをプレゼントしてしまう悲劇を生みかねません。最低限、どのようなジャンルをやっているかを把握して下さい。

今使っているギターの仕様を知ろう

ジャンルだけわかっても相手が喜ぶギターをプレゼント出来る可能性は低いです。かといって何をあげれば喜ぶか予測するのは大変困難です。

そこでひとつの指標になるのが、その人が現在使っているギターです。その人が使っているギターのメーカーや、モデル名、色、木の材質、ピックアップの種類、ピックアップの出力、ネックの形状を調べて下さい。

但し、これを調べて同じようなものを贈ってもあまり喜ばれません。ではどうすればいいか?それは現在使っているギターと同じような仕様で尚且つもっとグレードの高いものを選ぶこと喜ばれます。

参考までにエレキギターのクラスとして20万円までは4°Cクラスだと思って下さい。本当にもらって喜ばれるギターは最低ラインで50万円です。

ただ気を付けてほしい事があります。それは、稀に安いギターが大好きな人がいる事です。こういった人は高価なギターに嫌悪感を持つ人もいますので、その場合は同じグレードのものを贈りましょう。

「メイン、サブ、アナザー」ギターを贈ろう

上記まででもある程度喜ばれるとは思いますが、もっと愛を深める提案があります。それは「メイン、サブ、アナザー」ギター3本セットです。

「メイン」は先ほど例に出した、現在メインで使っているギターの上位機種です。「サブ」は「メイン」と同じような仕様で色違いのものです。どうしてこの「サブ」が必要なのでしょうか?

想像して下さい。あなたが贈った「メイン」のギターをそのギタリストがステージで弾いています。そして楽屋には何かトラブルが起こった時用に「サブ」ギターが置かれているのです。まるであなたが楽屋から見守っているようではありませんか!これに愛を感じないギタリストはいません!

では最後の「アナザー」ギターとは何でしょうか?それは愛するギタリストが敬愛するアーティストが使っているアーティストモデルです。

ギタリストは最初は好きなアーティストと同じギターを使いたいと思うものですが、音楽やっていくとやはりそれとは違うギターを使いだすものです。でもその最初の気持ちは忘れていないのです。そこで、アーティストモデルを贈ると「これ昔欲しかったんだよー!」と言って喜んでもらえる事は間違いありません。

でも、こういったギターはライブで使用される事はほとんど無いでしょう。しかし、あなたが愛するギタリストの部屋に必ずすぐ弾けるような場所にそのギターは置かれているはずです。

こうして「ステージ」「楽屋」「愛する人の部屋」にあなたが贈ったギターがある事になります。つまり、あなたの愛するギタリストは常にあなたが贈ったギターとともにいるのです。なんてすてきなんでしょう!

終わりに

ギタリストは気まぐれです。もらった時は喜んでもしばらくすると違うギターを使いだす事もあります。でもこれはプロのギタリストでもよくある事なのです。

その人がエンドース契約結んでいるメーカーからアーティストモデルが発売される事がありますが、そのモデルをすぐに使わなくなるケースが多々あります。

そのアーティストが好きでそのアーティストモデルを買ったファンからすれば詐欺みたいな話ですが、ギタリストとはそういうものなのです。そうした場合は笑顔で新しいギターを贈ってあげましょう。

こうした贈り物を繰り返す事できっと愛は深まっていくはずです。ちょっとお金はかかりますが愛があれば大丈夫です、頑張りましょう!

本当の終わり

恋愛講座のパロディの記事を書こうと思ったら、ただ単にこんなギターを貢いでくれる人がいたらいいなーという妄想記事になってしまいました。全部真に受けないで下さい。特に値段の辺り!100万だろうが1万だろうが自分が気に入ったギターならそのギターが最高なんです!


頑張ります!