TonHo

医学薬学の研究現場で20年以上を経て、医療が進んでも結局は、生活習慣病など内科的な病気…

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医学薬学の研究現場で20年以上を経て、医療が進んでも結局は、生活習慣病など内科的な病気には、予防が一番有効で最強だと実感している。予防法を実践につなげるための情報を、自分の実践体験も織り交ぜて伝えていく。

最近の記事

最先端の知見はすでに江戸時代に...

前の記事で紹介した通り、国立がんセンターの疫学研究から得られたがん予防法は、ごく基本的な生活習慣の改善でした。 国を挙げて行われた最先端の疫学研究から得られた知見。 実はこれらは、江戸時代にすでに書物に書かれていることでもありました。 その書物は「養生訓」 1713年に儒学者の貝原益軒によって書かれた、健康に関する指南書です。 特徴は、益軒自身の経験に基づく実践的な養生について書かれていること。 そして身体の養生だけでなく心の養生を重視していること。 読んでみると、現代

    • 抗がん剤の効果の評価方法を考えると…

      抗がん剤の開発では効果を判定する指標に生存期間が使われます。 新しく出た薬の効果の説明会で「生存期間が1ヶ月から3ヶ月になりました。従ってこの新薬は既存薬より効果が高いことが明らかになりました。…」という発表を何度も聞きました。期間が3倍に伸びたは、この分野ではすごいこと。もし半年になれば、6倍、それはそれはすごいことなのです。製薬メーカーの方は その薬の素晴らしさを強調するのですが、その度に「それって患者さんにとってすばらしいか?...」といつも心の中で思っていました。

      • 国を挙げた疫学調査で得られたがん予防法は..

        科学的根拠に基づくがん予防法 1990年~国立がん研究センターを中心とする厚生労働省研究班は、 日本人の実情に合ったがん予防法を見出すために、全国の住民を対象にした大規模な疫学研究を実施しました。調査内容は、 生活習慣・生活環境、遺伝的素因、など。 そして日本人10万人を10年以上かけて調べた結果、わかったことは、、、 がんを防ぐための新12か条(2011)国立がん研究センター 1.たばこは吸わない 2.他人のたばこの煙を避ける 3.お酒はほどほどに 4.バランスのとれた食

        • 結局、健康維持に一番必要なこと

          厚生労働省が行っている、21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)の基本的な方向性は、壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸、生活の質の向上、です。その方針の中に、 「栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及 び社会環境の改善」が掲げられています。 これを読んで、どう思いますか? なーんだ、そんなこと。当たり前のことばっかり。と読み流して、聞き流してしまうのではないでしょうか? 子供の時に両親や学校の先生から言われていた、早く寝な

        最先端の知見はすでに江戸時代に...