8月31日。
私にとってそれは、多分3月31日だったのだと思う。
(或いは4月の始業式の前日)
昔の私は異常な程の人見知りだった。今もそうだけど。
進級したその日は、憂鬱で仕方なかった。
新しく友達はできるのか。
私をいじめていたあの子はまた同じクラスなのか。
平穏無事に一年を送れるのか。
楽しく笑いながら過ごしたかった訳じゃない。
(勿論そうであれば嬉しいけど)
ただ乱されず、過ごしたかっただけ。
その時の思いを、今もまだ私はきっと引きずっているのだろう。
「必要以上に人とは関わらず、世間の片隅で暮らしたい」
#8月31日の夜に