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すべてを投資だと思え

"Find a meaning in everything”
すべてのことに意味を見いだせ。

デンマーク留学時代、授業「アウトドア」の講師がくれた言葉だった。彼がそれを発したのは、たしか2月の真冬のバルト海に、スイミングスーツで飛び込む授業のあとだった。私はこの言葉を今でも大切にしている。

彼の言葉にも似ているが、

「人生すべてがお勉強」
「すべてを投資だと思え」

これが私の座右の銘である。

すべてのことに価値を見出したら、それは学習に変わる。

なぜお弁当箱は食べた後も小さくならないのか?いろんな面倒くささを上回る旅のよさとは何か?なぜ私は消費よりも生産の方が好きなのか?どうやったら今の仕事でコンテンツを作れるのか?

日常のあらゆることから学べる。すべてのことに価値を見いだせる。そのためには、何が必要なのか?それは、すべてを「投資」だと思うことだ。

自分の時間、お金、労力はもちろん、相手の時間、お金もだ。

たとえば、私は飛行機に乗りながら、この文章を書いていた。

インターネットが強制的にオフで、静かで、落ち着く照明の明るさである。3時間の「移動時間」を私は、休息の時間、読書の時間、執筆の時間に「投資」した感覚になった。ただの移動時間でも、CAさんや機長のことば、サービスから学べることもあるだろう。それは電車でも同じだ。ただの「時間」も、何か「得よう」とする時間に変わる。

すべての買い物も、人との約束も、商談も、自分ひとりの食事も、すべて投資だと思う。

浪費なんて、無駄遣いなんてない。失敗したと思う買い物でも、そこから何かを学べばいい。一目惚れして買ったワンピースも、この丈は自分に合わないとか、この色は着まわしにくい、とか、失敗から学べばいい。

行かなくてよかったなと思う飲み会も、何が無駄だったのか、どうすればもっと楽しかったのか、振り返ればいい。

そう思ったら、すべての物事が変わりそう。

学習のはじめの一歩は、価値を見い出すこと、と『Learn better』にありました。

サポートしていただいた後に起こること。 1 執筆するために行くカフェで注文するコーヒーがソイラテになる。 2 部屋に飾る花が1輪増える。 3 いつも行く温泉でサウナにも入る。