見出し画像

タイトスカートのダーツを考える2

この自粛中は初心に帰って基本的なところを見直す時間にしています。今回はタイトスカートについて。

最近「衣服解剖学」という本をゲットしました。その名の通り服作りの面から解剖学を考える本で、細かな図解と長文に、気が遠くなる本です^^;でも物凄く勉強になります。

その中でタイトスカートを考えるにあたって、私にとってとても分かりやすかったのが、人を横から見て、ウエストからつま先までを4つに分類した図でした。

ウエスト~腰骨「フィットゾーン」

腰骨~股「アクションゾーン」

股~7c下?位まで「フリーゾーン」

以下つま先まで「デザインゾーン」

前に講習会で、トップスはノボリで着るものだと教わりましたが、スカートにとってのノボリがこの「フィットゾーン」と考えても良いのかなと思いました。

文化では、入学時に自分のボディにライン入れで、まさにこのラインを入れています。タイトスカートを組む時のダーツ止まりの目安という説明でした。

画像1

もうボロボロで剥がれていますが、跡が残っています。

1年生でやってて基本じゃーんって思いますが、改めて見るとmiss10は、この体の表現があまり無いんです。

画像2

特に1stは裾広がりになっているので、タイトスカートにはあまり向いていないと思います。

入社以来与えられたボディで組んでいましたが、タイトスカートを綺麗に組みたい!と思ったときにmiss10ってどうなのかな…?と思いました。

先輩はmiss10 1stと、アミコのボトム用を併用しています。私はmiss10 3rdのみでしたが、miss10で組んだ時にウエストとヒップの差寸が大きい為か、ヒップからウエストの脇線が丸くなりがちで、必ず最後に先輩のボトム用を借りてチェック、訂正していました。

下半身の表現があまりなく、脇は丸くなりがち。綺麗なスカートを組むのに、ボディに対して訂正要項が多いのって仕事としてどうなんだろう、、、

今回タイトスカートを考えるにあたって、身頃と同じくmiss10 3rdで進めようと思いましたが、上記の理由から先輩のボトムボディを使うことにしました。

…ところがそれも頓挫して、結局文化ボディを使うことになります。3に続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?