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「不合格になっても覆る」は本当?英大学院 不合格になったので問い合わせてみた話

こんにちは。

前回までのnoteでイギリス大学院への出願の過程と合否の結果をお話ししました。

前回の記事はこちら

今回は不合格になった大学とその時の対応についてです。

イギリスの大学院は比較的合格をもらいやすいと聞いていましたが、結果的に私は4校も不合格になりました。

合格をもらえた学校があったのでよかったものの、不合格の結果がきたときはとても落ち込み不安になりました。


こんなに落ちるのかとネットを調べたところ、

  • 大学に問い合わせれば再考してもらえる

  • 不合格だったが合格になった!

という記事を見つけ、もしかしたら結果が変わるかもしれない...!と実際に大学に問い合わせてみたので、今日はその結果と、なぜ不合格になったのか自分なりに思う理由を書きたいと思います。


不合格校と理由について


まず不合格になった学校・コースと不合格通知に記載されていた理由です。

University of Manchester


MSc Human Resource Development(International Development)

your current qualifications do not meet the academic requirements - we require a minimum GPA of 3.0/4.0


University of Durham


MSc Human Resource Management

Qualifications below required standard
Final degree grade does not meet minimum requirements


University of Glasgow


MSc International Human Resource Management & Development

The final average score of your academic studies is too low for admission to this programme at the University of Glasgow.


University of York

MSc in Human Resource Management

The selectors have now concluded their assessment of your application. Unfortunately, your application has been unsuccessful because your qualification does not meet the essential requirements for this programme.

理由をみていただくと分かるように、ことごとく大学時代の成績を理由にrejectされました。



ではその大学時代の成績がどうだったかというと…

GPA2.95(beoの再計算で3.54)


足りている…


もちろん、再計算した方のGPAでですが、出願前にもbeoからは、
「3.0超えていますし、再計算の証明もつけて出願しますので大丈夫ですよ〜!」
と軽く言われていたので、再計算なしで3.0を切っていることについてはそこまで気にしていませんでした。
(もちろん、再計算の証明というのは大学が求めている書類にはないため、あくまで補足資料で大学がそれをどう判断するかは大学次第ということも理解していました)

また、出願時期についてですが、Manchester, Durham, Glasgowについては10月中旬〜11月上旬にうちに出願を終えています。
イギリスの大学院は、早期に出願するほうが有利とされていますが、それでも不合格でした。

不合格をもらったあと、どうしたか

さて、不合格の結果が出たあと私が何をしたかについてです。
私は不合格の理由に納得できなかったので、大学へ直接問い合わせました。各大学のadmissionのメールまたは、HPから問い合わせます。

内容は、
「イギリスの計算方式では3.0を超えていて、エージェントがその証明をつけていると思うが、要件を満たしていないのか?」
といった内容です。

念のため、問い合わせる前にbeoにも直接問い合わせていいのか、beoを通したほうがよいのかを確認しました。beoを通して出願しているため、beoからは「大学から問い合わせがあった際はbeoに転送してください」と言われていたためです。
beoからは直接問い合わせてくださいとのことでしたので、直接確認をしました。過去のケースでは、beoから問い合わせてくれる場合もあるようなので確認してみてください。


問い合わせた結果

さて、問い合わせてみた結果です。

University of Manchester

Many thanks for your email. We modify our GPA requirements for each country’s grading system so when we assess the grade on your transcript, we already take into account conversion to a UK grade. Unfortunately, we can only assess applications based on what is present on your transcript.

University of Durham

返信なし。笑

University of Glasgow

Please note that the Admissions Officer has carefully reviewed your application and this decision will not be overturned unless new additional documentary evidence is provided and uploaded to your Applicant Self-Service.

Yorkについては、そのときすでにLeedsの合格が出ていたため確認しませんでした。


返信は割と早めに来ました。
(Manchesterについては翌朝には返信が来ました。それはそれで少し悲しかったのですがw)

残念なことに、新たなエビデンスがない限り結果は変わらないとのことでした。

Manchesterについては、各国GPAの計算方法が違うためその点は大学側も考慮しているようなことが書かれていました。


beoに相談してみた

私は最初の出願で、Manchester, Durham, Glasgow, Leedsの4校に出願していました。

Manchester, Durham, Glasgowの不合格が立て続いてでた時点で、この先が不安になったためbeoに相談しました。

  • このとき出願していて結果が出ていなかった残りのLeedsが不合格だった場合に備えて、追加で出願しようと思うが、大学時代の成績が理由であればどこもダメなのではないか

  • 大学の成績以外に、PSの内容が弱いといった理由は考えられるか

という確認しました。
精神的に追いやられていたので、泣きついたという方が近いかもしれません。。


beoのカウンセラーさんからは、

  • 志望動機書が理由であればそのように言うはず

  • 再計算結果を考慮してもらえたかは明言されていないが、優秀な成績を持っている人でも、成績が理由で(他の出願者と比べてという意味で)不合格になるケースはこれまでもあった

  • 審査結果を待っているLeedsからも同様の理由で不合格通知が届いた場合には、大学の留学生担当スタッフの協力をいただけないか、確認してみます

と返信がありました。
やはり理由としては大学の成績ではないかとのことでした。
Leedsもダメだったときは確認します、という言葉はとても心強かったです。


大学の成績を今から変えることはできないですが、私はなるべく翌年に留学に行きたかったため、持ち駒はできる限り増やした方がよいと判断し、追加でGPA3.0以下で見られても合格が出やすそうなBirmingham, York, Sussexに出願しました。
(結果的にYorkも不合格だったのですが、、)

Leedsの結果がまだ出ておらず、6校目以降の出願は追加で料金がかかりますが、出願するならなるべく早めがよいと考え、追加費用を支払い出願を依頼しました。

結果的に、追加出願校の結果を待っている12月末にLeedsの合格が出て、なんとかイギリス行きが確定したというわけです。
Leedsは第二希望でもあり、一番自分に合っていそうな気もしていたので本当によかったです。

私が思う不合格の原因

大学に問い合わせたものの、GPAが足りないという理由のみで、それ以上のことははっきりしませんでした。
再計算しても足りないというのは、正直今でも納得できていません。
大学からの理由は上述した通りですが、ここからはこういう可能性もあるのでは?と思う私の憶測を記載します。

他の候補者の方が優れていた

beoのカウンセラーさんも言っていたように、成績は足りていても、他の候補者の方が優秀で私はそれに及ばなかったというのが考えられます。
特にコロナが明けて、留学希望者が殺到したという話も聞いたので、そういった影響もあるのかもしれません。
3.0を切っていても経歴でカバーできると書いてあったYorkも不合格だったので、出願者が殺到したというのも理由としてあるかもしれません。

PSや経歴が弱かった

私は留学を決意したのが出願する年の7月だったため、準備期間が3ヶ月ほどしかありませんでした。
IELTSは6.5をとれたものの、PSをブラッシュアップする時間があまりありませんでした。
先輩に見てもらったり、beoのネイティブに見てもらったりはしたものの、もう少しリサーチしてブラッシュアップできればよりよいPSが出せたのではないかと思っています。

大学でとった授業の内容がコースとあっていなかった

私の出身は外国語学部です。出願しているHRMのコースとは全く関連がありません。
大学院のコース案内にも、大学時代の専攻は関係ないと書かれているものがほとんどで、特にビジネススクールの場合は、大学の専攻の専攻と異なる場合が多いと思いますので気にしすぎかもしれません。
が、もちろん大学時代からその勉強をしていれば、大学としてもその学生に来てほしいと思うだろうなとは思います。

あとは、大学時代に取っていた授業の内容です。
Glasgowの要件に以下のような文言がありました。

2.1 Honours degree or non-UK equivalent in business, management, engineering or related social science or science subject, with at least 20% of courses in organisational behaviour and/or psychology, leadership, employee relations, human resource management, organisational change or learning and personnel development.

20%以上上記のような授業をとっていること、とあります。
私の場合、社会科学系の授業も取ってはいましたが、20%を満たしていなかったと思います。
(GlasgowはPSの提出が不要だったため、この辺りは事前に問い合わせなどはせず、とりあえず出願していました。PS不要であることからも、Glasgowは成績や専攻・経歴の一貫性重視な気がします。※あくまで私の勝手なイメージです)
大学から言われた不合格の理由はGPAが低いから(Glasgowについてはtoo lowとまで言わなくても…w)というものでしたが、大学時代に履修した授業の内容や、出願コースへの一貫性なども見られているのだとしたら、私はその点弱かったと思います。

また私の経歴が弱かったというのも考えられます。
私はHuman Resource Managementのコースに出願していましたが、私はこれからHRの専門になるため大学院で学びたい、というロジックでした。
HRとしてバリバリ仕事していたわけでもなく、何か大きなことを成し遂げたわけでもないため、その辺りが弱かった(魅せ方も工夫ができていなかった)のかもとも思います。


まとめ

以上が私が不合格をの通知を受けた時にしたことと、私が思う原因です。
GPAが実際どのように評価されたのかは曖昧なままですし、不合格でも合格に変わるかもしれないと思っている方には、あまり参考にならない内容だったかもしれません。

ただ、納得いかない点については実際に問い合わせるのは大事だと思いますので、もしそういった状況になった場合は参考にしてみてください。

よい結果が出ることをお祈りしています!



私のnoteでは、英大学院出願のスケジュールや結果、渡航までの準備で自分が知りたかったけど出てこなかった情報などを書き残しています!
いろいろとさらけ出していますのでw、参考になればスキしてもらえると励みになります!

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