トペテの如くなすべし

非現実の、文書 人形の劇の整備

トペテの如くなすべし

非現実の、文書 人形の劇の整備

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

トペテの如くなすべしについて

1 あいさつ 初めまして、トペテと申します。  この場所では、私の作成した文章を公開していきたいと思います。  よろしくお願いします。 2 経歴(1)名前  トペテの如くなすべし  こと  Topeth in Bronevski Games (2)出身  関東地方 (3)経歴  学校卒業後、自衛隊で約10年間働きました。  特技はIT関連で、無線機やレーダー、通信システム、暗号電話、衛星通信装置等の維持管理を担当していました。  その後、民間企業に転職

    • 自衛隊時代にエンジョイした海外旅行

      1 海外旅行がしやすい この投稿では、わたしが自衛隊員だったときの海外旅行について書きたいと思います。  自衛隊は、軍種や職種・職場にもよりますが、まとまった休暇がとりやすいところです。  年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みには、幹部であっても、1週間~10日間くらいの休暇がとれました。  わたしは航空自衛隊の幹部(管理職)で、職種は通信関係でした。パイロットや警戒管制だと話は違うかもしれません。  休み中も、すぐ職場にかけつけられるよう遠出が制限されることがありま

      • 浪人と忍者のはなし 2

         忍者は城のなかに入り込もうとしましたが、警備が厳重なので入れませんでした。このままでは、敵の武将を殺すことができません。  そこで、忍者は、来た道を引き返して峠に戻りました。みると、真っ暗な山の頂上に、ぼんやりと明かりがともっています。  そこにいたのは、昼間にすれちがった子供たちでした。子供たちは、忍者が殺した父親たちの屍体を見つけて、そこにうずくまっていました。  忍者は、荷車の中から、糧食を取り出して、子供たちに与えました。子供たちは忍者にお礼をいいました。

        • 浪人と忍者のはなし 1

           忍者は隠れて仕事をするのが得意なので、いつもこそこそした作業をやれといわれます。  侍や武将などは、戦争で功績を挙げるのが大切ですが、忍者はそういう目立つことはしませんでした。大体、人目につかないところで、内密に何かをやらされます。  ある忍者が、主君から、敵の武将を始末するように命令されました。敵の武将は、となりの城にいて、その城下町には10万人が住んでいます。  10万人は皆銃をもって、市内を警備しているので、とても侵入できそうにないな、と忍者は考えました。  

        • 固定された記事

        トペテの如くなすべしについて

        マガジン

        • 輻輳 トペテのおもいで日記
          6本
        • 黄道山羊家臣団
          3本
        • 推論とりで
          2本
        • わが城わが楯
          3本

        記事

          わざ、の後のもの 1

           文字を持つ、動物がいなくなった。  死んだということ。  しかし、今やることと、昔やったこととは、違う。  死人たちの環に加わろうとしたが、それはできなかった。  死んだ。    恐竜が死んだとき、わたしはそれを発見した。  発見することで、わたしはそのものたちに近づけないことがわかった。  困りごとは、何かといえば、それは動物の相が変わっていること。  こうして文字を書いても、わたしの皮ふは腐って、すでに無駄死にに向かっている。  焼却炉に向かって歩い

          わざ、の後のもの 1

          国家と税金ニート 1

          1 はじめに 「税金ニート」? この記事では、わたしと国家、国について脈絡なく書いていこうと思います。  トピックとしては、愛国心、政府といった、大仰なものです。このような大きなテーマを、元税金ニートが考えました。  「税金ニート」とは、わたしが一時期勝手に名乗っていた肩書です。  自衛隊では、基礎教育(基本教練や射撃、地上戦闘など)課程を終えた後、各人の特技に従って術科教育を受けます。  特技とは、航空自衛隊でいえば飛行、要撃管制(戦闘機の管制)、航空機整備、航空管

          国家と税金ニート 1

          一個人的自衛隊 ――パワハラ・セクハラ・いじめ

          1 はじめに 結論:  1 営内のいじめは、幹部だったので直接見ていません。ただし、直接聞くことはありました。  2 防衛大の内部事情については、一般大学出身なので直接聞いていません。ただし、出身者から直接聞くことはありました。  3 職場でのいじめやパワハラは直接体験することがありました。  自衛隊における暴行、精神攻撃、パワハラが定期的にニュースで報道されます。  入隊する前も、やはり興味関心が高いのは、内部でいじめがあるのでは、パワハラや暴力があるのではないか

          一個人的自衛隊 ――パワハラ・セクハラ・いじめ

          推論とりで 2

           家とバイト先の往復にも輩が出没するようになり、店の中でも、平気でわたしの作業を妨害してくるので、我慢ができなくなりました。  わたしは、店長に、警察を呼ぶようにお願いしましたが拒否されました。それどころか、お客様への態度が悪い、といって指導されました。  黒塗りの輩たちは、店長を取り囲み、わたしに関する悪口を言っています。 「この店は、あんな無礼なやつを働かせているのか」 「言いがかりをつけられた」 「客に対する教育がなってない」  店長はわたしを呼びつけ、頭を

          推論とりで 1

           先日、仕事をクビになりました。理由は、わたしの態度がお客の前に出せないというものです。それまで2年近く、販売店で働いており、とくに不満もありませんでしたが、あるときトラブルに巻き込まれてから、いろいろとおかしくなりました。  アルバイトとして働いている粘菌店は、駅から歩いて10分ほどの位置にあります。そのため、電車を乗って流れてくる異様な人間や、怪しい人間たちをよく見かけます。  いつものように粘菌の入っているガラスケースを布巾で清掃していたところ、まだ開店前にもかかわ

          わが城わが楯 3 毒の流し込み

           毒薬をバケツに入れた特技兵は、暗い道を歩いて、土山の上にあるため池に、粉をいっきに流し込みます。  白い粉が、煙をまきあげながら水のなかに入っていきます。  そうして、村のなかにいる人びと、占領軍、また動物たちが死にます。  毒は生活のための水だけでなく、こうした生き物が歩く土や、なにもない空気にもしみこんでいきます。  占領軍の兵隊たちは、支給されたブーツがぼろぼろになり、穴が開いているのを発見しました。  裸足で歩いた兵隊は、すぐにひりひりとする感覚を覚えまし

          わが城わが楯 3 毒の流し込み

          わが城わが楯 2 村

           河のほとりに並んで立っている、貧しそうな数人の男たちが、1隻の木船がやってくるのにあわせて、いっせいにひざをつきました。 「お待ちしておりました」  木船から錨がおろされ接岸したあと、林大尉、外山中尉、毒薬特技兵が上陸して、迎えの人間たちにあいさつしました。 「町は、ここから歩いてどのくらいなのか」 「すぐそこの木の柵をくぐれば町です」  林たちの視線の先に、木の板を張り巡らせたサーカス小屋のような、黒ずんだ町があります。  町は土山のふもとに広がり、占領軍の旗

          わが城わが楯 2 村

          わが城わが楯 1 林 粘菌

           林 粘菌(はやし ねんきん)は、元・間者隊(かんじやたい)の将校です。  間者隊とは、敵の拠点にしのびこんで、情報を盗んだり、敵を殺したり、爆弾をしかけたりする集団です。    林は、間者隊の大尉として戦争に参加しました。  林は、間者隊の狂暴な戦闘員たちを集めて「粘菌班」をつくりました。かれらは、敵のとりでや占領地に忍び込み、兵隊や軍属を殺しました。  粘菌班に襲われたキャンプは、1人のこらず残酷に殺されました。また、そのやり方も、毒を盛ったり、毒の蚊を放ったり

          わが城わが楯 1 林 粘菌

          銃剣道の冥府

          1 はじめに 自衛隊で働くと銃剣道は必ずついてまわりました。  銃剣道は、日本軍時代から続く武道・格闘技です。剣道風の防具(用具)をつけて、歩兵中を模した木銃を使ってポイントを競う競技です。  自衛隊では銃剣道の訓練や大会、競技会が常に行われており、各部隊はよい成績をとるために練習に取り組みます。  幹部候補生枠として入隊すると、まず幹部候補生学校に入校します。学校は奈良県にあり、部外出身者(防衛大や曹出身でない、一般大学出身者)は、1年弱教育を受けます。  教育カリ

          自衛隊――労働環境の思い出

           1 趣旨  本記事では、わたしが体験した自衛隊の労働環境について検討していきます。  わたしは大学卒業後自衛隊に就職し、幹部(管理職採用枠)として約10年間働きました。  自衛隊は20万人の労働者を抱え、100以上の勤務地を持つ巨大な組織です。わたしの体験もごく限られた範囲でしかないので了承願います。  2 反自衛隊勢力はどこにいるのか 自衛隊をやめて、とある会社に転職して驚いたのは、自分の所属する組織を悪く言う人間があまりいないということでした。わたしは、運よくそこ

          自衛隊――労働環境の思い出

          ニート学生が自衛隊に就職した経緯

           1 趣旨 本記事では、ニート学生が自衛隊の試験を受けて入隊した経緯を書いていこうと思います。  2 就職活動 わたしは大学在学中、自衛隊幹部候補生試験を受験し、卒業と同時に入隊しました。  幹部候補生試験とは、入隊時に曹長の階級となり、幹部候補生課程修了後数カ月で3尉になるという採用枠です。  就職活動の期間中、まともに受けたのは自衛隊、警視庁、県警だけでした。  東京の大学に入ったものの、大学や授業に興味がなくなり、ほとんど授業に出ず、2年生のときには留年が確定し

          ニート学生が自衛隊に就職した経緯