認知症と余生 移民の場合

知り合い家族に合い、その母親は八十代のアルツハイマータイプの認知症です。移民一世ですね。

その彼女にHow are you? と聞けば怪訝な顔して目をそらされ、おかしいなと思いもう一度聞いてみました。
彼女 : It is me !!!
私:  ???

やっとWho are youの聞き間違いと気付いたのですが彼女は不機嫌になったままでした。
香港育ちで英語は問題ないはずだったんですがね、いろんな英単語が頭から消えて
家族の名前や年齢も記憶から薄れていっているようです。年に一回会うくらいの私のことも当然覚えてはないでしょう。

移民一世で
移民先で余生を過ごすのはどういう気持かなと考えたりします。彼女がまだ意思疎通が普通にできていた時質問したことがあります。
「生まれ育った香港で余生を過ごしたいとは思わないの?」と。
彼女は「今はこの場所が私のホームだし気候もいいから」との答え。

彼女は、支えてくれる家族が一緒にいるし英語が話せなくてもどうにかなるでしょう。それで幸せなんでしょう。

香港からの移民は日本からの移民と違い、政治的な迫害を逃れてきた人たちが少なくないです。覚悟を持って移住してると思います。

日本人はそういう事がない、一般的にはないですからそこを私はラッキーだなと思います。いつかは日本に帰って人生終えたいし、それが普通に可能なのは幸せな事だと思っています。



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