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建築家の住宅論を読む

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戦後の日本の住宅事情を振り返ってみると、庭付き一戸建てが「住宅すごろくの"上がり"」だった時代、核家族ファミリーが3LDKのマンションに憧れた時代、バブルによる値上がりで住宅が高… もっと読む
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記事一覧

建築家の住宅論を読む<12>~安藤忠雄『家1969→96』と『安藤忠雄 住宅』~

自らの原点は住宅設計 建築家の槇文彦は、1970年代に、おもに個人住宅作品によって世に登場し…

建築家の住宅論を読む〈11〉~松村秀一『「住宅」という考え方 20世紀的住宅の系譜』…

「住宅」とは近代という時代が生んだ産物 日本の街並みを作っているのは、建築家とは無縁のな…

建築家の住宅論を読む<10>~ル・コルビュジエ『マルセイユのユニテ・ダビタシオン』…

若きル・コルビュジエにとって、建築とはなにをおいても住宅のことだった 「住宅は住むための…

建築家の住宅論を読む<9>~藤森照信『昭和住宅物語』~

藤森照信が案内する昭和の名作住宅 『昭和住宅物語』(新建築社、1990年)は、建築家であり建…

建築家の住宅論を読む<8>~吉村順三~

皇居新宮殿(基本設計)、奈良国立博物館新館(日本芸術院賞受賞)、国際文化会館(前川國男、…

建築家の住宅論を読む<7> ~中村好文~

今、住宅建築家の第一人者といえば、建築家 中村好文(なかむらよしふみ)の名前を挙げる人が…

建築家の住宅論を読む<6>~隈研吾の『10宅論』~

隈研吾は、国内外で数多くの話題作を手がける、今や名実ともに日本を代表する建築家のひとりです。 建築家の住宅論を読む<6>は、初版当時(1986年)32歳の若き日の隈研吾による『10宅論』(ちくま文庫、1990年)を読んでみます。 卓抜な日本住宅論にして、日本文化論 本作はユニークな日本住宅論であると同時に、鋭い現代日本文化論でもあり、30年以上たった現在もその有効性を失っていません。 本書のあとがきで著者本人は、「この本は一種のでっちあげであり、いわばフィク

建築家の住宅論を読む<5>~磯崎新の『栖すみか十二』~

建築家はなぜ住宅を作り続けるのか?磯崎新はこの素朴でしかし根源的な問いを発します。 建…

建築家の住宅論を読む<4>~宮脇檀『住まいとほどよくつきあう』~

1950年代、不足する住宅への対応と並行して議論されたのが、それまでの日本の和風住宅に代わ…

建築家の住宅論を読む<3> ~黒沢隆『個室群住居』~

戦後の日本の住宅事情を振り返ってみると、庭付き一戸建てが「住宅すごろくの"上がり"」だった…

建築家の住宅論を読む<2> ~山本理顕『住居論』~

戦後の日本の住宅事情を振り返ってみると、庭付き一戸建てが「住宅すごろくの"上がり"」だった…

建築家の住宅論を読む<1>~篠原一男『住宅論』~

戦後の日本の住宅事情を振り返ってみると、庭付き一戸建てが「住宅すごろくの"上がり"」だった…