第5話 アイデア商品イメージソング-『IROTRIDORI』

読者のアイデア投稿を基に創る音楽企画の5th Singleです。

TORABARDでは読者さまからご応募いただいた商品アイデアをモチーフに、小説のストーリー制作と作中で登場するアイデア商品のイメージソングを制作しています。

石川県 20歳 男性 デザイン専門学生 美少年さん

「ソースボトルをEHEエボリューションしました」

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「オーロラソースボトル」

今回は第5話「想い出のうた」のストーリー内に登場する「オーロラソースボトル」の商品イメージソングです。

楽曲の歌詞には作中のラップが挿入されており小説と音楽がリンクしています。 

第5話は「想い出」と「バリエーション」というテーマで書きました。


毎回、小説を書く際は、お悩み相談を解決するための商品アイデアを選考してから、それをモチーフに取り上げるテーマや素材を選択して小ネタを考え、それを当てはめるためのプロットを組むというスタイルなのですが、

扱いたい素材に関しての予備知識がないと当然、比喩表現の幅が広がらないので、過去に自分が一切触れてきていない分野の場合は、ネットや書籍等で最低限の知識をインプットして、そこから想像の及ばない範囲があればその現場や専門家の方に直接足を運んで取材をしに行くという流れです。

それから当事者の生の声を聞いたことによるオピニオン効果で更に潤った素材を基に、常にアンテナを立てた生活をする中で、考案した小ネタにマッチするような要素を引き寄せたら、それを組み込んでいくという感じです。

なので今回は、読者の方からお送りいただいた「オーロラソースボトル」というアイデア商品がモチーフだったので、制作するにあたりメインプロットである「オーロラ」に関して常にアンテナを立てた生活をしていました。

そして、このプロジェクトは共創をテーマにしているので、毎回制作する過程では、取り上げる素材に関してトラバー(JKからご隠居さんまで、国内外問わず出身地や職業、年齢層も様々で多種多様なメンバーで構成された読者)の皆さんとオンライン上で議論して、毎回貴重なご意見をいただいています。(現在は試運営でやってますが、近々TORABARDのオンラインサロンをオープンして更にメンバーを増やし、みんなで一緒に面白いことをやろうと考えてます)

これが自然とサードオピニオン効果となり、素材がより一層深くなります。

なのでオンラインとオフライン双方のコミュニケーションが、自分がこれまでになかった様々な要素を開化させ新たな気づきと知見を得るきっかけとなっています。

このコミュニケーションがオーロラでいうところの励起状態へと繋がり、表現のバリエーションがどんどん増えていくというノリです。

※励起状態:量子力学で、原子や分子が外からエネルギーを与えられ、もとのエネルギーの低い安定した状態からエネルギーの高い状態へと移ること。

まとめると、第5話の作中にも用いている量子力学の波動方程式のようなノリで、作用素=コミュニケーション  固有状態=作品 (波動方程式詳細は第5話を読んでみてください)という感じです。

音楽でいうところの異ジャンルの人とコラボやセッションして化学反応を起こすことで新たな面を見出すという感じですね。

こうして完成した小説を基に次は音楽を制作するのですが、いつも音楽では小説とはまた違ったテーマの解釈をして表現するように心掛けてます。

これはこの曲の歌詞の、〝はじまりはいつも一つのimage 括られたSource(情報元)の儚いGauge〟 にもあるように、

「人や物事を一括りのイメージだけで判断してたら勿体ないから色んな角度で見てみようぜ」という想いを込めています。

なので、自分自身が常日頃体感していることである、〝異文化コミュニケーション = 表現のバリエーションを増やすためのセッション〟ということと多面性を音楽で表現してみました。



IROTRIDORI - NITRO

-lyrics,arranged by NITRO

-composed by Jim Yosef , NITRO



あの宇宙(そら)で触れたのはone hand only, your self

slap the past that slap あの未来(ほし)へ

現在(いま)旅立つ



始まりはいつもひとつのImage

括られたSourceの儚いGauge

小さなStoneで集めたい景色

Reversibleが紡ぐ彩る奇跡



芯Pullに周るしなやかなCoi流

Exciteな夜にヒカリが帯びる

脚を照らして見つめるSoil

耳澄す微かなCurtainのCall



この宇宙(そら)で揺れたのは clap hands,sound ,many kinds

Because you high ten with both hands,free

Hugをその手で



ちらばった星かき集めても

ほころんだ過去縫い合わせても

見えるのはゆがんだ水面の月

上で灯るあの温もりに少し

包まれてみたら

頬を照らし吹くSowの風に

そのまま漂ってゆけたら…




Jim Yosef - Canary [NCS Release]

Download this track for FREE: https://www.hive.co/l/2bpgu

photo by NITRO

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