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野口良平著「幕末人物列伝 攘夷と開国」いよいよ始まります!!

お待たせいたしました!!

大きな「力」の差があるなかで、人間はいったいどうすれば良い社会を作れるのか。
あまたの人々の真摯な格闘に伴走した精神史の本、野口良平先生の『幕末的思考』(みすず書房、2017年)は、高尚な言葉で書かれているのに、心をどんどん叩かれずにはいない書物です。

野口良平『幕末的思考』みすず書房、2017年

300ページ余りのページの中で、その考え、あまたの真剣な人々の人生と考えが語られていて、この人たち一人一人のことをもっと知りたくなります。
それで、今回、この「幕末人物列伝 攘夷と開国」では、一人ずつ、じっくり、平易だけど深く、語っていただくように野口先生にお願いしました。

『幕末的思考』は、漂流民を載せてやってきたアメリカのモリソン号を幕府が打ち払っったことを批判した、渡辺崋山高野長英の考えに伴走するところから始まりますが、
「幕末人物列伝 攘夷と開国」の第一話は、その40年以上前に、ロシアからロシア人に送られて帰国した大黒屋光太夫が主人公です。
日本列島に開国を迫らんとする西洋の大国のふところに、はからずも飛び込み、奇跡的に帰国した光太夫の人生とは。

いやはや面白いです!!
(人間の歴史はひどいことだらけだけれど……)
ぜひぜひご堪能くださいませ。

けいこう舎編集人(栗林佐知)

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→「幕末人物列伝 攘夷と開国」第一話 大黒屋光太夫(その1)へ


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◆著者プロフィール◆
野口良平(のぐち・りょうへい)
1967年生まれ。京都大学文学部卒業。立命館大学大学院文学研究科博士課程修了。京都芸術大学非常勤講師。哲学、精神史、言語表現論。

〔著書〕
『「大菩薩峠」の世界像』平凡社、2009年(第18回橋本峰雄賞)
『幕末的思考』みすず書房、2017年
〔訳書〕
ルイ・メナンド『メタフィジカル・クラブ』共訳、みすず書房、2011年
マイケル・ワート『明治維新の敗者たち 小栗上野介をめぐる記憶と歴史』  みすず書房、2019年
〔連載〕
「列島精神史序説」(「月刊みすず」2020年7月号~2022年9月)
「幕末人物伝 攘夷と開国」(けいこう舎マガジン)ここ~!!!!!!
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