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買い物する人は、欲しい物がわからない。ってどういう意味?

どうも、とらぎつねです。
今回は営業(セールス)に関する話です。
売る側と売られる側、両方の視点から見ていきたいと思います。

<売る側の視点>

営業マンの心得の一つとして
「お客さんは、自分の欲しいものがわからない」
というものがあります。
「この車が欲しい」「この歌手の新譜が欲しい」「カレー用の肉が300g欲しい」
などなど、一見普通は欲しいものがあって、客はそれを求めて買いに来ているように思います。
しかしこの心得が言っていることは
「客の本当のニーズを掴み、それに合った商品を売れ」ということらしいです。

上記を例にしてみます。
車が欲しい人は、なぜその車が欲しいのでしょうか?
この車種が何となく好きだから?
見た目が気に入っているから?
エンジンの作りがオリジナルで、他にない構造だから?
車内が他の価格帯の車と比べて広いから?
理由は様々あると思います。
これは、なぜこの車でなければいけないのかということです。
この理由がわかれば、もしかするともっと条件が良くて安いものがあるかもしれません。
客はそれを知らないのです。
自分の持っている情報の中で一番自分のニーズに近いものがこれだから、これが欲しい。
そう思っているにすぎない、ということですね。

歌を例にとるともっとわかりやすいですね。
「こういう歌声の人が歌う、こんな言葉が入っている歌詞で、こんなメロディの歌が欲しい」
と思って曲を探す人はあまりいないのではないでしょうか。
その歌手やバンドのファンだから、全然知らない歌だったけどラジオで流れていて気に入ったから、好きなドラマの主題歌でいい歌だと思ったから・・・という理由がほとんどではないでしょうか。
皆、聞きたい曲が頭にあるわけじゃないです。
欲しい!何度でも聞きたい!と思われるような曲がどんなものなのか。
音楽を生業にしている方々は、これを日々追っているのではないかと思います。

つまり営業職は、お客さんがどんな問題を抱えていて、どんなニーズがあるのかを考えた上で提案すべし、ということですね。
お客さん自身も気付いていないようなニーズの本質に気付けたなら、きっとその商品は売れることと思います。

<売られる側の視点>


それでは、欲しいものを買う側の視点から見るとどうでしょうか。
上記のように、買いたいものがある人はその対象に何かのニーズを感じています。
なぜ、その商品が欲しいのか。
これを明確にしていると、売る側の人もどんな商品を薦めたらいいのかがわかり、お互いの感覚の行き違いがなくなります。
また、売る側の都合だけ考えられた商品を売りつけられることも少なくなるでしょう。
自己防衛のためにも、売り手がニーズを把握しやすくするためにも、何かを買うときは
「自分はなぜ、これが欲しいのか?買うことによって何が満たされる(解消される)のか?」
を明確にしておきましょう。

もちろん、食料品やコンビニスイーツなどの少額の買い物にまで気を張る必要はないと思いますが・・・。
自分が真剣になるような買い物をする場合、もし思い出すことがあったら、この記事を読んだことを思い出してみてください。

有益な情報になりましたでしょうか?
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それでは、また。


・・・ちなみに、私がサバゲー用に新しいエアガンを買ってしまうのは
持ってない種類の銃だから!
駆動形態の種類が違うやつだから!
マガジンがいっぱい出回っているやつだから!
なんかかっこいいから!(←結局)
みたいな理由であることが多いですね(^^;)

あんまり真面目に考えすぎなくてもいいっす。

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