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護身術は”護身道”の一つでは?多くの人が勘違いしているかも?

どうも、とらぎつねです。
今回は護身術に関して私の考えを書きます。
独自研究なので、こんな意見もあるんだな、くらいの軽い感じでお読みいただければ。

<護身術に対する疑問>

まず、習ったものがちゃんと使えるのか?というお話です。
護身術と検索するとよく
・女性でもできる技術を教えます!
・ひったくり対策に!痴漢対策に!
・子供、老人でもOK!初心者大歓迎!
というような謳い文句の教室がヒットします。

しかし少林寺拳法の経験がある私の感想としては
「ちゃんと道場に通って護身術を定期的に学んでいる人ならともかく、1回や2回の体験で身につくほど護身術って簡単じゃないよね」
ということです。
護身術が必要になる場面というのは、おそらく犯罪の現場に巻き込まれてしまった場合などになると思います。
ストーカーなど、その人を狙ったものもあるでしょう。
そういった犯行の現場で、ちょっと体験したことがあるだけの護身術の技がすぐにできるでしょうか?
しかも習った技は限定的なシチュエーション(腕を掴まれたとか後ろから抱きつかれたとか)だけです。
馬乗りになられたらどうしたら?
子供が捕まったらどうしたら?
そこまでは護身術教室では(おそらく)習いません。

<護身術で一番大切なのは?>

私はボディーガードや警備員をやったことはないので、あくまでただの格闘技好きがその目線で考えているだけですが…。
一番重要なことは「平常心」だと思っています。
通り魔などの犯行現場に居合わせた時、状況を瞬時に把握すること・逃げるか逃すか、行動をすぐに決定すること・安全を確保した上で危険に対処すること。
護身術教室で習う関節技等については、これらを行なった上でそれでも犯人と格闘になってしまった場合にのみ使います。
そもそも危険度の高い場所に近づかない、暗く人気のない道を1人で歩かない、などの事前対策を行うことも立派な”護身術”です。
私はこういった護身に関する全体について言葉の定義を分けるため、すべての護身に関することを「護身道」と呼んでいます。
護身術は護身道の最終手段であり、まずは危険から離れることが基本です。
そのためには冷静な判断ができる平常心が最も重要です。
実際、犯人と格闘が必要になった場合でも平常心がないと相手の動きに合わせられません。
まずは落ち着くこと、これが自分と家族を守る第一歩にして最重要事項になると考えています。

<護身道とは?>

私が勝手に言ってるだけの言葉ですが、以下のような定義です。
空手道や柔道など、武道はよく道に例えられます。
これはスポーツとしての格闘技とは一線を画してまして、生き方そのものも含めるため”道”という字が使われます。
護身道も同じで、技術より先に心の強さや考え方が重要と考えています。
ここでいう心の強さというのはメンタルが強いということではなく
・何が起きても現実の光景、と現実を受け入れる速さ
・危険に対処するためにどう行動するのが最適か、瞬時に判断できる決断力
・決断を即行動に移せる行動力の速さ
などを言います。
つまり護身道とは、「危険から離れることを第一とし、最重要である平常心を保ちつつ、最低限自分が逃げることのできる技術を反復練習する」ことと考えます。
少林寺拳法では、平常心の訓練なのか毎回「全員が正座で目を閉じ、道院長が任意のタイミングで大きな音の出る竹刀で床を叩く」ということをしていました。(やってない道場もあるでしょうが)
おかげで大きな音に驚くということはなくなっていきましたね。

<明日から>

ここまで読んでいただいてありがとうございます。
もしかすると、何か護身術や格闘技を始めてみたいと考えていますか?
それならちゃんと習うことをオススメします。
もちろん体験会等を否定するものではありません。
無料体験や見学会などを行なっているところもあると思います。
しかし守る力を身に付けたいなら、やはり実際に行動し、続けることが重要です。
そのために何をしようか、体験や見学はその判断の一助になってくれると思います。
検索ワードは「護身術」「少林寺拳法」「クラブマガ」(イスラエルの軍隊格闘をベースにした護身術)などでどうでしょうか。
自宅から通える距離にある場所で行われているところを探してみましょう!
そして明日には申し込みだ!
なお、手前味噌ですが札幌であれば私もお手伝いできます。

女性、子供向けというのは結構ありますので、私は今回男性限定としてみました。
ご興味あればご連絡ください。

今回は以上になります。
それではまた!

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