見出し画像

地獄先生ぬ〜べ〜のご紹介。私が一番怖いと感じたお話は・・・

<お勧めしたい対象者>
小学生、中学生、オカルト好き全員

<ぬ〜べ〜一番の魅力!>
怪談、オカルトをテーマにしたヒーロー的な少年漫画!ホラー好きなら一読の価値あり!

<あらすじ>
 童守小学校、5年生の担任となった鵺野鳴介(ぬえの めいすけ)通称ぬ〜べ〜が主人公。ぬ〜べ〜は左手が”鬼の手”となっており、子供達を凶悪な悪霊などからこの鬼の手で守るのだ!話は毎回ぬ〜べ〜クラスの児童たちを中心に描かれる。内容の多くは児童たちが幽霊や妖怪に襲われ、それにぬ〜べ〜が立ち向かう構成となっている。しかしネタが尽きることなく様々なオカルトがテーマとなるため、読んでいて飽きない。トイレの花子さん、てけてけ、動く人体模型、怪人赤マント、ブキミちゃん、口裂け女、人面犬、神獣、七人ミサキ、雪女、人体自然発火現象や意思を持つAIの話など、1990年代後半の作品ながら、作品の内容は色あせない。特に小学生の教育には非常によい内容となっている。

<どこで読める?>
コミックス全31巻、古本屋、電子書籍も。そしてアニメ化もしている。アニメも結構長く続いたが、原作の途中で終わっている。劇場版もあり、レンタルや動画配信サイトで見ることができる。

<地獄先生ぬ〜べ〜の問題>
 後半からバトル要素が強くなり、オカルト要素が薄れてきてしまう。しかしバトルはバトルで熱いので、好きな人なら楽しんで読めるはず。
 ただ、実は最近になって続編が連載されている。作中の登場人物が成長し、主人公になった「霊媒師いずな」。そしてぬ〜べ〜クラスの一人が教師となり、童守小学校に凱旋する「地獄先生ぬ〜べ〜NEO」。さらに今は「地獄先生ぬ〜べ〜S」という新作も出ているようですね。オカルト要素好きなら、現代の都市伝説なんかも扱う新作も読んでみてはどうでしょうか。

<一番怖かった話!>
 私が元来持っているオカルト熱を強烈に呼び覚ましてくれた本作。大体の幽霊、都市伝説や妖怪などはぬ〜べ〜で知ったといっても過言ではない。まだネットも発達していない時代、オカルト世界のまとめサイトみたいな存在だったと感じています。ボクサーがほぼ「はじめの一歩」読んでる感じで、オカルト好きはほぼぬ〜べ〜読んでる感じする。
 不思議なもの、未解明な現象などの魅力がこれでもかと詰まっている本作!オカルトって面白い!
 自分の一番好きな話、というか怖かった話はもう、ダントツで「怪人赤マント」の回なんですがわかる方いますかね?話としては、口裂け女や人面犬といった都市伝説が流行っていた時期に実際に流行ったものらしいですね。自分はその世代がリアルタイムではなかったですが、この話は怖いと感じました。内容を説明すると・・・
・ある日、いつもの通り学校が終わる。しかしいつもと大人たちの態度が違う。
・放課後になるとすぐに帰れと教師だけでなく街の人たちまで口うるさく言ってくる。
・生徒のうちの3人が帰り道、仮面をつけて赤いマントを羽織った人物に好きな色を聞かれる。
・怪人が一人をさらい、ぬ〜べ〜に助けを求めて・・・

というところまでが中盤。
 ここで真実が明かされるのですが、実は「赤マントの怪人」は子どもばかりを狙う連続殺人犯。神出鬼没のため逮捕が難航しており、少しでも目撃情報があれば即座に子どもたちを家に帰し、大人たちだけで対決すると方針が決まっていた。これは子どもが知ってはいけない、大人たちだけの秘密だった・・・。というもの。
 この「子どもが知ってはいけない秘密」というのは、子どもの頃は「子どもに知られると不都合」という大人の都合によるものだと思っていました。そこを逆手に取られ、「子どもを守るために秘密にしていた」というのが衝撃でしたね。しかもこの怪人、幽霊ではないんです。妖怪でもなく、正真正銘ただの人間。「幽霊なんかより人間が一番怖い」を最初に感じたのは、この話かもしれません。化け物や猛獣でもなく、人間の形をしているのに、全く意思が通じない。そして問答無用で殺しにくる・・・。こんな恐ろしいやつ、他には出てきませんでした。

<まとめ>
 もう二昔くらい前の作品になっちゃう本作ですが、現代の都市伝説などを題材にして、続編やスピンオフ作品も出ています。そっちはちょっと大人向け。オカルト好きには絶対オススメ!知らなかったというオカルトマニアは、現在の作品から読むのもいいでしょう!きっと面白いよ!一番怖かった話とか、コメント欄で語り合えたら楽しいですね!それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?