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【ネット世論調査】 #国民民主党代表選挙 立憲、維新支持者はどちらを応援しているか?

 初の試みとなるが、Twitter等を用いて、今年9月実施予定の国民民主党代表選挙について、7月下旬に、政党支持者を対象とした世論調査を行った。

 調査では、立憲民主党と日本維新の会の支持者に対し、「今年9月の国民民主党代表選挙では、現職の玉木雄一郎さんと、現代表代行の前原誠司さんの立候補が取り沙汰されています。あなたはいずれの候補を、支持しますか?」と尋ねた。

【関連記事】書きました!#国民民主党代表選 の争点は⁉️玉木雄一郎代表、前原誠司代表代行の国民民主党出馬表明会見 全文大公開!両者の会見の主張を徹底比較!#政局ウォッチNOW #国民民主党  2023/08/08| @Chijisen #note

日本維新の会支持者の回答

国民民主党代表選挙で維新支持者が支持する候補

維新支持者の回答
玉木雄一郎さん 48%
前原誠司さん 52%

 維新支持者の中では、維新との連携を繰り返し主張する前原代表代行が、玉木代表を上回る結果となった。それでも、2人が僅差となった背景には、ネット上の維新支持者の傾向として、足立康史衆院議員(維新・大阪9区)のファンが多いことと、足立議員と玉木議員に官僚時代から続く個人的な関係性があることが考えられる。

 維新支持者全体で見れば、政党の合流を真っ向から否定する玉木代表より、維新などとの結集を訴える前原代表代行に期待する声が大きい。

立憲民主党支持者の回答

国民民主党代表選挙で立憲支持者が支持する候補

立憲民主党支持者の回答
玉木雄一郎さん 33%
前原誠司さん 67%

 立憲民主党支持者の回答では、より前原誠司代表代行が優勢となった。前原代表代行は、立憲民主党に対し好意的な発言をしている訳では無い。しかし、前原代表代行の、維新や立憲の一部と結集を目指すという主張が、立憲民主党支持者の一定数から支持を集めているようだ。

国民民主党代表選挙の主要な争点は?

 国民民主党代表選挙では、「国民民主党の存続」そのものが最大の争点となっている。

 前原代表代行が代表選挙出馬表明会見にて、「非自民、非共産勢力の結集による政権交代」を主張したのに対し、玉木代表は自身の出馬会見で、「大きな固まりを作るために、我が党をなくしていいという立場なのか。考えているのであれば、党員・サポーターにも明確に言うべきだ」と反論している。結集という言葉は、旧立憲民主党と旧国民民主党の合流の際にも用いられており、そのような言葉を使っている以上、前原新代表となった場合は、国民民主党が他党との合流で「発展的解消」するのではないかという見方が強くなっている。

 実際に、国民民主党との連携を期待する維新・馬場伸幸代表は、国民民主党代表選挙について尋ねられると、前原代表代行は「国家像を共有する同志だ」とし、前原氏に近い立場であることを明確にした。東京新聞でも、立憲関係者の、前原氏との連携を期待するコメントが掲載された。

 ここまで他の野党から横槍の入る代表選挙は、異例である。そして、このような横槍の存在が、かえって、国民民主党支持者が「国民民主党の存続」に危機感を持ち、代表選挙の争点だと真剣に考えるきっかけになるだろう。

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