皆さんも見たと思いますが、こんな衝撃的なことがありました。

難聴児童の逸失利益は85％、5人死傷事故で大阪地裁(産経新聞)
#Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/06c923fe532bb817bec1e508814c69ba2b1634f3

難聴のお子さんが重機に跳ねられ死亡した事故。運転手はてんかんの持病を隠して重機を運転していた。

この事故で両親が起こした損害賠償の裁判で、生涯で稼げたであろう金額が、健常者と比較して85％とする判決を大阪地裁が言い渡したというニュース。

そもそも障害者の給料で自立・自活するのは厳しい。それぐらい低い。
ではなぜその設定かというと、少し拡大解釈するが、障害年金などのサポートがあるという考えもあると思う。
いろんな免除やサポートがあっての金額であるという前提が抜けているように見える。

極論をいうと、この裁判での原告の請求額は6130万円ほど。で、裁判所が認定した賠償金は3800万円ほどになるので、その差額約2330万円は国なり自治体なり、その子が将来受けたであろうサポートする側が負担するというのはどうだろう。

もちろん、本当にそう思ってるわけではないけど、この判決を見る限り、受けたであろうサポートの部分は加味されてなく、本人が稼ぐであろう金額しか査定されていないように感じる。

だとしたら、この子が将来受けたであろうトータルの獲得金額と乖離が出る。
ここの部分をどうするかを考えされられたニュースでした。

こういうことが減る世の中になると良いなぁ。

亡くなられたお子さんには、お悔やみを申し上げます。