2月13日 少子化の話(?)

 ラジオで少子化の話をしていた。

 ……少子化の話と関係あるかどうかわからないが……

 私には甥っ子、姪っ子というものがいない。なぜなら私の一族は、結婚した人は何人かいるのだが、子供を産んだという人が1人もいないからだ。
 私の一族は、だいた私の世代辺りから、結婚は少しあるが、出産は1人もいない。もしかしたら遠い親戚が子供を持っているかも知れないが、そういうのは話としても聞いていない。誰1人、家族を作っていない。
 要するに、私たち一族は私くらいの世代で“終了”なのだ。

 姪っ子甥っ子というものがいないから、お陰様でお年玉を配ったこともない。
 収入が1円もないから、お年玉に悩まされずに済んでいるのはいいことだが。

 まあ私のことを嫌いな人にとっては朗報だろうね。
 私たちは十数年後、一族ごとこの世から消滅する。

 というこれは「少子化」の話ではなく、私たち一族が単に“社会の構築”に失敗した間抜けな人たちだった、というだけの話かな?
 「少子化の話」カテゴリーに入る話かどうか、よくわからない。

 私たちの親世代は、結婚して子供を作って家族を作る……というのが当たり前で、何の疑いもなく、みんなこのゴールを目指して大人になっていった。
 ところが、私たち世代はこの価値観を疑ってしまった。「結婚……何の意味があるの?」「家族? 何の意味があるの?」「出産ってコスパ悪くない?」とこんな感じ。
 それぞれで結婚や家族を作ることの意味を考え、結論を出さないと、それをゴールにする意味を見出せない。そんな感じじゃないだろうか。

 私個人的にはというと、結婚とか家族とか、そういうものに対して特に価値観がないから、別にそれでもいいや、思っている。一族消滅の話は、ネガティブな話とすら思わない。そうなるねー……というくらいの印象だ。

 気になったときは老いた時。親しい人がいない私は確実に孤立する。
 私は以前からロボット技術はどこまで進歩するのか、ということを気にしているが、それは実は自分が老いたとき、のことがちらっと頭にあるから。
 自分が老いたとき、面倒見てくれるロボットは生まれているだろうか……。それが気がかり。


こちらの記事は私のブログからの転載です。元記事はこちら→http://blog.livedoor.jp/toratugumitwitter/archives/51614065.html

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