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秋のビリヤニ(秋鮭と銀杏、キノコのビリヤニ)

「銀杏を使ったビリヤニ」をリクエストいただいたことから、今回は今が旬の秋鮭を使ったビリヤニを考えてもらいました。

早速ですが、ビリヤニ部分に使われている食材は、まず秋鮭。お一人あたり100g以上使っています。
そして、銀杏ときのこですが、たまたま白舞茸・茶えのき茸・ひら茸が手に入りました。ひら茸は、別名オイスターマッシュルームとよばれ、とら屋食堂では牡蠣のビリヤニにもよく登場いたします。

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えのき茸やまい茸、しめじの美味しさは、もちろん皆さんよくご存知だと思いますが、白舞茸はえぐみが少なく、すっきりとした美味しさが特徴のように感じます。

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また、逆に、茶えのき茸は風味が強く、しっかりとした歯応えが感じられるように感じています。

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それらがたっぷり加わることで、よりメリハリの効いたビリヤニになったのではと思います。
また、ゴロゴロと入っている、さつまいもの甘さも、いいアクセントになったのではと思いますが、いかがでしょうか?

さて、トッピングのメインにのせた秋鮭、マサラをたっぷりと纏わせて、こんがり焼き上げました。イートインの方はもちろん、テイクアウトのお客様にも、お渡しする直前に、1枚1枚焼き上げています。

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ビリヤニに炊き込んだ秋鮭とは異なる味を楽しんでいただけたのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

今回は、秋を楽しんでいただけたらということで、トッピングもこだわってみました。
栗の渋皮煮、茗荷、かぼす、芽ネギ、そして、新高梨。

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今回は、お馴染みのにんじんサラダにもコリアンダーではなく、ネギを使用しています。
いつものビリヤニとは、ちょっと違って、ちょっと面白い。
ご常連のお客様にも、喜んでいただけたようで、嬉しいです。

そして、ライタは柿と蓮根。シャクシャクとした歯応えも楽しいですね。
今回、柿は個人的に一番ヨーグルトと相性が良いと思っている「太秋」を使いました。季節のラッシーに使っているのも、この太秋です。
他の柿が出回るよりちょっと早い、今が旬だそうですので、見かけたらぜひ召し上がってみてください。ちなみに、ちょっと青みを帯びていても大丈夫です。お尻に蜘蛛の巣のような網状の模様が入っていたりしますが、実はこれがどうやら甘さの目印らしいので、恐れずに(!)お試しください。

今年の初物の銀杏を空煎りして添えてみました。

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カレーリーフソルトの風味と銀杏の香りも、とても相性がよかったですね。
こちらは愛媛県祖父江の銀杏です。日本でも有数の産地だそうです。
ビリヤニに炊き込んだ銀杏はコストの関係で、今年のものではないのですが、たっぷり召し上がっていただけたのではないかと思います。

すでに、もう一度やって欲しい、という嬉しいお声もいただいております。
また、「秋刀魚・銀杏・きのこのビリヤニ」のリクエストもいただいておりますが、まだまだ秋刀魚が細身ですよねー。もう少ししっかりしてきたら、秋刀魚のビリヤニも考えてみたいですね。


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