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#24 マーケット感覚を身につけよう

今月に入って、ちきりんさんの『自分の意見で生きていこう』を読み、大変勉強になった。

もっとちきりんさんの思考に触れたいと思い、このシリーズを読むことにした。

次に読んだのは、2作目の『マーケット感覚を身につけよう』
なぜ、1作目を飛ばしたかというと、ちきりんさんのブログで
「マーケット感覚の本を書きたかったが出版社に上手く伝わらず、論理思考について本を書くことになった」
と言っていたからである。著者が1番初めに伝えたい内容を読みたくて、2作目から読むことにした。

マーケット感覚とは、物事の価値を正しく読み取る能力である。

人生100年時代、終身雇用もないライフシフトの世界では、自分の価値に気づけないと稼ぐことができなくなる。よって、これからますます必須な能力になるのだ。

そこでマーケット感覚を身につけるために、できることを3つまとめていく。

1.プライシング能力を身につける

世の中の商品は値段が決まっており、消費者はその値段に応じてお金を払う。しかし、これは一般的なわけではなく、海外の国の市場などは直接交渉して値段を決めている。

そのものやサービスに対して、正しい価値を読み取るために、自分でプライシング=値段をつけてみることが練習になると、著者は言う。

例えば、今目の前にあるペンは、何円だろうか?
練習していけば、自分にとって、他人にとって、最も価値を高く見る人にとってなど様々な人の視点で値段をつけることができるようになる。

そして、その能力によって、自分にとって価値あるものは何かを捉えることができるようになる。

2.インセンティブを理解する

「また、金のためにやりやがったな」
と言わないことがポイント!

人は誰しもがお金のために動いているとは限りません。名誉のため、生きるため、さまざまな理由がある。「お金=人を動かすもの」と捉えないことが、マーケット感覚を身につけるために必要である。

インセンティブ(人を動かす原動力)を理解するには、自分の欲望に向き合うことが大切である。自分のセンサーに向き合うと、他人や人間全体のインセンティブについても理解が進む。

そうすることで、結果としてマーケット感覚も身につくことができる。


3.失敗を失敗と捉えない

市場化が進んだ現代で、個人の能力が重要視される。
しかし、自分の価値ある能力を「失敗するといやだから」と言って隠しておくと、その価値は腐っていってしまう。

価値の魅力を十分に発揮し、市場で評価されるためには、失敗を恐れずにどんどん出していくべきである。
今はSNSが発達しているので、作品が未完成でも公開することで、一部の消費者には刺さるかもしれない。
価値ある能力を遺憾無く発揮できると、今後の社会でも生き抜くことができる。


この本で、マーケット感覚については少し分かったが、実践をしていかないと意味がないので、プライシングの練習や情報の発信などは、今後もどんどんやっていきたいと思う。

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