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なぜ日本でeスポーツが盛り上がらないのか。

最近、”「eスポーツ」なぜ日本で盛り上がらないのか 専門家が指摘した海外との大きな違い”という記事が公開され、この記事に対する意見がSNS上で投稿されている。
そこで、私もいちゲーマーとして、eスポーツが盛り上がらない理由を考えてみようと思う。


1.流行の変化の早さ

私はここ数年、FPSゲームを主にプレイしている。
FPSゲームとは、対戦相手と銃を用いて戦う一人称のシューティングゲームのことである。

まず、ここ数年で私がプレイしたことのある中で、流行っていたと感じたゲームをいくつか挙げてみようと思う。
注意してほしいのは、以下に挙げるのはFPSゲームの、ほんの一部に過ぎない

ゲーム名は、正式名称でなく略称を用いている。
R6S, Apex, CSGO, VALORANT, PUBG, Fortnite, CoD, OW……

これらはすべて私がプレイしたことのあるゲームであり、FPSゲームは他にもたくさん存在する。
そして、これらのFPSゲームは似たようなルールのゲームはあれど、細かいシステム・ルールがすべて異なるのだ。

そして、流行りのゲームは数年で変化していくのだ。
変化のペースは長くても5年、早ければ数か月で流行りが終わるゲームもある。
eスポーツの大会を観戦しようと思えば、これらの流行り廃りに必死でついていかなければならないのだ。

2.ゲームのアップデートによる変化

上記の流行り廃りの問題にも関連していることだが、現代のゲームは数週間、あるいは数か月ごとにアップデートというものが行われる。
これは、特定のキャラクターに変更を加えることによって、ゲームのバランスをよくすることを意図して行われるのだ。

ゲームをプレイしたことのない人はもちろん、ゲームをプレイした経験のある人ですら、アップデートによるゲームの変化についていけなくなることがあるのだ。

3.演出面

単純に、見ていて面白いかどうかというのは、eスポーツを盛り上げるために必要不可欠だろう。

だが、正直演出面が分かりにくいゲームは多い。FPSゲームをプレイしている私ですら、見ていて何がすごいのか、何が見どころなのか分からないゲームが多い。
せっかくコンテンツに興味を持ってもらっても、継続してみてもらわなければ盛り上がりにはつながらないのだ。

eスポーツは何を目指すのか

そもそもeスポーツが盛り上がるとはどういうことだろうか。
観戦者が増えること? それともプレイ人口が増えること?
私は後者だと思う。

今話題となった記事が言っている”eスポーツの盛り上がり”というのは、観戦者が増えることではないだろうか。

eスポーツの盛り上がりと言うのが、”観戦者が増えること”と”プレイ人口が増えること”のどちらであるかによって、この話題に関する議論は大きく変わる。
誰もが気軽にプレイできることがゲームの強みなのだから、”eスポーツ”という言葉に惑わされずに、ゲームを盛り上げることを目指していくことが必要なのだと思う。

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