見出し画像

スケールダウン

おはようございます。
現在芸人とは別で
荷揚げという肉体労働をして
日々生きながらえているのですが、
今日は朝の8時集合して9時開始という
モーニング待機をする幕開けとなりました。
なので全く関係ないこの前あった
切ないお話を一つ。

先日荷揚げの帰りにどうしても
ラーメンが食べたい衝動に駆られました。
日本人の9割が一度は感じるあれです。
ちなみに魚介豚骨系のつけ麺が食べたい。

最寄駅について何を食べようと
店を調べ、店を周り、メニューを漁り
今の自分に刺さるラーメンを探して回っていた。
住んでる街には大抵のものはあるのに
ラーメン屋のラインナップがちょいと
俺好みではないんだよなぁ。とよく思う。

コンビニのカップ麺まで見て回った結果、
たまに行く家系ラーメンのお店にしました。
その時に自分が人間として1段階スケールダウンしたことに気づきました。
金額の問題ではなく、食欲の問題で

初めてラーメンの並を頼みました。

基本的にラーメンを頼む時は大盛り頼む私ですが
その時明らかに足がすくんで大盛りを選ぶことができなかったのです。
そんな事かと思うかもしれないですが、
一つ思い出して欲しい、
肉体労働をして、尚且つラーメンが食べたくて
いくつもの店とコンビニを回って辿り着いた
明らかに行けるとこまで食べたい
そんな飢えに飢えた状況で

ラーメンの並を頼みました。

何というか寂しかった。
自分で選んどいて。
俺は体の芯からもう並盛りまでしか
求められないのかと。
人として大きく一歩
スケールダウンをした気がしました。

「お客さん、ライス無料でつけられますが
大、中、小どれにします?」

忘れてました、家系にはこれがあるんです。
炭水化物と炭水化物の当たり前のような共演が
太りやすい体質には悪魔のような囁き。
傷心中の俺に畳み掛けるように
投げられた質問に対して自分は
小を頼もうしました。


「しょ、小で、あ、いや、やっぱ中で」


踏ん張った。

魂はまだ死んでいない。

俺の身体はまだ食えると。

完食し、苦しくなりながら家に帰って
お菓子を食べました。
甘いものはやはり別腹ですね。

見ていただき、ご馳走様でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?