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我が子が時計を読めるようになるまで(短い針編)

我が子(4歳)は,ひらがなとカタカナは概ね読めるようです。ところが,時計については,何度教えてもなかなか覚えられず,不思議に思っていました。ところが最近,「我が子が何を勘違いしていたか」が分かり,その誤解を解いてあげたところ,短い針(「何時」まで)レベルですが,読めるようになりました。

1.絵本を読んで覚えようとし始めた
まず,最初に我が子が時計を理解しようとし始めたのは,時計の読み方の絵本を偶然手に取ったことからでした。
その本には,「短い針は数字の何と何の間にあるかな。その数字の小さい方を読んで『●時』って言うんだよ」というようなことが書いてありました。
我が子は数字は読めたため,しばらくはこの絵本に従ってたまに「今何時?」と聞いたりしていましたが,一向に読めるようになりません。まぁ別にまだいいでしょ,というような気持ちだったので(今もそうですが),特に気にはなりませんでした。

2.時計のおもちゃを買う
その後,我が子が欲しがった時計のおもちゃを買い,それで教えてみようと思いました。
上の画像の時計がそれです。短い針と長い針でそれぞれに対応する数字が色分けされており,これは見やすいと感動したものの,長い針を読む以前の問題なのでこれで解決できる問題でもありませんでした。

3.謎が解ける
我が子の学力(親バカ目線)を基準にすれば,さすがにこれだけ教えて覚えないというのはおかしいなと思いましたが,ある日,我が子が2つの勘違いをしていることに気づきました。

①「●と●の間」という説明
絵本通り,「今,短い針は数字の何と何の間にある?」と聞いていたのですが,我が子はどうも「長い針と短い針の間の数字」を読んでいると気づいたのです。「数字と数字の間」ではなく「針と針の間」を見ていたわけです。そりゃいつまで経っても読めるようにならないはずです。

②「右と左で上下が逆転する」ことのややこしさ
我が子は,いつからか,「下の方にある数字が大きい数字だ」と勘違いしていたのです。そもそも,数字は分かるけど「大小」の概念が分かっていなかったため,「下の方が大だ」と覚えていたのでしょう。時計の右半分ではその通りですが,左半分だとそれが逆転します。これも時計が読めなくなる要員だったようです。

4.長い針はこれから。
なんとなく,「原因の分析」と「対応」で解決できたことに感動しただけで,別に「一刻も早く時計が読めるようになって欲しい」となど思ってもいませんが,万が一参考になる人がいればと思い,書いてみました。