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私的、2019年に読んでよかった本、5冊。

Twitterで #2019年読んだ本ベスト5というタグを見かけたので、自分もせっかくなのでnoteにまとめてみようかなと思い、2019年最後の日に記事を書いてみています。順位というよりも、5冊あげるなら。という視点で。
(noteでも#2019年のベスト本ってタグがあったんですね)


【1】
『イノベーション・スキルセット~世界が求めるBTC型人材とその手引き』

いきなり定番の一冊ですが、イノベーション・スキルセットです。
この本を読んで「目からうろこ〜」って感じではなかったんですが、自分の働き方や考え方と照らし合わせて「よし、この考え方で進むのも大丈夫だ」と再確認することができました。

元々自分自身が「どの職種も他の職種のことを理解する努力をするべき」論者なので比較的すんなりと入ってきましたし、逆に自分で言葉にできていなかった部分を言語化できて、社内の同僚にキャリアや働き方のアドバイスを説明しやすくなりました。

特にインハウスで仕事をしている方にオススメしたい一冊です。


【2】
ワールドトリガー

今年は色々面白い漫画にであったんですが、個人的に一番ヒットしたのはまさかのワートリでした!

実はジャンプ連載当時も読んでいたんですが、そこまで刺さっておらず…全然内容も覚えてなかったんですが、今年電子書籍で1巻から読んでみたところ「え・・・最高に面白いじゃん・・・」と。笑

特に何がおもしろいと感じたかというと、わかりやすく「中規模なチーム戦の魅力」です。

登場人物たちは3〜4人程度の小隊単位でバトルをするんですが、各チームごとに個性があり、それもよくありな超能力バトルのような「俺達は炎使い!」みたいな安直なものではなく、小隊ごとのリーダーの個性や志向によるチームの戦略・戦術の違いの描き方がとても細やかで、一定以上のランクになるといわゆる「馬鹿なチーム」が居ないのも個人的には高評価。登場人物全員がちゃんと「勝利のために考え行動している」(しかもそれが数十人規模)というのが自分に刺さってます。

超絶バトルと言うよりは、「色々な形のリーダー像」が丁寧に描かれている漫画なので、今年〜来年の自分の働き方と重なり、そういう意味でも面白かったです。


【3】
岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。

ほぼ日の岩田さん本。久々に「予約して本を買う」ということをしました。

内容としては様々な岩田さんのインタビューや対談をまとめたもので、岩田さんフリークな自分としては買うしか無い一冊。
実際新しい話としてはまさに「お漬物が〜」のくだりぐらいだったのですが、それでも再編されることによって改めて気付かされることも多かったです。岩田さんの話はゲーム制作に関する人、というかモノづくりに関する人全員に読んで欲しいと思ってるので、まずはこの一冊から手にとって見るのも良いかと思います。
※ほぼ日のサイトで前半が無償公開されています。

ちなみに個人的に好きな岩田さんの対談/インタビューは、

ほぼ日さんの「任天堂の岩田社長が遊びに来たので、 みんなでご飯を食べながら話を聞いたのだ。」と、

4Gamerさんの「任天堂・岩田氏をゲストに送る「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」最終回――経営とは「コトとヒト」の両方について考える「最適化ゲーム」」です。



【4】
FACTFULNESS

こちらも定番ですが、ファクトフルネスです。
事実を元に、世界/社会に対して抱いている自分の印象をアップデートしてくれる本。

普段からニュースなどで世界の現状みたいなものは認識しているつもりでしたが、改めて自分の認識が10代頃に学んだことをベースに考えすぎていることに驚かされました。後進国のイメージなど特に。

また、自分が「そうであってほしいように世界を見ている」という感覚にも気付かされたので、この本を読んでおくかどうかで、この先10年の世界に対する自分の認識の持ち方、見方みたいなものが変わりそうに思いました。オススメです。


【5】
『「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ』

元任天堂・玉樹さんの一冊。自分自信がUIデザイナーでありながら、ゲームデザイナーに近い働き方をしているので、実務に非常に近い内容でした。

内容としてはゲームの勉強をしている方にはそこまで目新しい内容はないかもしれませんが(マリオの1−1の内容など)、そういう考え方が簡潔にまとまっているので、手元において定期的に見返したい一冊です。

この本自体が「ついもう1ページ」と読み進めたくなる構造になっているのも、非常に説得力があります。笑


【次点】
かげきしょうじょ!!

次点は色々悩んだのですが、今年読んで面白かった漫画として「かげきしょうじょ!!」を挙げます。

アクタージュとか、アニメだとレヴュースタァライトなど、演劇系の作品がいくつか話題になるなかで、自分が一番ハマったのがこの作品でした。

宝塚風の歌劇学校を舞台にした青春漫画なのですが、いわゆる「少女漫画の皮を被った少年漫画」です。(怒られそうな表現…あくまで私見です)
元々少し観劇に興味が湧いていた時期だったのもあり、かなりハマりました。この漫画の影響で、まさか自分が宝塚の動画をレンタルするとは…。笑

主人公と同級生たちが役者としてそれぞれの役割を考えながら成長していく話なのですが、多分「のだめカンタービレ」とか「3月のライオン」とか好きな方は大好きだと思います。(自分はどちらも大好きです)

ちなみに他に今年読んでハマった漫画は「Beasters」「ARMS(エーアールマルチプルサヴァイブ)」「鬼滅の刃」「薬屋のひとりごと」などでした。


【次点2】
世界最高の人生戦略書 孫子

ずっと興味だけはあった孫氏本にいくつか手を出してみました。
実際これが何かすぐ生活に活きるか…と言われると難しいですが、それでも考え方として非常に面白いですし、「いつか絶対役に立つな…」と思える内容でした。


まとめ

今年自分が興味を持った本をザーッと並べて、その中から特に「読んでみてよかったな」という本をピックアップすると、ジャンルを問わず「チームや組織の運営」に関するものが多かった気がします。
多分自分の興味の分野がそっちにも伸びてるんだろうな〜と多いつつ、実際来年からは見なければいけない業務領域も広がるので、漫画にしても無意識的にそういうものを選んでたな・・・という印象です。笑

皆さんの2019年に読んで良かったオススメの本はなんですか?

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