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【小説】回想、あるはなについて(5) 桃

前作「回想、あるはなについて(4) 枯草」の続きです。

「不完全なワンダーランド」にでてくる妖怪はなの過去話。
さらに数年経ったある日、はなは一女にある重大な話をされる。

第一話はこちら


「はな、ちょっと大事な話があるんです」
「どうしたの?」

天に真っ直ぐ伸びる背はいつもより凛として見えた。はなは団子を一つ、口の中に放り込んで一女を見上げる。彼女は芯があるよく通る声で一言告げた。

「私、結婚するんです」

ぽとりと串が落ちる。

「……え、結婚?」

呆然と彼女の顔を見つめた。彼女の涼やかな濡羽色はこちらを真っ直ぐ射貫いている。

「ええ。先日決まりまして」
「そっか、そっかぁ……」

はなが俯いてしまったので、一女はうろたえた。

「えっと、はな、どうかしたのです」

か、と言いおわる前に衝撃がやってくる。その拍子に団子の皿が宙に舞った。

「おめでとう、いっちゃん! ずっとお相手が見つからないって嘆いていたけど、ついに見つかったんだ」

はなの大きな瞳に星屑がまたたく。背に腕を回したまま、はなは矢継ぎ早に言葉を連ねた。

「お相手はどんな人? この前みたいにいっちゃんの背が高いからって、こんな大女俺くらいしかもらえないとか失礼なこと言っている奴じゃないよね?」
「え、ええ、その方ではありませんが……」

あまりの勢いに一女が狼狽えつつ答えるとはなはさらに笑みを深くした。

「ならよかったー! いっちゃんの魅力がわからないなんて、なんて見る目がないんだって思っていたのよ。でも、その人がいっちゃんの素敵な魅力に気づいたのは、本当にいい目しているねって固く握手したくらいなんだけど、私が一番知っていたのに、その旦那さんがこれからいっちゃんの素敵なところどんどん発見していくのはちょっと寂しいなぁ。あっ、別にいっちゃんの旦那さんをけなしたいわけじゃないの。気分悪くしたならごめんね。
そうそう、結婚祝いは何がいい? 何でも言っていいよ。私、どんなもの頼まれてもいっちゃんのためなら用意するから! それこそ火鼠のかわごろもでも蓬莱の枝でも取ってきてあげる」

立て板に水を流すようにはなは語る。一女は瞬いて、ゆるく首を振った。

「いえ、そんな竹から生まれた姫様のような無理難題は頼みませんよ。お気持ちだけでも十分です」
「そんなこと言わないで。私の親友の晴れ舞台なんだよ? 一番いいのを送りたいじゃない」

一女はふうと息をいた。

「では私が何を一番望むのか、はな自身で答えを出してください」
「なぞかけ? いっちゃんにしては珍しいね」

首をかしげたはなに一女は微笑む。肩先で揺れるはなの髪を一女の指が梳いた。

「私の一番の親友ならば、私が何を貰ったときに喜ぶのか既に把握しているでしょう」
「でもいっちゃん、無欲だからそんなに高いもの望まないじゃない。私はいっちゃんのために化粧道具の一つや二つ贈ってあげたかったのに。今江戸じゃ、笹色の紅も人気みたいだしそれでも贈ろうかなんて考えていたのにさ。いっちゃんの好きそうなものの中で一番高いもの贈れるとしたら、硯箱くらいじゃない」

はなは口を尖らせたが、一女は首を振った。

「いいえ。私は今、一番わがままで贅沢なお願い事をしているのですよ」
「どういうこと?」
「きっとはなは私の言葉で今まで以上に考えて贈り物を選ぶでしょう。そのために多くの時間を使って、想いをこめた一品を持ってきます。まあ、はなのことでしょうからそれでも値の張るものを選んできそうですが」
「だって値が張るものは質の高いものが多いのよ。なるべく長く使ってもらいたいじゃない」

膨れるはなの頭を暖かい手が撫でた。まったくしょうがないとでも言いたげな、慈しみに溢れた黒と目が合う。

「話は最後まで聞いてください。別に値打ちの有無などさほど重要ではないのです」

反論しようとした口は視線で止められた。

「私が言いたいのは、あなたが私のためだけに時間を使い、頭を使い、想いをのせて、寿ぎの品を贈ってくれる、それがとても得難いものだということです。もし贈られたものが道端の石ころであったとしても、あなたが出した答えがそれであるというのならば、私にとっては赤珊瑚よりも価値があります」

彼女は蕾が花開くような笑みを浮かべた。

「まあいろいろ述べましたが、要するにあなたの貴重な時間と想いを頂戴と言っているのです。ね、なんと強欲で図々しい願いでしょう?」
「そんなことないわ」

はなはつい叫んでいた。

「わかった、いっちゃん。私、いっちゃんのためにありったけの時間を使って選んでくるね」
「ところで式はいつになるの? 式の数日前には渡しに行きたいから」

一女が訝しげに眉を上げる。

「数日前ですか? あなたのことですから、てっきり当日に渡しにくるものかと」

握りしめた手に爪が食い込んだ。視界の端に落ちた団子が映る。可愛らしい桃、白、よもぎの小さな玉たちは土にまみれて、到底食べられる状態ではない。

「いや、ほらさ、結婚は神聖なものでしょ。その清らかな式にさ、私みたいなのがきちゃうと災いをよんでしまうかもしれないし、もしそうじゃなくても、親族でもない私が行くのはちょっとね……」

鼠色の袖と烏色の帯が目に入った。まるで夜が人の形になったようだと称されるこの格好は、どこか不安を呼び起こす。自身の力を象徴するような不気味な黒は白無垢を着る彼女とは対照的で、鶴の舞に鵺が割り込んで一緒に踊るくらい滑稽で似合わない絵面になりそうだ。

「だからさ、私はいいよ。祝いの品を渡せるだけで満足だからさ」

こんななりだしねと自嘲の笑みを浮かべたが、彼女は口の端を微塵も動かさなかった。それどころか硬い声音で一女は言う。

「それがどうしたというのです? あなたがどんな形をしていようが、人でなかろうが、私の親友であるということには変わりないではないですか。どうしてそんなに自分を恥じるのです?」

彼女にしては珍しく語気を荒げる言い方だった。芯のある黒が、自分の後ろめたさやそれでも彼女の隣に居座りたい傲慢さを見透かしているような気がして、目を逸らしてしまう。それを誤魔化しと感じ取ったのか、彼女は眉間の皺をさらに深くした。

「はな、聞いているのですか」
「ああ、うん、聞いているよ」

やはり目を合わせられないまま、しどろもどろに答えると、苛ただしげな息を吐かれた。

「じゃあ、次の春に式を挙げますから当日渡してくださいね」

はなの手を握りしめる力がより一層強くなる。答えを返すつもりはなかったのだが、飛びこんできた言葉にぽろりと疑問がこぼれ落ちた。

「えっ、でもどうやって渡しにいけばいいの?」

まさか正門から堂々と入るわけにもいくまい。思わず顔を上げると、彼女の強い光をもった瞳と合う。

「そうですね……ではこうしましょう。私が事前にお父様に説明しておきますから、裏口から入ってください。案内してくれる者をつけておくので」「それ、いっちゃんのお父さん許すかなあ」
「最悪許してもらえなければ、時期を見計らってはなの名前呼びますから、その合図で来ればいいのではないですか。あなた、影があればどこへでもいけるのでしょう?」
「ま、まあそうだけど……」
「では、そういうことでお願いします」

戸惑うはなを置いて一女は立ち上がった。そのまま地面に落ちた団子を片づけ、不意にこちらを振り返った。

「はな、楽しみにしていますからね」

全幅の信頼をのせた微笑みに、はなは観念して白旗を上げた。

「まったくいっちゃんはずるいんだから」
「おや、知らなかったんですか?」
「でもそういうところも好きよ!」

にやりと笑う彼女に弾けるような笑みを返して、はなも後を追いかけた。


「それでどうなさるおつもりで? もうおおよそは決まっているのですか」
「それがぜーんぜん決まっていないんだよね」

夜だというのにどこかでがなり声がする。酔っ払いと岡っ引きが喧嘩しているのかもしれない。この賑やかさは、流石この国の中心といったところか。

「今日も一日中駆け回って見てみたけど、どれもしっくりこないし」
「はな様、分かっているとは思いますが、式の日取りは決まっているのですよ。いつまでも油売っているわけにはいかないでしょう」

咎める影にはなは天へ腕を伸ばし、やけくそのように声を上げた。

「あーもう! わかっているのよ、そんなことは」

空には弱々しく星が瞬いている。自身の嘆息が夜の空気に溶けた。

「初めは硯箱でも贈ろうかと思ったんだけどね。それこそ蒔絵とか螺鈿いりの」
「ですが一女様には似合わないのでは? ただでさえ質素倹約を掲げている武家の出ですし、一女様が本当に喜ぶものかと聞かれれば、些か疑問に思いますが」

影の言葉にはなは頬を膨らませる。

「私だって本当に贈ろうとは思っていないわ。大名の姫君でもないのだからそれを送るとむしろ浮いちゃうし、第一、嫁入り道具としていっちゃんの父親が用意するかもしれないじゃない。二つあっても困るだけでしょ」
「ではいかかがなさいますか」

はなは一度ふうと息を吐いて、影を見上げた。その目には先ほどのような迷いはない。

「影、明日までに江戸中の書林や草紙屋、貸本屋含めて全部調べてあげて」
「書林や草紙屋と一口にいってもその数は星の数ほどありましょう。どのような本をお探しで?」

影はわざとらしく問う。表情の見えない塗りつぶされた顔は笑っているように見えた。はなはにやりと口角を吊り上げる。

「決まっているでしょ。漢文に漢詩、それからいっちゃんが好きそうなものについて書いてある本を取扱っている本屋、全部よ」
「承りました。それでは仰せの通りに」

影は恭しく頭を下げると、一瞬にして闇にかき消えた。

「とびっきりいいもの贈ってあげるから覚悟しておいてよね、いっちゃん!」

威勢のいい声が響き渡る。月影が一人の少女を優しく照らしていた。


「うーん……あんまりよくないね」

念入りに一冊、一冊手にとって物色していたが、はなは落胆のため息をついた。

「ここも駄目ですか」

人に化けた影が覗き込む。ごく平凡な見た目の男は誰の印象にも残らなさそうで、気配の薄い彼を体現していると言える。

「うん。これはいっちゃんがもう持っているし、あっちは表紙がおもしろそうと思ったけど、中身が低俗すぎるからダメ」

うず高く積まれた紙の束をぺらぺらとめくりながら、はなは答えた。

「黙ってきいていりゃあ、なんでい。お前ぇみてえなひよっこに、この本の良さなんてわかるはずがないだろうがよ」

はなの明け透けな言い方に気を悪くしたのか、店主が青筋を立てて奥から現れた。

「でも本当のことよ。これは最近話題の東海道中をいく滑稽な二人旅を模したものでしょ。ま、これは本家と違ってずいぶん質の低い本だけどね」
「なんだとてめえ……」

腕まくりし始めた店主を見て、慌てて影が割り込んだ

「すみません、この子は最近、兄が勉強するのをみて妙な知識をつけてしまいましてね。こましゃくれたことを言うようになってしまったんですよ。気分を害したならすみません」
「ふん、こういうのはな、もっと世の中を知るようなってから言いな」

影が頭を下げさせると、溜飲は下がったようで店主は鼻を鳴らして、再び奥に引っ込んだ。

「ちょっと影、なにするのよ。私まちがったこと言った?」
「はな様、正論を言えばいいというものではないのですよ。どうしたのですか? 普段であれば、そこまで突っかかるような言い方をしないでしょう」

ふくれっ面ではなは目をそらす。

「だってちんたらしていたら、いっちゃんの結婚まで間に合わないもの。江戸は広いのよ。このままだと全然時間たりない」
「はな様」

深々とため息をついて、影は口を開いた。

「いくら時期が迫っているからといって焦ってはいけません。焦ったところではな様の探し物が早く見つかるわけではないのですよ」
「そんなことはわかっているわよ」

そっぽを向いていると、膨らませた頬をつつかれた。ぷすぅと間抜けな音を立てて空気がぬける。

「ねえ、ふざけているんだったら……」
「はな様」

落ち着いた低い声がはなの口を閉じさせた。

「なによ」
「そのような態度をとるのであればむしろ他の方々と揉める危険性がある分、余計に時間を消費してしまうのでは? 急がば回れ、ですよ」

顔をしかめるも良い反論が思いつかず、結局出てきたのは不満気な吐息一つだけだった。

「そうね、あなたの言う通りだわ」

はなは不意に影を見上げた。その顔は先ほどの不服そうな表情は失せたものの、きらきらと光る目は嫌な予感を感じさせ、影は思わず後ずさった。

「じゃ、さっきの設定でいきましょ! 私、勉強熱心な兄のために書物を選びにきた妹でいくから、不審に思われない程度に補佐してよね、お、と、う、さ、ん」
「はな様に父親呼ばわりされると悪寒がするのですが」
「ひっどーい。おにいちゃんの本、いっしょに探してくれるっていったよね」

わざとらしく腕に絡みつき、身体をすり寄せる。影は口角をひくつかせた。

「このままの状態でいくつもりで?」
「当たり前でしょ。自分でつけた設定なんだから、ちゃんと守りなさい」
「はあ、なるべく早く見つけましょうか」

さっさと見つけないとこっちが疲れると影は呟き、早足で歩き始めた。

「本気で探しなさいね」
「はな様のおかげで俄然やる気がでてきましたよ」

微塵も思っていない口調で影は返した。


「あ、あと悪いんだけど、紙を用意してくれない?」
「紙ですか? もちろん構いませんが、一体何に使うので?」

予想だにしなかった注文に主の本意がつかめない。戸惑う影にはなは更に言葉を重ねた。

「文を書くのよ。あ、あと香ね。できれば桃の香に近いものがいいけど、なかったら甘い香りのもの、最悪梅花でもかまわないわ」

紙、梅花と聞いて線と線がつながり、一つの可能性が浮かび上がる。

「もしや香り文を作るおつもりで?」
「そう、よろしく。足りなければ、あれ使ってかまわないから」

あれとは、はなが今まで貯めた“戦利品”だ。人ならざる者もたまに値打ちのあるものを持っていることがある。はなのことだから、自身の分から崩していくつもりなのだろうが、不足分は姫様の分からとることにしよう。とっておいても彼女はどうせ使わない。

なぜいきなり香り文を作りたいと言い出したのかはわからないが、主人の言いつけだ。影が断る道理はなかった。

「わかりました。なるべく早くご用意いたします」

影は一礼し、一瞬で消えた。

「本当は歌でも作って添えようかと思ったんだけどね、いっちゃんは和歌より漢詩のほうが好きだからなあ。かといって私、漢詩は明るくないし」

が、そんな泣き言も言ってはいられない。一女のための贈り物なのだ。自分が詳しくないからと妥協なんてしたくなかった。

実はもう贈る詩は決まっている。それはかの大陸に残る最古の詩集に収められているもので、作者は不詳。気取っていない素朴な詩であるが、桃の花になぞらえて、若くて美しい花嫁の門出を寿ぐ詩だ。これほどふさわしいものもあるまい。

「さて、いいものが見つかるといいんだけど」

はなは再び雑踏の中に紛れていった。


「はな様、用意いたしましたよ」

差し出されたのは淡い紅色の色紙と種々の香の材料。

「影、悪いけど今日一日香作りに励むから、一人でいってきてもらえる?」「始めからそのつもりでしたよ」

やれやれと首を振って影は出ていった。

「香作りなんて姫様から教えてもらったくらいだけど、頑張らなきゃね!」

はなは早速近くの粉末を手に取った。


「やっと、できた!」

ほうっと息を吐く。日が昇る前に始めたというのに、今はもう月が天辺だ。足はしびれているし、身体のあちこちが痛い。岩のように固くなってしまった肩を回しながら、目の前の団子状の塊を見つめた。

塊は一見すると泥だんごのようだが、仰げば甘い香りが漂う。あとはこの香りを紙に移せば完成だ。そろそろ書物集めも終わりそうなので、いよいよ大詰めだろう。

「ふっふっふ、とびっきりのものを用意してやるからね。覚悟してよ、いっちゃん!」

冬の澄み切った空に大きな月が光り輝いていた。


「これほど集めれば、もう十分なのでは?」
「そうね、これくらいあればいいでしょ」

目の前には軽く小山を作れるほどの本が積み上げられていた。あれから江戸中どころか上方まで足を伸ばし、本屋だけでなく学者まで訪ねて選りすぐりの本を探しだしたのだ。漢文、漢詩に至っては大陸まで行かされた。ここまでの苦労を思い出して、影は遠い目になる。

季節は巡り、一女の結婚まで一月を切っていた。

「じゃ、これから精査するわよ」
「これ全て送るわけではないのですか?」

首をひねる影にはなは呆れた目で見上げた。

「こんなにもらっても迷惑でしょ。何言っているのよ」
「なるほど。はな様も成長しましたねえ」

感慨深げに頷けば、はなが眉を上げる。

「それはどういう意味かしら」
「そのままの意味ですよ。はな様も一丁前に人を気遣うことができるようになったんですね」

私は嬉しいです、と感涙に咽ぶふりをする影にはなは青筋を立てた。

「あのねえ」
「でははな様、早速始めましょうか。早く手をつけないと間に合いませんよ」

しかし影は華麗に無視し、一つの本を取り上げて目を通し始めた。

「まったくとんだ影だわ」

はなも大きなため息ついた後、作業に取り掛かった。


「漢文をまとめたもの二冊、虫やら動植物についてまとめたもの二冊、あとは紀行文と少々、といったところかしら」

選ばれた本は全部合わせても風呂敷で包めるほどで、これならばあまり荷物にもならないだろう。

「いっちゃん、見たことない地について書かれている話を読むのも好きだしね。喜んでくれるといいなぁ」

目を細めて眺めるはなの横顔は今まで見たことのない、この世の優しさと愛おしさを全て詰め込んだような色を含んでいて、影は目を見開く。

「はな様」
「なに?」

目があった瞬間、その色は噓のように立ち消えた。いつものくりくりとした黒がこちらを映す。喉まで出かかった言葉を飲みこみ、影は平静さを取り繕って尋ねた。

「それで包むものはいかがなさいますか。まさかそのまま渡すわけにもいかないでしょう」
「ああ、それはこの前の木綿問屋を覗きにいくつもり」
「私がいくつか見繕っておきましょうか。はな様もお忙しいでしょう。この前目星をつけたものでよろしいですよね」
「いいの? じゃあよろしく」

それを見送ったはなは威勢よく頬を叩く。傍らにはたきしめた紙が置いてあった。

「さてと、最後の仕上げといきますか」

腕をまくって筆をとるはなの瞳には生き生きとした光が宿っていた。

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