新型コロナウイルス感染症の対策として始まったワクチンの大規模接種で、神戸市では2021年5月から2022年6月19日まで御崎公園のノエビアスタジアム神戸に大規模接種会場が設けられました。この輸送のために兵庫駅と新長田駅から神戸市交通局さまのバスを使った無料のシャトルバスが運行されました。私自身もノエビアスタジアム神戸で3回のワクチンの接種を受け、その際にシャトルバスや会場の様子を観察してきました。
過去にないワクチン大規模接種にあたってのシャトルバス輸送体制に関して書いた記事をまとめています。

（1）1回目　2021年8月

（2）2回目　2021年9月

（3）3回目　2022年5月

終わりに

2023年5月8日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行しました。2020年から世界中で猛威を振るい、多くの人が犠牲となり、経済活動を制限してきた感染症との戦いは一区切りついたこととなります。海外渡航の制限がなくなり、神戸まつりをはじめとした多くのイベントが再開され、少しずつ以前の日常が戻ることに喜びや希望を感じるようになりました。そんな中、過去に遠ざかりつつある感染症との戦いの中で活躍したバスの姿を、ここの書き留めておきたいと思います。