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血液検査結果を深掘る

こんにちは

body make studio BASE 代表トレーナーの高鳥です。




独立して約2年経ちますが

なんと一度も健康診断を受けておらず



そんな話をお客様としていると



え?大丈夫?最低限な項目はしたほうが良くない?




という反応が返ってくることが多いので

確かに最低限はということで血液検査くらいはした方がいいかなーということで…



献血に行ってきました!


いやいや、なんで?

という反応が返ってきそうですが


実は献血に行くと専用アプリからある程度の血液検査の結果がわかります。

便利な世の中ですね



もちろんある程度なので、病院などで血液検査するものと検査項目は少ないです

例えば腎機能に関する数値や、HbA1cなど…


せっかくなら世のため人のためということで献血という選択に至ったわけですが




今回は私の検査結果データを参考にその他の項目も含め、

血液検査の結果から何が読み取れるのか、どうしたらいいのか、を今回のテーマに



【血液検査結果を深掘る】



というお話をひとつ。




今回のブログ、結論から言うと

血液検査結果から何が悪くて何をどうしたら良いのか

というところがわかるようになります。


読み進める前にご自身の血液検査結果をご準備ください。



あ、今回めっちゃボリュームあります



読むのしんどいですが、
でもその分有料級な内容にしておりますので!



それではいってみましょー







健康診断などで血液検査をすると

それぞれ基準数値から大きく外れたものにはCやE判定などと評価されたりしますよね。


結果が悪ければ再検査、そして薬を処方…という流れが一般的で、

ようやくそこで自身の健康状態に気付くこともあるのではないでしょうか。





でもほとんどの方が…


何となく検査結果を見て

何となく値を見て

何となく大丈夫だろう



と思っている方も多いはずです。

昔の私がそうでした。




先にも申し上げた通り、

このブログを読んでいただくと、今後の検査結果の見方が

何となくではなく、何がどう悪くて何が足りないのか。



というところまで視れるようになります。

もちろん診るのは医者の仕事ですが、


改善するために栄養学的にどうするか?

というところまでお伝えしていきます。




今回は私の血液検査結果を参考にしつつ説明していきます。


まずは私の検査結果から↓







まずはALTから見てみましょう

AST・ALT・γ-GTPは皆さんご存知の肝臓数値
どれも酵素のことを指します。


AST
肝臓の細胞に含まれる酵素であり、肝臓だけでなく赤血球や筋肉にも含まれます。
この数値が高い人は、肝臓だけでなく赤血球や筋肉、全身に炎症が起きている状態。
全身のタンパク質が分解されていることがわかります。


ALT
ALTは肝臓のみに含まれる酵素
この数値が高い人は、脂肪肝や肝臓の炎症または働きが低下していることがわかります。


AST・ALTはセットで診るもので
どちらも数値は同じくらいが理想的

診方としては
どちらも高値でALT>ASTであれば脂肪肝かな?と疑い
どちらも低値であれば酵素が足りていないため、ビタミンB6不足を疑います。


γ-GTP
肝臓の解毒酵素
高値では習慣的な飲酒や脂肪肝、薬の服用で高値に。
低値であればタンパク質やビタミンB6不足を疑います。




総蛋白
体内タンパク質の数値
基準値は6.5以上ですが、できれば7〜7.5以上欲しいところ
十分にタンパク質を活用できている証拠にもなります。


アルブミン
肝臓が血中に放出するタンパク質
アルブミンが不足すると浮腫みの原因に。
遊離脂肪酸をエネルギー代謝に回す役割もあります。
足りなければ浮腫むわ脂肪燃焼しないわと最悪ですね。
栄養学的には4.5以上あると嬉しい。4以下は警告値。



尿素窒素
画像にはありませんが
健康診断などの血液検査では出ている項目です。
高値ですと腎臓機能の低下を疑い
低値ですとタンパク質不足を疑います。



総コレステロール
最適値は180〜200
上限値は何とも言い難いところで
LDLやHDLの数値次第となるからです。


LDL
いわゆる悪玉コレステロールと言われますが
脂質消化酵素の胆汁酸、ビタミンD、抗ストレスホルモンのコルチゾール、細胞膜などの原料です。
LDLは血中から各細胞の栄養になる脂質を運ぶ大事な役割がありますので毛嫌いしてはいけません
しかし多すぎると血管壁に脂肪をつけてしまい、動脈硬化のリスクが上がります。
そういう意味では悪玉ちゃん


HDL
いわゆる善玉コレステロール
LDLが余した脂質を回収する役割があります。そういう意味では善玉ちゃん



コレステロール系は単体で見てもあまり意味がなく
大事なのはLDLとHDLの比率
L/H比という項目があるかもしれません
これが1.0〜1.4の比率が理想です。(LDLの方が少ない)
なので総コレステロールの上限値だけでは判断が難しいわけです。



中性脂肪
エネルギー源となる脂質
画像にはありませんが、中性脂肪値が高い人はエネルギーを持て余している状態
要するに脂肪に蓄積されやすくなります。
これは脂質だけでなく、糖質の過剰摂取でも高値となるので要注意です。

逆に低値すぎても問題で、低すぎる人は疲れやすい体質
シンプルに食事量が少ない人に多く、交感神経優位でタンパク質不足、低血糖、
結果的にLDLが低値となり、ストレス耐性も弱くビタミンDが生成されなくなる。
そうなると…うつ様症状も出かねません。



赤血球数・ヘモグロビン量
貧血を見る数値
赤血球数が少ない人は酸素の運搬ができないのでエネルギー代謝がうまくいきません。
基準値はありますが、栄養学的数値で見ると男女共に450は欲しいですね。
ヘモグロビン量も基準値はありますが、栄養学的数値では13以上は欲しいところ


白血球
免疫細胞の主役
体内の炎症、ストレス、感染症、アトピー、アレルギーなどでも高値が出ます
こちらも基準はありますが栄養学的理想値は5000

今回の私の数値は31なので3100くらいでしょうか。
ここから読み取れるのは炎症反応は起きてはいないが、
何かしらの感染による抵抗力は弱いかもしれませんね…
気をつけよ(汗





ここまでの項目でタンパク質の重要性がお分かりかと思います。
肝臓数値もアルブミンもタンパク質が重要な栄養です。


いやータンパク質ってやっぱり大事。



私の結果から見るに、タンパク質は十分摂取できてそうな感じですね。
とはいえ普段から特に何g摂取しようなどは気にしていません。

一般的?に言われる1食20gという謎数値がありますが、こんなのは人によって変わります。
私は少ないこともありますし、プロテインだってろくに飲みませんし。


それでも数値的に問題ないのは
効率よくタンパク質を代謝できている証拠ですね。



しっかりタンパク質を摂取していても
肝臓数値やアルブミンなどのタンパク質代謝が低い方は
摂取したタンパク質が体内で十分に利用できていない可能性があります。

それって体にとっては過剰摂取なので、腸内環境の悪化にも繋がりますよね。

タンパク質の代謝について説明すると長くなるので
過去のブログをご覧ください↓
効果が出ない!?それ低胃酸かも




今回はかなりのボリュームになってしまいました。スミマセン…

でも身体を変える=運動 というイメージは強いですが
それ以前に口にする栄養について知っておかないと
運動効果だってなかなか得難いんですよね…



またこういったことまでは
なかなかお医者様は教えてくれません。

ましてや栄養学的アプローチまではなかなかね。


栄養学ってなんか難しいってイメージがあると思いますが、
しれば知るほど、実践するほど体は変わっていきます。




今回のブログとご自身の血液検査結果と見比べてみて
これからの食事を実践してみてください。



おつかれさまでした。





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