『jellyfish』

光差す 晴れた朝
横顔に映る影が 白い肌を切り取る

「雨が降ればよかった」と呟いた
寂しそうに 遠のく電車を見送る

ありふれた駅で
変わらない自分に気付いた.

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知らない人の たくさんの声
どこに行けば 聴こえるだろう

街には音が溢れ すれ違っている

私はいつか 私を
誰かに見つけて欲しいと思う.

◾️

レンズ越しに 自分探して
今日もまた 光の中で遊ぶ

ふんわりとヴェールまとい
音も無く漂う

水面に揺れるjellyfish のように.

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#詩 #ポエム