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【コラム】子ども用お弁当づくりのポイント5

保育園栄養士のとろみです。

幼児のお弁当作りは、見た目だけでなく気を付けるポイントがありますので、5つご紹介します。
春を満喫ではありませんが、近くの公園やベランダでも構いませんので、外で食べるごはんを楽しんでみてはいかがでしょうか?


1、見た目

茶色いばかりのお弁当になっていませんか?
彩りがいいお弁当は食べる人の気分を盛り上げてくれます。
わかっていても面倒なときは、緑赤黄を入れると簡単に映えます。

詰める順番も見た目に直結します。
①ご飯
②大きなおかず
③小さなおかず 
④仕上げにレタスやプチトマト

汁ものは軽くキッチンペーパーなどで拭いてカップに入れてみてください。
それでも心配な場合はその上にレタスを筒状に巻いて枠を作りその中に詰めてみてください。


2、食べやすさ

お肉や野菜は、なるべくひと口で食べられるサイズに切って入れましょう。
おにぎりも、大きいものより小さめの俵型のほうが子どもの手にもちやすく 、口に入れやすいのでおすすめです。

噛み切りやすいおかずを選ぶ
たとえばお弁当の人気おかず・唐揚げも、冷めるとどうしてもかたくなりがちです。 おすすめはひき肉を使ったおかず。チキンナゲット、ハンバーグ、肉団子、つくねなど冷めても比較的柔らかく、噛み切りやすいので、幼児のお弁当のおかずに向いています。


3、食中毒防止

作ってすぐに食べる家ごはんと異なり、時間があいてから食べるのがお弁当です。消化器(胃腸)が未発達な幼児のお弁当は衛生管理が非常に重要です。

作る際には、安心して食べるためのポイントがあります。

・しっかり加熱。75度以上で1分以上加熱すると多くの細菌が死滅する。
・水分が多いおかずは不可。
・梅干や酢など抗菌効果のある食材を入れる。
・冷めてから詰め、フタをする。※熱い蒸気の水分なので傷みやすくなる。
・丁寧に手洗いをしてから調理をし、なるべく直接食材に触らない。
(おにぎりなどは手で直接握らず、ラップに包んでから握る。)


4、栄養バランス

幼児の成長には栄養が欠かせません。
栄養バランスの割合は、年齢や個々の子供の成長段階によって異なりますが、一般的な目安として以下のような割合が考えられます。

主食(炭水化物): およそ食事全体の約半分を占めることが一般的です。ご飯やパン、麺類などが含まれます。

たんぱく質: 食事の約1/4程度をたんぱく質源として確保しましょう。肉、魚、大豆製品、卵などが代表的なたんぱく質源です。

野菜: 野菜は栄養素や食物繊維を豊富に含んでいますので、食事の約1/4程度を野菜にすることが望ましいです。色とりどりの野菜を摂取することで、様々な栄養素をバランスよく取り入れることができます。

果物: 食事の一部を果物にすることもいいですね。幼児にとって果物はビタミンやミネラルを補給できます。


5、量の調整

幼児の食欲や摂取量は個々に異なります。
お子さまの食べる量を考慮してお弁当の量を調整しましょう。無理に食べさせようとせず、子どものペースに合わせてあげることが大切です。


番外

無理せず続けるために・・・
前日の夕食や冷凍保存を利用する
冷凍・冷蔵したおかずをお弁当に入れる際には、電子レンジなどでしっかり再加熱して冷ましてからお弁当箱に入れると楽です。

お弁当グッズに頼る
100均にかわいいお弁当グッズがたくさんあります。仕切りカップやピックなどを用意しておくと、彩りにも一役買ってくれます。

いかがでしたでしょうか。
外で食べるお弁当、格別ですよ(⌒∇⌒)

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