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Idea/点字の進化及び次段階化は可能か?

※点字を無くそうという考えはありません。点字もコミュニケーション手段の一つだからです。
きっかけとしては、中途で失明した場合、それまで学んだ文字が点字に置き換わって、凄い不便だしもったいないと思ったからです。文字はわかっている、ならば文字を読むにはどうしたらいいか?というのが出発点になっています。


目が見えない方が、指で読む文字に『点字』というのがある。

調べてみると元はフランスからで、日本ではローマ字式の点字が明治に初めて使われ、その後日本語の点字に変わり現在の形になったとあります。

点字には一文字で最大6つの点が使われ、読む方(凸面)の種類に五十音、濁音・半濁音、拗音、数字、アルファベット、符号があるようです。


何故点字を取り上げたかというと、この世には『盲ろう者』という見えないきこえない方が存在しているからです。

ここで重要なのが、そのコミュニケーション方法で『手書き文字』『指点字』『触手話』などがあります。
相手の掌に指で文字を描く、相手の手話をしている手の形を触るという方法で理解出来ている方がいるというのがポイントです。


何が言いたいのかというと、『人間には無限の可能性がある』という事です。ものづくりの職人にはコンマ数ミリで調整する方がいます。触れて解る限界はまだ先にあるのではと思います。

それで提案したいのは、『線字(立体文字)』※というものです。『文字を文字の形のまま、指で読む』というイメージですね。※自分が考えた造語です。

何故かというと日本の点字は『漢字表示が出来ない』から。
漢字はひらがなになってしまい、読むにも打つにも時間がかかり、印刷物は文字数が増えて厚くなったりと不便に思います。

英語圏であれば、アルファベットで充分なので点字だけで事足ります。

点字は自分の感覚(手話を使う側)でいうと指文字にあたる部分で、線字(立体文字)は手話にちょっと近いイメージになります。


以下、実際にやるとしたら、案として。

★印刷物
・エンボス加工
・3Dプリンターによるプリント。
※怪我防止に、文字トップのエッジ部分を丸める。フォントは丸文字が理想か?

★可能な文字
・線字(立体文字)の上にルビとして、点字か小さめの線字(立体文字)。

・漢字には必ずルビを付ける。ルビを付けないのであれば、頭の方にルビ無しという脚注を付ける。本であれば表か裏表紙に。

・複雑な漢字はどうしても難しいのであれば、中国の簡体字のような簡易慣用字体を新たに作って代用できないか?

・シンプルな絵文字やピクトグラムをそのまま立体で使えないか?

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