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なによりもチャーミングなことを見つけるために今日も今日とて生きてみる。〜ようやく抑えていたこの時期に岡崎律子さんを追悼する由縁と理由について、改めて。

 ともかく今日は選曲する時点で何度か泣き崩れてもおりますが、
なんとか最後まで書き上げては見ようかと。

まあ十年前も歯は完治、って報告してるけど、そういや感傷的に
なるんで、特に岡崎律子さんが亡くなった頃は、と書き込みを
避ける傾向は確かにあったんだよな。
(以前投下してた掲示板は週一ないしは月一のペースを
保って投下していたので)

 でも毎日更新しているからにはここを避けるわけにも
行かないので、5月5日はひとまずがっつりこの哀悼文を
逃げずに構成してみよう、とは思ってた。
 なので、今宵はそれをやってみようかと。

私にとってあまり芳しくはなかった平成時代ではありますが。
それでも大きく分けると平成時代を生きてきた印象としての
大きな区分けはこれになる。

ちょうど岡崎律子さんが亡くなられた2004年は平成の折り返しの
楔にあたるあたりでしたので平成といふ時代はまさに

「岡崎律子がいた時代」

「岡崎律子がいなくなった時代」

で綺麗に別れてしまったのだなあ、と思える次第で)

停滞とハデスの森は抜けたけど・・・(2019.05)


まあこういう日の為にとってあった曲は2つ。
一つはゲームでも使われた名曲でほぼラストアルバムに
あたる『for RITZ』の象徴曲でもある岡崎律子で
「I'm always close to you 」。

「シンフォニック レイン」のメインテーマ。

ごめんね お別れが突然で
今は ちょっとね 寂しいけど
かなしみじゃないの
いつか ちゃんと想い出になる

約束 お願いはひとつだけ
生きて 生きて
どんな時にも なげてはだめよ
それは なによりチャーミングなこと

歌詞ページもありましたが、リリックをコードの中に
入れる際には『for RITZ』の歌詞の並びに即して
補正しています。


また岡崎律子さんが亡くなられたのが発表されたのは
亡くなられてから6日後の五月十一日に公表されたことも
あり、掲示板開設したばかりの大地丙太郎さんのHPで、
マメにコメントレスつけてた大地監督がコメントを放棄して
呑みに行ってしまう、なんてこともリアルに体験していたの
で、よりショックはデカかったといいますか。

 まあその哀しみを五月十八日にイベント開催してた
小森まなみのイベントで晴らしていたのは個人的な解消の
手段でもあったのですが。

その憂えた気持ちはその後何日かしてあった小森まなみの
ラジオのイベントで小森まなみが岡崎律子作曲の歌(記録に
よると「Holy Eyes~君の夢はぼくの夢~」)を
歌った時にしみじみと流したわけてすが、そろそろ小森まなみも
休養期間が長くなってきたので、そろそろ覚悟はせねばなあ、
と思う今日この頃。

ようやく帰還(2013.05)

こちらも岡崎律子の曲で、すさまじくコーラスラインが
綺麗でこのコーラスワークも岡崎律子の手腕。


小森まなみと岡崎律子と林原めぐみ、って項目で括ると、
それは復興期スターチャイルドの作品としては外せない
「海モモ」の方のミンキーモモになります。

小森まなみが主題歌で林原めぐみが二代目ミンキーモモを
やっていて、サウンドプロデュースで佳曲を送り込んで
いたのが岡崎律子。
 以前取り上げた『四月の雪』もミンキーモモで歌われた
作品。

4月のブリザードをまともに受け切るしょっぱさよりは、
芳醇なエンタテインメントを観てた方がマシ。アレに
どんな血塗られた出世街道があるのかは皆目知らんけど。
地味にOperaブラウザの更新に失敗して開いてたタブの
ログを喪ったのが地味に痛いので。|torov|note

ミンキーヤスを生み出した「山モモ」(ミンキーモモは
小山茉美)よりもやはりスターチャイルドと日テレを
代表するアニメプロデューサー堀越徹(そういや今は
出向の末に「サクマ&ピース」制作してる福島中央テレビ
の常務取締役なのね)に庇護された「海モモ」に思い出は
偏りがちですが、クモ膜下出血であっさり死にました、
な首藤剛志(死んだのは奈良でしたっけ)が苦手だった
割に観られたのは上記3人が揃っていたのと、アニメージュ
の企画で見い出された脚本家として面出明美を発掘したのが
素晴らしく、とりわけ稀代のメロディーメーカー岡崎律子を
アニメ音楽の世界にいざなった作品、といった一事だけでも
再評価されるべき作品なのではないかと。

まあテレビシリーズはどんどん沈んでいくだけ感か強め
でもあるんで、どれか、と聴かれると「旅立ちの駅」あたり
になるのですが。

主題歌「Bon Voyage!」は名曲。

ま、「約束」は別の形でとっておきたいので。
あとメロキュアや「サクラサク」はムリを祟らせた作品とも
感じているのでここでは採り上げない。


 そして残しておいたもう一曲がこちら。

大地丙太郎監督が番組に合わせて製作したため(大地丙太郎
監督はカラオケの映像制作会社にいた経験もあるからこういう
のを作るセンスが抜群)、大事な公式MADとも絶賛された
(あの肩さんも泣いていた)「for フルーツバスケット」は
ニコニコにあった。

音楽・音像的にもこちらのイメージが強すぎるので、
高屋奈月が好きにやれ、と放った新作にはおいそれと
ノレなかったのが事実ではある。
(新フルバは全巻買ったけど、石見舞菜香版のフルバは
どうにもタッチと声優のセレクトと音楽が性に合わなかった
もので早々に退きました)

ギネスの少女漫画売上争いは北米や欧州でいち早く売れた
フルバよりもアジア圏中心に売れたことが再カウントされて
花より男子に抜かれたようですが、何らかの作品に対して
「for〜」と付けて曲を渡していた話は以前やられていた
ラジオでも話していたのは覚えてる。


 それを見越して「タイトル、これにしましょうよ」と
大地丙太郎監督に言われて世に出たのが「for フルーツバスケット」。
OPを手掛けたのは後に『蟲師』シリーズのアニメ版監督を
務めた長濱博史氏だっけ。

ようやく抑えていたこの時期に岡崎律子さんを追悼する由縁と
理由について、改めて語り出してみました。

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