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「こういうのでいいんだよ」と思わせる旅情の先にある「駅生」の一つ「ウロコダンゴ」について。まあ今の「駅生」もおさらいしますけど。

 であとは少しヤケに呑んだので(サモサなんか食卓に出て
きたらそら呑むでしょ)、記事投下は自粛してまあ
ひとまず食べて呑んだは呑んだ。
(まあよく文化シャッターガラガラ締められなくて
良かった。ただそれは青木の庇い手すら許さない
興梠のPK欲が無失点を拒んだだけであり、いつ
まで経っても甲府時代の弱小DF気分が抜けない
御厨主審のカードコントローラーぶりがそれらを
誘発したのは否めない。そういう意味で犯罪的なの
はハーフタイムの記念VTR選びで村上主審(西濃運輸
サッカー部出身)とのじゃれ合いをセレクトした
槙野智章にも責任の一端はある、って感じか)

 ただSCRAPで出てきた山田航関連の過去記事
(大体は「吉田山」「吉田川」にまつわるもの)史料
は見つかったのでそれは一纏めにしておく。

 じゃあ、ひとまずヤケな部分はビールも呑んだので、
サッサと寝て、それから記事を組もうかと。

ってことでターゲットタグとしては久々にはなるで
あろう「#至福のスイーツ」。
 まあでもこのラインの「#至福のスイーツ」は
「駅生」の一つ「ウロコダンゴ」でも知名度だけは
ある「新幹線スライド菓子」のフェイクに近い青柳
ういろうでもなく、わらび粉も入ってつるんと喉越しも
いい「豆子郎」こそが「至福」の域であり、
むしろ「こういうのでいいんだよ」と思わせる旅情
と込みで懐かしむ日常と郷愁の蒸菓子がベースに
なるのが「ウロコダンゴ」であるとは思うのですが。

もちもちプルプル弾力がすごい!山口で人気の
名産・山口外郎|Eriko|note

ういろうの思ひ出
|南カリフォルニア徒然日記~遠い空の下で|note

念願! 山口の生外郎食べ比べ会をやってみた
|Eriko|note

まあこのあたりのスイーツに関してはどう評価すべき
かこのnoteを始めてからも苦労して綴って来たもので。

具体的な問題提起は昨年の9月頃からぼちぼちやって
いたのですが、よりハッキリとした問題として、
きちんと書いたのは渡辺徹が死んだついでに提起
したこちらになるでしょうか。

酢脂の伝道師が死んだから、少しづつ引っ剥(ぺ)がす
ところを引っ剥がしていくか。まずはフジに
毒されるところから普及した冷やし中華とういろう
のあれこれ。|torov|note

あとはその前にこうなりやすい、の提示をしては
いたかな。

地域レシオとデバイスがかけられると、案外
コメントするとき話の持って行き方がラクになる。
|torov|note

「すあま」が軽視されててつい「ういろう」とか
「しようゆ餅」判定されてしまう、とか

地域レシオとデバイスがかけられると、案外
コメントするとき話の持って行き方がラクになる。
|torov|note

今年初めの総括部分でもここの取り扱いが難しい
ことを端的にこうも記した。

三が日の二日目だからこそ、この日は日々のメン
テナンスに時を費う。~今年はあえて能動的に
箱根駅伝は観ない、と決めたから、その時間で
できること。|torov|note

やはり「すあま」「しょうゆ餅」「しぐれ」「ういろう」
「すはま」の話は複雑さとつまらん嫉妬から来るいがみ合いが
絡んでいるから解析するのはホント難しい。
 主に東で江戸の木場で生まれた「すあま」、西では「ういろう」
と軽く呼ばれてるちょっとした和菓子はホント各地で呼び方が
偏ってて、しかも愛媛は大洲藩から伝えられた「しぐれ」「墨型」と
松山松平家から伝わる「しょうゆ餅」が伝来していて、「すあま」も
「ういろう」もそこに入る余地がない、って点で難しいのですが。

三が日の二日目だからこそ、この日は日々のメン
テナンスに時を費う。~今年はあえて能動的に
箱根駅伝は観ない、と決めたから、その時間で
できること。|torov|note

これらを踏まえた上で、今日は「駅生」の一つ
「ウロコダンゴ」について。
 3月まではまだ留萌線の玄関口だった深川駅の
名物にして、駅生の一つ、ですね。

 ほで、まずは現在残存してる北海道の駅生は。

じゃあひとまず夕刊までの切り出しは終わったので、先に
「駅生」のおさらいだけしとくか。

北海道で現存する「駅生」でメジャーどころは。

大沼の「大沼だんご」。
深川の「ウロコダンゴ」。
池田の「バナナ饅頭」。

塚田氏がこれに加えて、と提唱する部分では。

銭函の「甘酒まんぢう」。
札幌だと北間屋の流れを汲む「柳もち」。
野幌の「煉化もち」。
栗山の「栗饅頭」。

このあたりが大体現存する「駅生」になる。

 まあようここまでやつれたな、という感想でもある。
(つまりこれらの流通を押し留めて衰退させたのもまた
あちこちで赤字路線のしっぽ切りばっかやってるアレが
アレだから、にほぼ起因する)

 そらろくでもない民営化を独占的と独善的の結託で
やられたら、近くの郵便でも6日かかるくらいサービスは
低下する一方なので。

とっくに飛脚よりも速達性に乏しいわけで。


 まあそれで話を再び「ウロコダンゴ」に戻すと。

 北海道の食べ物の中では郷愁型の食べ物であり、
美唄のとりめし及び美唄焼き鳥、札幌の柳もちと並ぶ
ルーツがあって、新潟県阿賀野郡水原(現在は阿賀野市に
なっている)水原駅近くの「椿餅」がルーツ。
(まあ郷愁型の変化系でお菓子に合わせると、ここに
「わかさいも」が入ってくる。あれも元はサツマイモの
栽培が普及していなかった時期にサツマイモみたいな
お菓子を、ってことで手亡豆のあんに、昆布の細切り(金糸昆布)で
繊維を見立てて作られたお菓子なんだし)

 「椿団子」の名前を経て、「ウロコダンゴ」という
ネーミングに至るわけですが、材料は本家と同じく単純に
してストロングスタイル。
 米と小麦粉に砂糖だけ。

保存料などを使っていないので、賞味期限は製造日を入れて
3日。真空パックでも10日くらいだ。

塚田敏信「ほっかいどうお菓子グラフィティー」(亜璃西社,2012.02)p58

まあそれらを蒸したものをウロコ型に成形して「ウロコダンゴ」
となるわけですが、「椿餅」は高橋商事だと切れ端として
たまに売ることもあった切れ端の棒状のタイプで切って
売っているタイプが本筋になるらしい。

高橋商事のルーツは水原の出身者が深川で始めたもの、
という連綿なので、逆に地域性もあって、知名度は高め。

 まあ素朴で美味いし、日持ちしないけど確かに、な
鉄道における旅の名物に収まっている分にはいいのだけど。
薄っぺらい「シンカリオン中央集権主義の人にはわかる
能もない」旅情を含んだ素朴なお菓子であればよい、と。

 まあ「ライスランドふかがわ」でも、の販売菓子
にもなりつつあるし、それだけ鉄道からかけ離れた
ところにしか魅力を見出せないところに追い込んで
いるばかぼんぼんは誰なのさ、の端緒も確かに見られ
はするんだけどね。

(なので本質的な「外郎」といえば放擲してるけど小田原、
味はわらび粉なども入っててつるんとしてる山口、
っぽい旅の菓子としては「椿餅」や「ウロコダンゴ」で
よく、名古屋のは所詮「シンカリオン中央集権主義」を傘に
着ててスタンスが下賤。にして、たいしたものですらない、
という立場を一応取ることになると)

 ってことで新潟県水原駅付近のレポも含んだ
記事を引用せずともここまでは書けたので、これで
良しとしますか。現段階の「ウロコダンゴ」に関して、
はこれまでかと。もう当面買って食べることもない
とは思うのでね。

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