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オンライン修学旅行「ニューヨーク」編ご報告

オンライン修学旅行、引き続き行っております。

10/24に行ってきたのはニューヨーク!!新しいチャレンジも取り入れてみて、楽しかった…!

そのご報告記事です。

(そういえばこの映画もニューヨークなのでした)


どんなことをしたか

NYで学校の先生をされている中村先生竹山先生にご協力いただき、街を案内していただきました。

とんでもなく濃いキャラクターであられるお二人にアイディアをいただき、これまでよりエンタメ色の強い内容。それが我々には新しいチャレンジになったのです。
(竹山先生はバンドをされていて、YouTubeにて観ることができるのです!


向こうは夜。ネオン輝くタイムズスクエアからスタート。中村先生が案内をしながらお一人で歩きます。

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やっぱりLION KINGやGAPなど日本にもあるものは反応がよかった!


少し歩くと、路上でギターを弾いている竹山先生と合流。笑
ここで「NYには色々な人がいるし、やりたいことが出来る自由の場所だ!」というメッセージも発信です。


お二人で子ども達からの質問に答えながら街を歩き…

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映画館みたいにハイテクなNYのマクドナルドに入ったり

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屋台で店員さんと話し(もちろん英語で!)、ホットドッグを購入。竹山先生が食べますが、お題は中村先生もち。笑

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オンライン修学旅行恒例、各国のゴミ事情もご紹介。
防犯のため夜になるとフタが閉まるこちらのゴミ箱。上にはソーラーパネルが付いていて、その電力でフタの開閉をしているそうです。

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信号が日本と違うよね、なんて話。

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交番の前で、子ども達からも質問があった、大統領選挙の話。
よく聞くように、向こうでは小学生でも「僕は○○を支持する!だって~」とハッキリした理由をつけて政治的意見を述べるそう。そして、そうした話が日常的になされている。

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タクシーに乗って移動。支払いシーンも見させていただきました。お代は中村先生もちで。笑
NYではタクシーが日本よりも一般的な交通手段なのだとか。

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最後は、映画でもよく見るグランドセントラル駅に到着。

ここでお二人から改めてのメッセージ。
アメリカの課題として、正直に言って初対面の素性を知らない相手に対する偏見や差別はある。でも一度受け入れたらビッグハグだし、バカにされず夢を語れて挑戦できる「夢を叶える場所」なんだ!という。

子ども達の感想を見ても、このメッセージが心に残っていたようでした。

そしてきっと、「よくある代表児童のお礼の言葉なんていらん!もし本当に感謝を感じるのなら、いつか会いに来て伝えてくれ」という言葉も。

(なお今回、ルートから外れていたので自由の女神は諦めました。)


今回のこだわりとチャレンジ

子ども達も僕らもこの企画に慣れてきましたし、今回はいくつかチャレンジを盛り込んでいました。

エンタメ的な展開や画面共有を盛り込んで子ども達が飽きを感じにくいように構成したこと。

以前あった子ども達からのリクエストから、現地の人と話す時間、注文→食レポ的な流れを取り入れたこと。

やっぱり企画実行している僕ら自身がワクワクと企み、楽しんでいることはこの時間にエネルギーをもたらすのだと思います。
大人が楽しんでいれば子どもも楽しい!

新しい取り組みだからこそ「~ねばならない」が少ないので、これからもドンドン実験を盛り込んでいきたいところ!

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子ども達の反応、よかったところ、次回に向けて


画面に動きがあったことで子ども達が一層楽しめた。

→お二人に登場いただいたことで生まれた掛け合い、画面共有、タクシー乗車などで飽きが来なかった。
ギャラリービューに切り替えたり、一瞬だけ教室の姿を映したり、なんてことをしてもよさそうです。
とはいえ画面共有はネットが重くなる弱点も。今回も途中でネットが切れてしまいました。

普段の学習、日常との関連に好反応だった。
→SDGsの流れがあるので、ゴミへの反応が敏感。恒例になりつつあるセブンイレブンを見させてもらえたことで各国の比較がしやすい。

以前取ったアンケートに出ていたNYに行けたことで興奮していた。
→行きたい旅行先として有名な場所を挙げていた子ども達。それに応えられた形だったのでよかったようです。
現地の方と話す、食レポをするなども取り入れたアイディアですが、このように「自分たちのアイディアは実現されるんだ」「自分たちの声で変化を起こせるんだ」という経験にもなっていけたら好いなあと思います。
こういうことが出来るのは、まだ型の決まっていない、イベント的な取り組みだからこそ。

教室の様子をどう掴むかが課題。
→これまでも課題に出ていました。子ども達はミュートでの参加ですし、やっぱり現地の先生は一人で話している感じがしてやりづらい。例えばクイズを出しても、何秒待てばよいのか分かりづらい。
今回も、質問をもっと現地にふってもよかったという振り返りもありました。ここは改善どころです。

例えばこんな対処が出来そうです。
・ギャラリービューなどにする時間もとって教室の様子が見られるようにする。
・教室の中で一台だけはミュートを外して、声が届くようにする。
・子ども達にはイヤホンを使ってもらうことでハウリング軽減。
・教室や体育館などで広がって参加することで互いの声が干渉しづらい場所でマイクONにする。

やはり子どもの声が聞こえることが大事、聞こえた方がやりやすいということですね。

これまでの先生方が出て来てくださって子ども達は興奮!
シンガポールのゆうぼー先生香港の石田先生と、オンライン修学旅行にご協力くださっている先生方が身に来てくださっていました。子ども達はそれを喜んでくれていて、ちらりと映ると盛り上がっていました。先生方がアイドル化しています。笑
「リアルに今海外と繋がっていることへの感動」があるようです。

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オンライン修学旅行、今後の展開(妄想)

新しいステージに来たオンライン修学旅行、今後の展開や可能性を下のように妄想してみています。

・シンガポール2回目、香港2回目の回。

・陸前高田広田町(大学生が移住して地域おこし)や長崎(冒険家さん)に繋いで、キャリア教育的な会がつくれないか。
→二学期はオンライン修学旅行、三学期はキャリア教育的な流れではどうか

・中村先生、ゆうぼ―先生といった「これまで一度会った人」がどうして今の人生を選んでいるのか、そこにスポットを当てて話してもらう。

・人数が多くなるほど動きもやり取りも難しくなるので、小さな規模でプライベート感をもってやってみたい。
→「自分の声が届いた」と子ども達が感じられる経験、やっぱり僕らは大切にしたいのです。


「その場所から、その人へ」そうした意味でのキャリア教育的な方向が出てきている気がします。
一度つながってその人を知ったから、心の距離が近づいて、さらに話しても大丈夫。

オンライン観光と同じことが、やっぱりオンライン修学旅行でも起きているのだと感じています。

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「自分たちのところでもやってみたい」とお声かけいただき、話を進める学校さんも出てきました。

オンライン修学旅行、まだまだ発展中です。これからの可能性が楽しみです。


追記:朝日新聞さん、LINEニュースさんに取り上げていただきました



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