見出し画像

この時代だからこそ、複業×ミニマリストというライフスタイルを

「教員は転職しづらい/社会で通用しない」と聞く中で、今のところ「元教員」である僕が生きられている理由。

それは「複業×ミニマリスト」というスタイルも大きく関係しているように思います。
そして現代~近い未来、このライフスタイルを選択することは、生きていく上でとても有効だろうと思うのです。


複業=なめらかなキャリアチェンジ

複業研究家・西村創一朗さんのこの記事、「自分のことだ!」と思わずにはいられませんでした。

ちょうど一年前、僕はまさに、なめらかなキャリアチェンジとして複業教員を選びました。

「転職先は少ない」と言われた教員時代。そもそも一社に絞ることは出来なかった。その状況で転職したとしても、違和感からまた次を探すことになるでしょう。でも転職して数年はきっと、仕事に必死で動けない。

そうなると、転職という選択はリスクになる。

結局のところ問題は「自分は何をして生きていたいのか」なのだと思ったのです。それが見えないから転職先も決まらない。

だったら、自分はどういう人間なのかを知るために、色々なことを経験できる立場にいったんは身を置こう。セーフティネットの意味でも、これまでと地続きの自分も残そう。

だから、教員→複業教員(今)→その先は…?

その先を見つけるための今。なめらかなキャリアチェンジのための複業。

実際は、今の複業スタイルが想像以上に楽しくて、ひょっとしたらこのままずっとやっていくのかも…とも思っています。

終身雇用の前提で就職することは、大学卒業のタイミングで人生を決めることだ、とも言えるかもしれません。

けれど、大学卒業時で人生は決められない、むしろ一生をかけてつくっていくものだ。

そんな人生観が、僕には今しっくりきています。だから仕事だって考え方だって、変化しながら生きていく。


複業=自分の可能性を広げ、リスクを減らすこと

複業教員である僕。重きは「複業」の方にあります。僕がもつ色々な顔の一つが教員。

書籍『LIFE SHIFT』などでも話題になったように、人生100年時代なのが今。

70歳や80歳で仕事を定年退職し、それでもあと20年30年は生きていく時、お金は、そして膨大な時間をどうする?

僕は、教員一本で生きた場合のそんな未来を想像してゾッとしたのです。

組織から離れて個人として生きることになったその時、何もできない自分になっていないだろうか…

固定化・安定はそれだけだと将来的にはリスクである。個人として生きる力を高める。西野さんの本などにも出ている考え方。

組織にいるだけでは危ないという考え方、出逢えてよかったです。


やっぱり、仕事が生きていく意味をくれる部分はある。であれば人生の最後まで、何かしらの仕事はしていたい。

それはいわゆる仕事だったり、子育て孫育てだったり、地域活動だったりするのだと思いますが。


できることが組み合わさって自分の生きていく道ができる。藤原和博さんのこの本も、複業やキャリアチェンジを後押ししてくれました。

オンライン体験フェスと教員経験が合わさってオンライン修学旅行が生まれたように、まさに今これを実感しつつあります。

僕はちょうどキャリアチェンジのタイミング。自分を知ると同時に、自分にできることを増やしていくためにも複業を選ぶ。

そして、僕の「複業」を支えてくれるのが「ミニマリスト」というライフスタイルです。


ミニマリスト=自分にとって大切なものを知っていること

教員からのキャリアチェンジによって、収入ダウンが避けられなかった自分にとって、「生活をいかにシンプルにするか」は切実な問いでした。

答えを求めてシンプルライフやミニマリストの本を読む中で出逢ったのがこの言葉。

「ミニマリストとは、モノが少ない人のことではなく、自分にとって大切なものを知っている人のこと」

やまぐちせいこさんの本からです。正確な引用ではないですが大意はこの通り。

この言葉が自分をすごくラクにしてくれました。

例えば僕はギターを持っていますが、ミニマリストを目指すから捨てなくちゃいけない、なんてことはない。

自分にとって、生活や人生にとって必要なものであればもっている。やまぐちさんご自身も引っ越しに伴って持ち物を変えたように、人生のタイミングごとに変わってよい。

自分にとって必要なものは何か、見極め、考え、探す姿勢がミニマリスト。必要なもの、毎日触れていたいものだけで生活が出来上がるから豊かになる。


これ、部屋や荷物のことだけではなく、仕事の仕方、時間の遣い方にも当てはまると思ったのです。

それは順序を間違えないということ。
例えば大切にしたい関係を、あわただしさに負けて劣化させないこと。自分が複業をするのは何のためか心に留めておくこと、途中で見失っても戻ってこられること。

複業することがいつでも絶対の正解なのではなく、自分にとって今は複業が必要だから複業をすること。

変化の時代だからこそ、「ミニマリスト」=「自分にとって大切なものを見極める」も重要な技なのだと思います。


複業×ミニマリストが自分に合う理由

以上のような考えから僕は「複業×ミニマリスト」というライフスタイルを選びました。

ミニマリスト=精神的にも状態的にも身軽だから、複業=自分を広げるチャレンジができる。

一つ一つを今の自分に必要と感じてやっているから精神的にもよいし、仕事によってモードを切り替えることで自分を守ることもできる。


世界の見方、世界とのかかわり方が多いから、きっと人生を面白がって生きていける。


思えば、僕は昔から色々なことに手を出したいマルチポテンシャライトでしたし(この本、複業家には是非オススメです!)

強み分析で言えば、広くアンテナを張って多彩な情報を集め、それを繋げて整理するタイプだから複業はうってつけだと言える。

考えれば考えるほど、このライフスタイルは僕に合っているようです。

さらに時代にも合うとなれば、その幸運さに嬉しくなる!


キャリアに迷うならいっしょに考えましょう

僕のこのライフスタイルは、ひょっとしたらどなたかの参考になるものなのかなと思います。

このまま生きていてよいのか、キャリアチェンジってどんな可能性があるのか、転職ってどうすればよいのか、本当に「転職」なのか、複業の第一歩は何か、考えるべきことは何か…

そんな風に考えること、あると思います。

特に身近な方、お世話になった先生方を想う時、「今の仕事がもし苦しくなったら、他の選択肢もあるよ」って言えるようでいたい。

お相手を教員に限らず、です。

ですからキャリアを考えたくなった時は、お力にならせてください。

「とーるなら笑わずに聞いてくれると思って…」とは、よく言ってもらえる言葉です。

ご相談いただけたその時は。

僕がお渡しできるものをもって、いっしょに考えたいと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?