見出し画像

注目記事考察#4:不正アフィリエイトについて

近年不正アフィリエイト広告をきっかけとする消費者トラブルが数多く報告されている。

加藤さんの考える3大不当表示

・薬機法や健康増進法などの関連法を違反しているもの
・偽の口コミの掲載
・有名人の写真を無断で利用

広告主側は、純広告や普通の運用型広告を出稿していても、なかなか採算が合わなくなってきている。
これらの広告では、CPOが3万円~4万円ほどまで高騰することもあるが、それと比較してアフィリエイト広告は成果報酬型なので、CPOを1万円~1万5000円程度に抑えることが出来る。
費用対効果が安定するので、リスクが少なくアフィリエイト広告に依存してしまうのです。

アフィリエイト広告に関連して加藤さんが一番問題であると思っているのは記事型広告(業界ではアフィリエイターによるアド運用と呼ばれているもの)

インフィード広告をクリックすると、アフィリエイターなどの第三者が作った、記事型のページが現れる。
↳そのサイトやページには、「〇〇ドットコム」など、商品に関連する一般的な情報を提供するかのようなサイトの名前がついている。
↳薬機法などの法律に抵触するような表現が使用されている。

違法な表記の記事型広告で消費者が騙されてしまっているのに、悪質なアフィリエイターは野放しで売上を上げ続けてしまっている。

今の記事型広告を絡めたアフィリエイト広告に問題があり、「不正アフィリエイト広告=記事型広告」の可能性が高い。

アフィリエイターは、自らが広告主となり、アドネットワークなどに広告を出稿して自社サイトに集客を図るようになった。
その時に一番やりやすいのが記事型広告の不正なページをたくさん作り、そこに広告主のECサイト(ランディングページ)のURLを掲載し、成果報酬を得るという手法。

健康食品・化粧品の通販広告の記事型広告において広告表記に問題があったり、フェイク広告であったりする割合は少なくないと思う。

アドネットワークでは一旦考査を通した後、アフィリエイター側はリンクのページを変更することもできる。

今後は国が、広告主とは別ドメインの記事型広告を規制する等、厳しい対応を取るべき。広告主自らが書いた広告であれば問題ないが、第三者が書いた記事型広告は取り締まるべき。

やはり媒体社が広告の審査をしっかりと行うことが必要。
広告主は、マーケティング手法としてアフィリエイトに依存し過ぎることはやめるべき。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?