見出し画像

2024年1月期3Q決算発表ポイント

2023年12月15日に2024年1月期第3四半期の決算発表を行いました。
ポイントと所感を記載しようと思います。

なお記事中にある資料は決算説明会資料を元に転載しています。
詳細はこちら👇  
・短信
・四半期報告書
・決算説明会資料
・ファクトブック
・Q&A
・アナリストレポート
等がありますのでぜひ!


2Q振り返り

その前にこの記事だけ見ても時系列がわかるように2Qの振り返りです。
・昨対で増収増益
・上期業績予想を上方修正(通期は利益を投資へ回すので期初据え置き)
・配当予想どおり(上期6円、下期6円)で上期分実施
・自社株買い実行
とトピックスがありました。詳しくは

2024年1月期第2四半期決算説明会資料

を参照ください👍


3Qサマリ

(全社)
売上・利益は四半期としては過去最高になりました。

各事業別のポイントは

(Webソリューション事業)
売上は過去最高・利益は案件の大型化により外注費増加で直前四半期比較で若干低減も想定内 

(デジタル人材育成派遣事業)
計画に対して売上・利益ともに計画どおり 下期からの回復基調にのっています

(オンラインゲーム事業)
売上は周年イベントあるも寄与は限定的になりました。利益は運営体制効率化を計画通りに進められて、利益に貢献でき、回復基調です



業績予想に対してどうか?

通期業績予想に対する進捗率
・売上は連結・単体と双方で75%弱までいき計画どおり
・利益は連結・単体ともに80%を超え(特に単体は89%)堅調に推移



昨対比でどうか?

(全社)
昨対比では大幅な増収・増益です

(Webソリューション事業)
堅調にオーガニックでも成長

(デジタル人材育成派遣事業)
昨年度M&AしたY's社が今期はフルで寄与し、大きく成長

(オンラインゲーム事業)
売上は昨年度から低減ですが、運営効率化により利益では増収を確保


四半期推移

(売上)
下期偏重の季節要因どおり順調に積み上げ

(原価・販管費)
売上の成長率比較で適正値で推移

(利益)
順調に利益は積み上げ

(EBITDA)
利益同様にM&A等の「のれん償却費」の負担を吸収して順調に推移


今後のポイント

(Webソリューション事業)
前期も今期も四半期毎に成長しているトラックレコードを残していますが、ここ最近は大型の案件も増加していて、時点で区切った場合に売上や単価上昇が大きく出てしまっている傾向があります。市場環境は引き続き活況で、今期・来期以降も引き続き継続すると見込んでおりますが、今後は多少四半期毎に凸凹が出る可能性もあるかと思っています。しかしながら、あくまで当社が目指すのは業績予想を外さない(もしくは上回る)よう邁進するということになります。

(デジタル人材育成派遣事業)
アピリッツ本体の売上は昨年度、今年度も四半期毎に成長しています。グループ会社のY's社においては、上期はデジタル人材の育成プログラム等(WEBMASTERS)先行投資を行っており、下期から売上、利益ともに利益確保のフェーズに入っております。3Qはそのとおりになっていますが、今後もそれを計画どおりに継続できるかがポイントになります。

(オンラインゲーム事業)
「受託開発・運営」は引き続き安定的に売上・利益ともに確保できています。「運営移管」についてボラがあるところが悩みどころですが、運営効率化(これは元々移管時に目論んでいたこと)を継続的に実行できているため、利益面では貢献しています。4Qは特に大きなイベントはないため、売上を横ばい程度に維持できるかがポイントになります


(全社)
3Qのスナップショットで見ると進捗率も順調です。ここだけ見ると上方修正しないのか?とすでに質問がありますが、しかしながら2Q決算発表の際に発表したとおり、下期は以下の3点について来年度以降に向けての投資を行う旨を発表しました。故にあくまで我々が約束として目指しているのは通期業績予想になります。

(進捗率)

(上期業績予想を上方修正したにも関わらず、通期業績予想を期初発表のまま据え置いた理由)

その他(新サービス・M&Aの進捗)

(WEBMASTERS)
Y's社にて以下の取り組みを開始しています。業界未経験者向け個別指導エンジニアスクール「WEBMASTERS」を開始しました。Y's社とアピリッツ社で連携し両者のネットワークやリソースを活用して、スクール生が卒業後に業界で活躍できる機会を増やします。
また、これを通してグループへの採用やサービス自体の収益化も今後進めていきます。

(M&Aの進捗)
当社はM&Aを成長戦略の1つにしています。もちろんその対象会社の売上や利益や顧客を加えるという点はありますが、一番はデジタル人材を一気に確保できるという魅力があります。デジタル人材が増える=売上が上がるという構造ですから

2022年6月(23期) Y's社がグループイン
2021年12月(22期) ムービングクルー社がグループイン

毎年1社がグループインしています。
当然、成長戦略の一環ですから今期も足元はいつも探しています。仲介会社からの紹介等でソーシングを行っています。リストから面談を行ったり、デューデリジェンスしたりと。

ただM&Aはハコを買うわけではなく正に人なので、事業シナジーの前に事業統合が非常に重要になってきます。違う文化、違う習慣の様々な人ですから。また価格も適正値で買収することもとても大事です。毎年1社は行いたいと思ってもいるので焦りはないと言ったら嘘になりますが、これは焦ってすることでもないですし慎重に進めたいと思います

今まさにご質問等は来ていますのでQ&Aは後日公開いたします

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?