2024年1月期上期 業績予想修正について!
上期業績予想の解説
2023年9月11日に2024年1月期上期業績予想の修正を発表しました!
それについて決算説明会資料の中にインクルードしていますが、今一度、別掲します。まず数値から
(全社)
売上に関して期初業績予想に大して若干の未達でありましたが、営業利益以下が単体で強制開示ラインを超えたので発表に至りました。なお連結は強制開示ラインには届いておりませんが、ほぼ近い達成率になっています
(セグメント毎の背景)
当社は「Webソリューション事業」「デジタル人材育成派遣事業」「オンラインゲーム事業」の3つを軸に事業を行っています
その中で以下のようになっています
(Webソリューション事業)
計画に大して売上・利益ともに大きく上回りました。市場環境活況で順調なリード獲得・案件の大規模化により単価が引き上がっている傾向は続いているため、利益水準も上がりました
(デジタル人材育成派遣事業)
利益水準は前年度より低減していますが、これは計画どおりです。M&Aを前年度に行い、新卒採用等積極的に採用を行った事で一旦利益水準は下がっているものの、下期にその人材が利益貢献していく計画だからです
(オンラインゲーム事業)
◆売上
売上は「受託開発・運営」、「自社ゲーム」は計画どおりでしたが、「運営移管」にて計画を下回る結果となりました。主に「ユニゾンエアー」が要因になっております
◆利益
売上は計画どおりに進捗しなかったものの、運営移管タイトルでの運営効率化、効率化による空きリソースのデジタル人材育成派遣事業への異動などで利益水準は回復傾向になります。しかしながらこちらも計画未達になっております
(総評)
「Webソリューション事業」は計画を大幅に上ブレ 👆
「デジタル人材育成派遣事業」は計画どおり 👉
「オンラインゲーム事業」は計画を下ブレ 👇
という結果になりましたが、「Webソリューション事業」での好調を受けて全社を牽引した結果、「オンラインゲーム事業」での未達をカバーして業績予想修正に至りました。(売上はカバーしきれず若干の未達)
通期業績予想を期初数値に据え置いた理由
まず期初数値はこちらです
据え置いた考え方はこちらになります
3事業ともに置かれた市場環境が下期中に大きく変化するとは見込んでいません。
もちろん3事業ともに業績予想を上回るべく邁進していきますが
・「Webソリューション事業」
上期の好調トレンドを継続と見込む
・「デジタル人材育成派遣事業」
通期の計画どおりに着地と見込む
・「オンラインゲーム事業」
上期のマイナス分を取り返すために邁進しますが、運営移管ゲームの予想する難易度が高く期初どおりと見込む
との考えです。その点に加えて
人的資本への投資のため移転を決定し、償却費が増加
当社は人材が成長源泉であり、就労環境やさらなる働き方の向上のために移転を決定しました。こちらは期初見込んでおりませんでしたが決定しています
ChatGPTの活用等のための研究開発への投資
社内での効率化・事業での収益確保のための活用を考え、一定の投資を行って研究開発をすることを決めて進めています
制度改革等の人的資本への投資
給与体系の見直しや各種インセンティブ等の検討を進めて従業員への投資を加速させる事を決めて進めています
上記の考え方により通期は期初発表を据え置いています。
上期上ブレ分を再投資へ回し、とは言いつつも期初発表は目標として達成は行いたいという趣旨になります
(所感)
まずは売上は若干の未達で残念ではありますが、利益にて上方修正に至る事が出来てホッとしています。(M&Aや移管なしで)
業績予想はあくまで予想といいながらも投資判断に活用される重要な指標でありますので、達成できない事には信頼感がなくなってしまいますので。
上期で上ぶれた利益は短期的な視点ではなく長期的な視点にたって投資へ回しています。と言いましても期初に発表した水準を上回る投資はよくありませんので(であれば期初に計画しろよとなります)その範囲です。
下期も現在の課題を潰しつつ、また期末に結果を残せるように邁進です。
でもメンバーは凄いなと思っています。この事業で昨対比でこれだけ成長させるのは簡単ではありません。もちろん上場したのだから市場の期待に答えるのは当たり前なのですが、それを差し引いても凄いと思います。
さらに成長できるように経営側としては働く環境整備や制度改革等人的資本への投資を行っていきたいと思います。
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