#440C|仕事を"やりかけ"で止める習慣

「仕事をキリの良いところまで仕上げるのでなく、あえて中途半端なところで中断する」という仕事術がある。詳細は何かの書籍に載っているのかもしれないが、私はただ人づてに「そうした方が捗る」という話を聞いただけだ。

仕事をキッチリ完了させて終わらせるよりも、あえて途中で止めた方が、再開の時にまたすぐに取り掛かりやすくなるために作業効率が良くなるという話だと認識している。(違う可能性もある)

この方法、試してみたいなーと思い、実際に何度か試したものの、うまく生活に実装できないでいた。

理由は「どういった単位で?」といった点がイマイチ、自分の中でハッキリしなかったからだ。

たとえば4時間で終わる仕事なら2時間で休憩、自然に仕事は中途半端で終わる。これはわかる。しかし10分程度で終わる仕事なら、あえて8分で休憩するのか?別の仕事に切り替えるのか?というと、それはなんか変な感じで。そのようなモヤモヤから、どうも実際に取り入れ難いなーと思っていた。


それが今日腑に落ちた。どんなボリュームの仕事であっても「とにかく休憩に入る前に次の案件に少しだけ手を着けておく」こうすればいいだけかあ。(当たり前だろ案件)

仕事ができる時間というのは場合によって違う。まとまって3時間取れる時もあれば30分の時もある。その時々に合うタスクを入れると思うが、どんな時も「そろそろ時間的に終了だ」という前に、もう1つ「別案件に着手」すればいいのだ。

たとえば50分の仕事時間で3時間かかりそうなものをやるなら、確実に「途中止め」になるので問題なし。しかし50分の仕事時間内でちょうど終わるような仕事に手を着ける時は、ちょっと意識して45分でそれを終わらせ、最後の5分くらいで別の仕事に手をつけておく。

そうして全ての「仕事終わり」を、全て「やりかけ」の中途半端な状態に仕立てていく。1つの仕事を区切るタイミングをとにかく「作業の終了」単位ではなく「作業中」の単位で区切ることを徹底する。

家事なども同じようにできる。出かける前に少し時間がある場合、たとえば皿洗いを完了してから家を出ていた。これを、皿を洗ったあと次に少しだけ窓拭きに手を付けておいてから出かけるという感じ。家事と仕事と分ける必要もないか。


作業単位で見て仕事を終える時の行動は、常に「『+数分』のネクストタスクへの着手」をルール化するといいということだ。

「そんなの当たり前じゃん」なことかもしれないが、私はこの手法が謎にしっくり来ていなかったので、今日スッキリして嬉しい。想像するだけでだいぶ気持ち悪さを感じられる習慣だが、だからこそ効果も期待できる。

1分着手も似た状況を発生させそうだが、1分着手であってもキリよく終わらせようとしてしまうのでやっぱりこの意識のあるなしで取り組み方は変わりそう。

というわけで、普段ならこのnoteを書き終えて次は風呂に行くのだが、その前に別のものに「少しだけ」手をつけてからにする。ああ、すでに気持ち悪い。

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