見出し画像

弁護士のイギリス留学”準備”体験記#8│フライト/携帯電話/銀行口座etc

こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。

前回はこちら。

今回は、渡英に伴って必要となる雑多な準備をまとめました。

けっこう昔の出来事について、記憶を辿りながら書いているので、抜けていることもあるかもしれません。

なので、皆さまには、この記事をチェックリスト的に使ってもらうというよりは、全体的なイメージを掴む目的で読んで頂いた方がいいかもなあ、と思っています。


2022年6月① 渡英に向けた雑多な準備

宿泊先確保:短期滞在の問題はとりあえず解決

前回のエントリーで、Airbnbを通じてよさげな滞在先を見つけたものの、利用を断られてしまったことを書きました。

6月に入り、気を取り直して物件探しを再開しました。次に見つけた家はこんな感じ。

  • 東ロンドンのDistrict lineのZone 5エリアの駅から徒歩10分

  • 1泊当たり4500円

  • あまりレビューは付いていないがホストは親切そう

Zone 5とかなり都心から離れたところにありましたが、何より宿泊代金が安くて、KCLのキャンパス(Temple駅)まで、District Line一本で行けるのが魅力でした。

日本時間16時50分にリクエストを送ってみると、なんと、17時にアクセプトされて、予約が確定しました。UK時間で早朝だったのでその時は驚きましたが、後からホストに聞いてみると、朝早い仕事をしていたのですぐに返信できたとのことでした。

これで、いざ渡英してみたものの滞在する家がないという最悪の事態は回避することができました。

フライトの予約

滞在先の確保と並行して、フライトの予約も行いました。コンサルタントさんからは、CASナンバーが発行されてからの予約を薦められましたが、それをしていると直前まで予約ができない(お金がかかるというよりは、そもそも席が空いていない可能性がある)と思ったので、決め打ちでプレセッショナルが始まる前々日にヒースローに着く羽田発の便を予約しました。

事務所の規程で、行きの航空チケット代は支給されるので、LCCは利用せず、ANAを使わせてもらいました。

giffgaffのSIMカードを注文する

イギリスの物価は笑っちゃうぐらい高いのですが、唯一、携帯電話の料金だけは、日本よりもかなり良心的です。

現地の格安キャリアを調べたところ、giffgaffは、SIMカードをイギリス国外にも事前に発送してくれるということで、これを利用することにしました。

注文後、10日ぐらいでSIMカードが届きました。
これでヒースローに着いたらすぐに、SIMカードをアクティベートしてスマホを使い始めることができます。

イギリスの携帯電話の料金は安いといいましたが、例えば、ぼくの今のgiffgaffのプランは、国内通話し放題・通信15GBで、月£12です。ラーメン1杯£15(2700円)に比べれば、いかに安いかが分かると思います。

wiseの利用開始とデビットカードの注文

もう10年以上も前の話ですが、ぼくが法務部員時代に海外で暮らしていたときは、日本から海外に送金するのが、結構めんどくさかった記憶があります。ですが、今はすごく便利になっていますよね。

ぼくは、wiseというサービスを利用して、海外送金をしています。

ぼくが調べた限りでは、wiseが一番割安でした。
よくまとめられているサイトがたくさんあるので、詳しい説明は省きますが、海外で長く暮らすならアプリをダウンロードしておいて損は無いです。

特に、ぼくは、事務所から、日本の銀行口座に円で振り込まれる形で滞在費をもらっているため、wiseによる送金は、半ばライフラインです。

また、wiseのデビットカードも注文しました。海外送金を行うためにカードが必須か否か覚えていないものの、イギリスに到着してすぐにポンド建てで使えるカードなので、持っておいた方が便利です。

余談ですが、イギリスはキャッシュレス社会で、現金はほぼ使いません。また、タッチ決済が定着していて、「Can I pay by card?」と訊けば(場合によっては訊かなくても)、タッチの端末を出してくれます。

インターネットバンキングサービスを海外対応のプランに変える

もし、ぼくのように、日本の銀行口座のインターネットバンキング(IB)を頻繁に利用する予定がある方は、不測の事態でこれが使用不能になることがないよう、プランを変えておいた方がいいかもしれません。

ぼくは、三菱UFJのIBを使っていたので、これを海外からでも使用できるプランに変えてもらいました。残念ながら有料で、月300円ぐらい払っています。

なぜわざわざ有料のものに切り替えたかというと、ぼくの知る限り、IBサービスは国内の利用者を想定しており、もし何かのトラブルでIBが使用できなくなった場合に、問い合わせをすることができずに詰むんじゃないかと心配になったためです。

もっとも、プランを変えなくても不便はないと断言している駐在員さんのブログも見つけました。結局は、リスクとコストの兼ね合いの問題なので、みなさま各自の考えで対応されてください。

弁護士会は休会できない!

もう一度言います。
残念ながら、弁護士会は休会できません(笑)

退会するか、引き続き会費を払い続けるかの二択です。ぼくは一弁ですが、ほかの弁護士会も同様だと思います。

ぼくは、渡英してからのネットワーキングなどで、「元々弁護士資格を持っていたんですけど今は一旦退会していて、、」とごちゃごちゃ説明するより、シンプルに「弁護士です」と言えた方がスムーズだろうと思い、弁護士登録を維持しています。名刺にも堂々と書けますしね。


今回は、渡英に伴って必要となる雑多な準備をまとめました。
もし思い出したことがあれば、随時追加していきます。

なお、ぼくは渡英が迫ってきてようやくバタバタと準備を始めた感じなので、このスケジュールで紹介していますが、事項によってはもっと早く準備することも可能です(wiseのインストールなど)。

次回は、ビザの申請と発給、そして渡英について、書きたいと思います。
ぼくの性格なのか、準備の記録を延々と細かく書いている気がしますが、次回で最後になると思います。

またよければ、次も見てください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?