【イギリス生活】ヨークの人気アフタヌーンティー(Bettys)に行った話
こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。
2022年の夏からイギリスに留学中の弁護士です。
昨年12月にロンドンの大学院(LL.M.)を修了し、今は現地の法律事務所に出向しています。
イギリス中部の街ヨークは、観光都市として人気な街ですが、ヨークの老舗ティールームであるBettysは、特に有名です。
ちょうどこの前の週末、家族でヨークに旅行してきましたので、Bettysのアフタヌーンティーのレポをしたいと思います。また、最後に少しだけですが、他に訪れた観光スポットにも触れています。
イギリスでどの街が良かった?
ぼくはよく訊かれますし、逆にぼくも、長くロンドンに住んでいる日本人の方に対してよく訊いてしまいます。
ヨークと答える人は割と多い
あくまでもぼくの体感ですが、20%ぐらいの人がヨークと答えます。
何が良かったのかを聞いてみると、特定の何かっていうよりは、雰囲気が良かったといった感じの答えが多いです。
ぼくは、あれが見たい、これが食べたい、というような直接的な目的をもって旅行先を選ぶことが多いので、「ヨークはどうやら素敵な街らしい」ということは知っていたものの、訪れられずにいました。
そうは言っても、もうイギリスにやってきて1年半以上、こちらでの生活もとうに折り返し地点を過ぎています。グーグルマップでイギリスの地図を見ながら、まだ行けていないところを探していると、ふとヨークのことを思い出します。
ヨークに行ってみよう!
というわけで、行ってみることにしました。他の中部の街(リーズ、マンチェスター、リバプール)にも併せて行くことを考えましたが、週末の一泊二日の旅行ということで、他の街はあきらめました。
あいにく自家用車を持っていないぼくは、電車でヨークに向かいます。キングスクロス駅から電車で約2時間、土曜日の朝ということもあり、車内は満員でした。
ヨーク駅に到着
着いたのはお昼前、ロンドンを出るときは珍しく晴れていたのですが、ヨーク駅に降り立つと、いつもの曇り空でした。
ここまでずっと文章が続くという旅レポににあるまじき内容なので、ここでヨーク駅の写真を。
といっても、これは日曜日の夕方にロンドンへ帰るときに撮った写真です。
普段あまり写真を撮らないせいで、肝心への載せたい場面があまり残っていません。noteに投稿するつもりで写真を撮っておくべきでした。次回への反省ですね。
有名なティールームがあるらしい
一泊二日の国内旅行ということで、細かい計画を立てておらず、行きすがらの電車でどこに行こうか色々と調べていたのですが、Bettysという有名なティールームがあることを知ります。
このBettys、ロンドンにはティールームを構えておらず、他の店舗もヨーク付近の街にかたまっています。そうなると行きたくなりますよね。
余談ですが、Bettysを運営する会社は、Yorkshire Teaブランドのティーバックの製造販売も行っています。
イギリスのスーパーでよく見かけます。実は、ヨークは日本と同じく軟水の土地であり、このYorkshire Teaは、軟水で美味しく紅茶が入れられるということでこちらの日本人にも人気です。
早速、お店に行くも、、
グーグルマップで調べてみると、Bettysは街の中心地にあり、ヨーク駅から歩いて15分ほどのところにありました。
ちょうどお昼どきだったので、ホテルのチェックインを済ませて早速向かいます。
到着すると、そこには長蛇の列が、、。
ぼくは、行きの電車で旅行プランを考えていたぐらいなので、当然予約もしていませんでした。
並ぼうかと思ったものの、次の日は更に天気が悪くなり出歩くのが難しくなりそうだったので、その日は他のスポットの観光や街歩きを優先することにしました。Bettysは、次の日の朝イチに乗り込むことにしました。
結局早起きできず
ヨークのBettysは、年中無休で、日曜日は朝9時から開いています。さすがに朝イチで並べば入れるだろうと思い、早起きしてやろうと前日に布団に入りましたが、やはり無理でした。
そうして、結局、お店に着いたのは午前10時過ぎ。開店から1時間しか経っていないのに、すでに行列ができています。
今日を逃すと、もしかしたら一生このアフタヌーンティーにありつけないかもしれないと思い、仕方なく家族で並びます。
しかし、モーニングということで長居するお客さんが少ないのか、案外、列はスルスルと流れていきます。
20分ぐらい待ったところで、名前が呼ばれます。
いよいよ店内へ
店内はかなり広く、地上2階、地下1階で、2階は予約専用、1階と地下1階が当日入店のフロアです。ぼくたちは地下に通されました。
小さい子供の入店OK、ドレスコードも多分無し
ティールームはガチなところだとベビーカー連れで入ると白い目で見られると聞きます。有名ホテルに併設されているところは、そういったうわさを耳にしたことがあります。
また、ドレスコードが指定されている場合もあります。ジーパン、ジャージ不可などですね。
これらの点、Bettysは、小さい子供連れでも全く問題ありません。むしろキッズメニューがあり、ハイチェアーも準備してもらえました。また、ドレスコードについても、きちんと確認してはいないのですが、常識的な旅行者の格好であれば、問題ないものと思われます。
アフタヌーンティーを注文
色々とメニューはあったのですが、ぼくも妻もアフタヌーンティー(£29.95)を注文しました。あと、子供のためにチップスも頼みました。
Bettysのアフタヌーンティーについて注意する点があるとすれば、サンドイッチ・スイーツのおかわりは無し、新しい紅茶のおかわりもできないことでしょうか。ただ、ぼくたちはお腹いっぱいで、そもそも、おかわりできるかどうかをウエイターさんにきちんと確認したわけではありませんので、もしおかわりできたよと人がいれば教えてください!
アフタヌーンティーの登場
こちらが運ばれてきた紅茶とケーキセットです。
一人につき一つのポットで紅茶が運ばれてきます。
ぼくは何とかダージリン、妻はロイヤル何とかブレンドを注文しました。
奥のポットは熱いお湯です。飲み切ったあとにつぎ足すことで、(薄いですが)もうワンターン紅茶を楽しめます。
こちらはケーキセットです。
多くのお店のアフタヌーンティーと同様、一段目にサンドイッチ、二段目にスコーン、三段目にケーキが乗っています。
紅茶の味は正直どれだけ美味しいのかよく分からない、、
決して不味いという意味ではないです!!
いつもテスコで買っている80パック1ポンドの紅茶に比べれば、間違いなく美味しくて、香りにも色々な要素が混じっているのを感じます。
ただ、ぼくの味覚の経験値が足りてなさすぎて、どれだけ美味しいのか上手く表せません。
きっと、ぼくの他にもBettysの感想を書いている経験値MAXの方がいらっしゃると思うので、そちらをご参考にされてください。
レーズンスコーンとクロテッドクリームのコンビは凄まじい
二段目を見て頂くと、スコーンの隣に白いクリームとイチゴのジャムがあるのが分かります。この白いクリームはクロテッドクリームというものです。バターと生クリームを混ぜたみたいな味です。
Bettysのアフタヌーンティーのスコーンにはレーズンが入っており、これにクロテッドクリームやジャムを付けて食べるのですが、これはめっちゃ美味しかったです!高級なバターサンドみたいな味です。
イギリスで食べたお菓子の中で個人的には一番です。
ただ、レーズンスコーン×クロテッドクリームを食べたのはこれが初めてだったので、Bettysのものが美味しいのか、それとも、この料理が美味しいのかは分かりません。ただ、美味しかったです!
お店の雰囲気は?
荘厳な感じはありません。適度にがやがやして、親しみやすい雰囲気です。例えるなら、ロイヤルホストですね。
あと、ぼくが通された地下のフロアは、上からの照明が近いため、顔に影が出来てしまってフォトジェニックな写真が撮れないかもしれません。近くにいた若い女性の二人組が何度も撮り直しをしていました。
もし、アフタヌーンティーを楽しんでいる場面を綺麗な画で残しておきたいなら、地上階が空くまで待っていた方が良いかもしれません。
その他のヨークの観光地
「その他」でまとめてしまうのには惜しいのですが、ぼくがヨークの旅行で訪れた他のスポットを簡単に紹介させて頂きます。
ヨーク大聖堂(York Minster)
街の中心にそびえたつ巨大なゴシック様式(多分)の教会で、ヨークのシンボルです。
シャンブルズ通り
ハリーポッターの何かで、何かのモデルになった通りのようです。イギリスの観光地でよく聞くフレーズですね。
ぼくは、読んだことが無いのでよく分からないのですが、魔法使いの格好をした人が何かやってました。
鉄道博物館
イギリスの鉄道史を支える様々な車両が展示されています。国立の博物館なので、入場料はタダです。雨が降っていた日曜日に訪れたのですが、やろうと思えば半日過ごせる場所だと思います。
あと、なぜか古い型の新幹線も展示されていて、中に入れるようになっています。
シティウォール
ヨークは、ローマ時代にはローマ人の要塞都市であり、市街を取り囲むように建てられた城壁が今も残っています。
駅からすぐの場所にもあるので、アクセスも容易です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
結論として、ヨークはおススメです!
Bettysのアフタヌーンティーは、とても満足できました。
また、みんなが口をそろえて言う「雰囲気が素敵」は本当にその通りですし、なにより観光スポットがコンパクトにまとまっているため、歩き疲れしません。
イギリスにお住いの皆さま、これからいらっしゃる予定の皆さまは、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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