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コンサルやめるってよその⑤〜転職要件定義編〜

転職戦略について

 転職活動に限らずどんなことでも戦略が一番大事で、これをおろそかにしては何事も達成できない。某野球選手も「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」と言っていた。正しい方向をまずは認識すること、そしてそれに対して適切なアプローチを取ることが大切だとその道で成し遂げてきた人間は言っていると私は理解している。
 私のExitコンサルに向けた転職活動も、エージェントから自分とマッチする条件の求人を提案してもらえるように要件をしっかりと練ることにした。

転職活動における要件定義

①会社形態:事業会社
 繰り返しになるが私はExitコンサルして事業会社に戻ることを考えていた。
建前としては、コンサルの働き方では幅広い一方で断片的にナレッジが蓄積されることを嫌っており、本音ベースではプロフェッショナルという定額働き放題契約裁量労働はもう御免である。36協定しか勝たんということ。
 またITを使って事業を作り上げることに取り組みたい想いがある。導入ばかりのコンサルはやはり肝心なところで部外者、、、というのが心残りだった。

②業界:製造業中心、一部例外あり
 自身のバックボーンである工学、製造業を活かすため、製造業全般や化学メーカを中心と据えることにした。ただITコンサルの経験を活かせる場合は小売なども対象とした。このように考えた背景として、次に記載するポジションにも関係するがDXをやるうえでビジネスの構造を理解することが重要なため、明るい分野で働くことは間違いなくプラスに働く。コンサル時代に会計など専門外のプロジェクトではなかなかパフォーマンスが発揮できず苦労した経験もこのように考えるきっかけとなった。企業側も専門外の人を採用するより理解ってるひとを採用したいはず。

③ポジション:DX企画部、情報システム部のメンバー
 コンサル時代に常々思っていたことは導入だけではもったいないということ。やはり仕組みは使ってなんぼ、改善してなんぼ、事業に繋げてなんぼである。事業を作っていくことはコンサル時代に経験できなかったので挑戦してみたいと思ったためこのポジションとした。
 また、職階としてはメンバークラスで入りたい。コンサル時代はマネージング経験がないためいきなりマネージャークラスで入社するとパフォーマンス不足が懸念されたこと、他所から来た若造が上司になるのは衝突も予想される。

④待遇面:月収ベースで現職と同等
 年収ベースよりも月収ベースで現状維持を目標とする。月収が何より生活水準に影響があるからそう考えた。病むほど働いた結果、カネよりも自由な時間を求めていることもこの転職活動における1つの達成したいことであったため今より高待遇というのは求めなかった。もちろん今よりもらえるならもらうに決まっているが。

⑤働く場所:ハイブリッドワーク可な都内の企業
 現職で、通勤で時間と体力を消費しないリモートワークの恩恵を存分に感じているのでリモートができない組織では働けない。リモートができない会社は面接もオンサイトでするに違いないので多忙な業務の合間に転職活動をする身としては必須だった。そう思う一方で、Face2Face(コンサルギャグ)でやり取りしたほうが早い場合もあるので一定数オンサイトで仕事ができるように現在住んでいる都内であることは必須条件とした。乗り換えが少なく通勤時間も短いとなお良い。(結果的に乗り換え不要で現職より近い場所になった)

コンサルやめるってよ⑥の予告

転職活動における要件定義ができたため、エージェントにその旨を伝えた。
エージェントからいくつかの提案を受けた上で興味が湧いた求人に実際に応募し、書類選考が通過した企業については面接の運びとなった。面接前の準備としてどのようなことをしていたかを書き記していこうと思う。

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